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デビュタントの夜。 リヴ目線
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「……私と結婚して下さい!」
???????
ーーは?
意味がわからない。
どうしましょう。
この方頭どうかしたんでしょうか?
やたらギクシャク近づいてくると思っていたら突然プロポーズされたのです!
「嫌です!絶対にイヤっ!」
リヴはぶんぶん頭を振って傍らで唖然としている父親の後ろに隠れた。
(相手を間違えてますっ!なんで私なのっ!!)
貴方がそれを言う相手は英雄さんでしょ!
リヴはそう内心で地団駄を踏んだが、それも間違っている。
ハリムからすればいったい何故愛してもいない脳筋上司兼友人にプロポーズしなければならないのか。
リヴは社交界デビューなんかしたくなかった。
表面だけは穏やかで裏ではドロドロの令嬢や令息たちとオホホウフフなんて上っ面で笑いあってまして知らない男性と手を取り合ってダンス。
ゾワワっと背筋におぞけが走る。
(私は遠くから想像して楽しみたいの!自分が中に入りたいわけではないの!)
まあ、目の保養にはなるけど……。
着飾った紳士淑女、きらびやかなシャンデリアの明かり手と手を取り合い身体を密着させて踊る美男美女。
さすがにいい加減社交界デビューさせるようにと祖父が贈ってくれたドレスのおかけでリヴはデビュタントを果たした。
母の分まではドレスの用意は出来なくて留守番(今頃は働きに出ている食堂の下ごしらえでもしている最中だろう)エスコートする父親だけ貸衣装屋で一番安いタキシードを借りて。
どうせ安物ドレスの貧乏男爵令嬢に声をかけてくる相手もいまいと父親の知り合いに軽く挨拶したら壁の花になって思う存分妄想しまくり、そのあとはベランダに出てイチャイチャしている恋人たちを陰から観察しようと思っていたのに。
(そうよ、きっと……)
「誰を見ていたの?」
「誰も見てなんておりませんでしたわ?誤解です」
「嘘ばっかり。私とダンスしているのに別の男に目をやるなんて悪いコだ……」
「そんな、私はそのような……あっ、あぁ……、何をなさるの?」
「悪いコにはお仕置きをしなくてはいけないだろう?」
「そんな、あっ……んん……っ」
(なんてことが……いやんっ(///ω///)♪)
突然の愛娘へのプロポーズに唖然としていたローニャ男爵は自身の背後に隠れた娘とプロポーズした青年を交互に見て、はっ、と娘の顔に浮かんだヘニャッとした笑みに気づいてしまった。
何故この娘はこの状況で妄想に浸ってるんだ!
可愛い可愛い愛娘である。
何も言わずともわかってしまうことはある。
娘がこの顔をしている時は何やら妄想している時である。
我が娘ながらちょっと頭がオカシイ。
だが、可愛い娘である。
可愛いが今は違うだろう。
ローニャ男爵はこっそり娘の腹を肘でツンツンした。
戻っておいで。
頼むから今は戻ってきてくれ!と。
リヴは目をぱちぱちさせて父親の顔を見上げた。
その顔には「いけない。ついやってしまったわ(´▽`;)ゞ」そう書いてある。
ゴホンッ。
リヴは目でわざとらしく咳払いする父親に「ごめんちゃ(^ー゜)ノ」と謝って改めて突然のプロポーズ男、ハリムの顔を見上げた。
なかなかのイケメンだ。
が今はリヴがプロポーズをおもいっきり断ったからか( ̄□||||!!みたいな顔になっている。
あまりに絶望感が顔に出ていてちょっと笑える。
笑えるが笑ったりはしない。
リヴは空気が読めるコなのだ。
「あー、で……貴方は確か……」
「ハリム・ウェントソンです。騎士団に所属しています。お義父さん」
誰がお義父さんだ。
ローニャ親子はツッコミをお互いに腹をこっそりツネリあって我慢した。
『どうなってんの?ってか知り合いだったの?』
『知りません。わかりません!私に聞くな!』
親子は目で語り合いながらさてこの場をどう切り抜けようかと頭を働かせた。
???????
ーーは?
意味がわからない。
どうしましょう。
この方頭どうかしたんでしょうか?
やたらギクシャク近づいてくると思っていたら突然プロポーズされたのです!
「嫌です!絶対にイヤっ!」
リヴはぶんぶん頭を振って傍らで唖然としている父親の後ろに隠れた。
(相手を間違えてますっ!なんで私なのっ!!)
貴方がそれを言う相手は英雄さんでしょ!
リヴはそう内心で地団駄を踏んだが、それも間違っている。
ハリムからすればいったい何故愛してもいない脳筋上司兼友人にプロポーズしなければならないのか。
リヴは社交界デビューなんかしたくなかった。
表面だけは穏やかで裏ではドロドロの令嬢や令息たちとオホホウフフなんて上っ面で笑いあってまして知らない男性と手を取り合ってダンス。
ゾワワっと背筋におぞけが走る。
(私は遠くから想像して楽しみたいの!自分が中に入りたいわけではないの!)
まあ、目の保養にはなるけど……。
着飾った紳士淑女、きらびやかなシャンデリアの明かり手と手を取り合い身体を密着させて踊る美男美女。
さすがにいい加減社交界デビューさせるようにと祖父が贈ってくれたドレスのおかけでリヴはデビュタントを果たした。
母の分まではドレスの用意は出来なくて留守番(今頃は働きに出ている食堂の下ごしらえでもしている最中だろう)エスコートする父親だけ貸衣装屋で一番安いタキシードを借りて。
どうせ安物ドレスの貧乏男爵令嬢に声をかけてくる相手もいまいと父親の知り合いに軽く挨拶したら壁の花になって思う存分妄想しまくり、そのあとはベランダに出てイチャイチャしている恋人たちを陰から観察しようと思っていたのに。
(そうよ、きっと……)
「誰を見ていたの?」
「誰も見てなんておりませんでしたわ?誤解です」
「嘘ばっかり。私とダンスしているのに別の男に目をやるなんて悪いコだ……」
「そんな、私はそのような……あっ、あぁ……、何をなさるの?」
「悪いコにはお仕置きをしなくてはいけないだろう?」
「そんな、あっ……んん……っ」
(なんてことが……いやんっ(///ω///)♪)
突然の愛娘へのプロポーズに唖然としていたローニャ男爵は自身の背後に隠れた娘とプロポーズした青年を交互に見て、はっ、と娘の顔に浮かんだヘニャッとした笑みに気づいてしまった。
何故この娘はこの状況で妄想に浸ってるんだ!
可愛い可愛い愛娘である。
何も言わずともわかってしまうことはある。
娘がこの顔をしている時は何やら妄想している時である。
我が娘ながらちょっと頭がオカシイ。
だが、可愛い娘である。
可愛いが今は違うだろう。
ローニャ男爵はこっそり娘の腹を肘でツンツンした。
戻っておいで。
頼むから今は戻ってきてくれ!と。
リヴは目をぱちぱちさせて父親の顔を見上げた。
その顔には「いけない。ついやってしまったわ(´▽`;)ゞ」そう書いてある。
ゴホンッ。
リヴは目でわざとらしく咳払いする父親に「ごめんちゃ(^ー゜)ノ」と謝って改めて突然のプロポーズ男、ハリムの顔を見上げた。
なかなかのイケメンだ。
が今はリヴがプロポーズをおもいっきり断ったからか( ̄□||||!!みたいな顔になっている。
あまりに絶望感が顔に出ていてちょっと笑える。
笑えるが笑ったりはしない。
リヴは空気が読めるコなのだ。
「あー、で……貴方は確か……」
「ハリム・ウェントソンです。騎士団に所属しています。お義父さん」
誰がお義父さんだ。
ローニャ親子はツッコミをお互いに腹をこっそりツネリあって我慢した。
『どうなってんの?ってか知り合いだったの?』
『知りません。わかりません!私に聞くな!』
親子は目で語り合いながらさてこの場をどう切り抜けようかと頭を働かせた。
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