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第一章 襲われがちなアラサー女子
第4話 正体が明かされるっ!
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◇◇◇◇
"舐犬彼氏"、言わずとしれた女性向けの青春ラブコメ漫画である。
高校生の王子様系の青年と少女が、少しエッチな出会い方をしてお互いに惹かれていくというストーリー。
特に好きなところは、主人公に共感できるところだろうか。
ネガティブで引っ込み思案だったり、バレエをしていたところとかが私に似ているところがあって、妙に親近感が湧くのだ。
最近になってアフターストーリーというか、付き合ってからの物語がまた連載されるようになり、描写が少し、いやかなーり叡智な方面でパワーアップして帰ってきた。
私はリアルタイムで更新を追っている他、当然のようにグッズは各種そろえているし、等身大パネルまで購入してしまっている。
”ペロ”君こと、蛇石浪漫くんの等身大パネルには、私が家を出る時に「行ってきます」、帰ってきたときは「ただいま」を言ったりするくらいだ。
さてここで問題だが、堂島くんがなぜか舐犬彼氏を知っていることだ。
これは非常に由々しき事態である。
「な、舐犬彼氏? し、知らないなぁ」
私はすっとぼけて見せる。
内容が内容なだけに安易に認めるわけにはいかない。
これは高尚な趣味であるがゆえに、万人に受け入れられているわけではないので、バレてしまえば距離を空けられてしまうかもしれないのだ。
「だが、さっきのは”ペロ”君こと、蛇石浪漫の等身大パネルだろう。それも三年時の文化祭でレトロ喫茶で執事の格好をした時のものだ」
「……っ!」
知っている……!
それもかなり詳細に。
舐犬彼氏を読んでいるのは圧倒的女性層。
それも相当訓練された淑女だけが立ち入る事ができる魔の領域。
ちなみに『舐犬彼氏』というのはR18バージョンに対して読者達が勝手につけた隠語であり、全年齢版にはちゃんと「蛇石くんは犬王子」というタイトルがある。
それ故に堂島くんから「舐犬彼氏」の名前が出る事自体、筋金入りのファンでしかありえない。
「あ、ありえないわ……だってあの作品はッ……!」
「……上村さん?」
R18の少女漫画というのは男子禁制の禁断の花園。
私にだってそれなりの覚悟を持って読んできている。
「ん"ん"! 分かったわ。ならテストをしましょう」
「テスト?」
「そう、堂島くんが本当に"舐犬彼氏"を知っているかどうか確かめるの」
「それは別に構わないが、なんのために?」
当然の疑問である。
「パネルの人物を見破ったのはお見事よ。でも私にもファンとしての意地があるの。だからあなたにも相応の覚悟を見せてもらいたいの」
「よくわからないが、上村さんが望むのならかまわない」
そう、このままでは私がエロ漫画愛好家ということを知られただけである。
毒を喰らわば皿まで。
堂島くんにも同じだけのリスクを背負ってもらわなければ気がすまない。
「では第一問目。蛇石くんが、その……さ、最初に主人公を舐めたのはいつ? そしてそれは何処の部位?」
「一年生の球技大会の時、右足の親指だ」
堂島くんは間髪入れずに答える。
……まぁ最初はジャブのようなもの。
徐々にニッチな問題を投げていくことにしよう。
「正解。次、蛇石くんのクラスメイト、穂刈メルトが主人公に暴行を働こうとして、蛇石くんが止めるシーン。蛇石くんはなんて言ったでしょう?」
「……『俺の女に何してんの?』」
「正解。次……」
堂島くんは少し表情を歪めながら答える。
まるでなにか嫌なことを思い出しているかのようで、少し気になった。
その後も堂島くんは順調に答えてゆく。
堂島くんは、コアなファンしか知らないような、裏設定に近いようなものまで知っていた。
「……あっぱれよ堂島くん。認めてあげるわ、あなたは確かに『舐犬彼氏』の真のファンね」
私はRPGのラスダンで待ち受ける魔王のように、堂島くんを称賛した。
もはや厄介ファンであることは誰の目にも明らかである。
「……まぁ、そのファンといえばファンなのか……」
「でも、それだけじゃ足りないわ。本当の真のファンならば最新話だって当然読んでいるはず。最後の問題は最新話から出題するわ」
「……あー、それなんだが」
「堂島くん、もしかしてネタバレを気にしているのかしら? 嫌ならもちろん降りてもらっても一向に構わないわよ。私だってネタバレするほど鬼じゃないから。……でもそうね、最新話まで読んでないなら、舐犬彼氏への愛はその程度のものと判断せざるを得ないかしら」
気分は悪役令嬢である。
私が徴発的な笑みを向けると、堂島くんの表情が変わった。
「いいだろう、どんな問題でも答えてみせよう」
それは明らかに強者の振る舞いだった。
なんとなく『相手が駆け出しのルーキーかと思ったら、実はスーパースターだった時の噛ませ犬ベテランボクサー』のような気分になる。
……それでも負けられない戦いがここにはある。
舐犬彼氏ファンとしては、男子には負けられない。
「い、いいでしょう。では最新話から問題……。学校では爽やかな王子様キャラで通っている蛇石くんですが、彼が主人公の、その……い、陰部を丁寧に舐め取るシーンがあります。その時主人公に『わんちゃんみたい』と茶化され、憤慨した蛇石くんは珍しく読者もびっくりするようなオラついた返しをします。さて、蛇石くんはなんと返したでしょうか?」
渾身の問題。
これを答えられるとしたら、堂島くんは本物の舐犬彼氏のファン、これからMr舐犬彼氏と名乗ることも許せる。
ちなみにこの答えは男子なら言葉にするのを躊躇するであろう、かなり性格の悪い問題である。
私も大人げないと思ったが、堂島くんの覚悟を知るにはこれしか方法がないのだ。
(さぁ堂島くん、答えられるものなら答えて見せてよ……!)
私はそう言って邪悪な笑みを浮かべた。
しかし私の幻想は易易と打ち砕かれることになる。
「『ああ? 美月のマ◯コが汚ぇから舐めてきれいにしてやってんだろうが。その減らず口が叩けなくなるくらいによがらせてやろうか?』だな」
「……ッ!」
……私は死んだ。
驚くべきことに、堂島くんの口から出た言葉は、原作のセリフと一言一句同じである。
普通はためらうようなセリフも、堂島くんはその低音ボイスで一切のためらいなく言い切った。
何処か真に迫っていて、正直なところ少し濡れてしまった。
(完敗……ね)
「……疑ってごめんなさい。堂島くん、あなたこそ舐犬彼氏の真のファンよ」
私は堂島くんを称賛した。
立ち上がって、ブラボーと叫びたいほどに。
ただ、堂島くんはなぜか歪な苦笑いを顔に浮かべていた。
「すまない、少し言い出すタイミングを見失ってしまったんだが……」
「あ、ごめんなさい。私舐犬彼氏の話になると、つい夢中になってしまって。私ばかりが質問してフェアじゃないわよね。もちろん堂島くんから、聞いてくれてもいいわ」
私は完全に同士を見るような目で堂島くんを見てしまっていた。
普通は18禁漫画の話でここまで理解し合えることなんてないから、少し興奮気味だったことは否めない。
ただ、堂島くんの表情を見ると、かなり緊張した様子である。
「いや、そうじゃなくて『蛇石くんは犬王子』の作者の"花山れい"っているだろう?」
できれば"先生"を付けてほしい、なんて分不相応にも思ってしまったが、堂島くんの次の言葉でそんな私の浅はかな考えは木っ端微塵に吹き飛ぶことになる。
「あれ……実は俺なんだ」
私の頭は完全に真っ白になった。
これまで積み上げてきた舐犬彼氏ファンとしてのプライド。
それは、砂上の楼閣のように崩れ落ちたのだ。
"舐犬彼氏"、言わずとしれた女性向けの青春ラブコメ漫画である。
高校生の王子様系の青年と少女が、少しエッチな出会い方をしてお互いに惹かれていくというストーリー。
特に好きなところは、主人公に共感できるところだろうか。
ネガティブで引っ込み思案だったり、バレエをしていたところとかが私に似ているところがあって、妙に親近感が湧くのだ。
最近になってアフターストーリーというか、付き合ってからの物語がまた連載されるようになり、描写が少し、いやかなーり叡智な方面でパワーアップして帰ってきた。
私はリアルタイムで更新を追っている他、当然のようにグッズは各種そろえているし、等身大パネルまで購入してしまっている。
”ペロ”君こと、蛇石浪漫くんの等身大パネルには、私が家を出る時に「行ってきます」、帰ってきたときは「ただいま」を言ったりするくらいだ。
さてここで問題だが、堂島くんがなぜか舐犬彼氏を知っていることだ。
これは非常に由々しき事態である。
「な、舐犬彼氏? し、知らないなぁ」
私はすっとぼけて見せる。
内容が内容なだけに安易に認めるわけにはいかない。
これは高尚な趣味であるがゆえに、万人に受け入れられているわけではないので、バレてしまえば距離を空けられてしまうかもしれないのだ。
「だが、さっきのは”ペロ”君こと、蛇石浪漫の等身大パネルだろう。それも三年時の文化祭でレトロ喫茶で執事の格好をした時のものだ」
「……っ!」
知っている……!
それもかなり詳細に。
舐犬彼氏を読んでいるのは圧倒的女性層。
それも相当訓練された淑女だけが立ち入る事ができる魔の領域。
ちなみに『舐犬彼氏』というのはR18バージョンに対して読者達が勝手につけた隠語であり、全年齢版にはちゃんと「蛇石くんは犬王子」というタイトルがある。
それ故に堂島くんから「舐犬彼氏」の名前が出る事自体、筋金入りのファンでしかありえない。
「あ、ありえないわ……だってあの作品はッ……!」
「……上村さん?」
R18の少女漫画というのは男子禁制の禁断の花園。
私にだってそれなりの覚悟を持って読んできている。
「ん"ん"! 分かったわ。ならテストをしましょう」
「テスト?」
「そう、堂島くんが本当に"舐犬彼氏"を知っているかどうか確かめるの」
「それは別に構わないが、なんのために?」
当然の疑問である。
「パネルの人物を見破ったのはお見事よ。でも私にもファンとしての意地があるの。だからあなたにも相応の覚悟を見せてもらいたいの」
「よくわからないが、上村さんが望むのならかまわない」
そう、このままでは私がエロ漫画愛好家ということを知られただけである。
毒を喰らわば皿まで。
堂島くんにも同じだけのリスクを背負ってもらわなければ気がすまない。
「では第一問目。蛇石くんが、その……さ、最初に主人公を舐めたのはいつ? そしてそれは何処の部位?」
「一年生の球技大会の時、右足の親指だ」
堂島くんは間髪入れずに答える。
……まぁ最初はジャブのようなもの。
徐々にニッチな問題を投げていくことにしよう。
「正解。次、蛇石くんのクラスメイト、穂刈メルトが主人公に暴行を働こうとして、蛇石くんが止めるシーン。蛇石くんはなんて言ったでしょう?」
「……『俺の女に何してんの?』」
「正解。次……」
堂島くんは少し表情を歪めながら答える。
まるでなにか嫌なことを思い出しているかのようで、少し気になった。
その後も堂島くんは順調に答えてゆく。
堂島くんは、コアなファンしか知らないような、裏設定に近いようなものまで知っていた。
「……あっぱれよ堂島くん。認めてあげるわ、あなたは確かに『舐犬彼氏』の真のファンね」
私はRPGのラスダンで待ち受ける魔王のように、堂島くんを称賛した。
もはや厄介ファンであることは誰の目にも明らかである。
「……まぁ、そのファンといえばファンなのか……」
「でも、それだけじゃ足りないわ。本当の真のファンならば最新話だって当然読んでいるはず。最後の問題は最新話から出題するわ」
「……あー、それなんだが」
「堂島くん、もしかしてネタバレを気にしているのかしら? 嫌ならもちろん降りてもらっても一向に構わないわよ。私だってネタバレするほど鬼じゃないから。……でもそうね、最新話まで読んでないなら、舐犬彼氏への愛はその程度のものと判断せざるを得ないかしら」
気分は悪役令嬢である。
私が徴発的な笑みを向けると、堂島くんの表情が変わった。
「いいだろう、どんな問題でも答えてみせよう」
それは明らかに強者の振る舞いだった。
なんとなく『相手が駆け出しのルーキーかと思ったら、実はスーパースターだった時の噛ませ犬ベテランボクサー』のような気分になる。
……それでも負けられない戦いがここにはある。
舐犬彼氏ファンとしては、男子には負けられない。
「い、いいでしょう。では最新話から問題……。学校では爽やかな王子様キャラで通っている蛇石くんですが、彼が主人公の、その……い、陰部を丁寧に舐め取るシーンがあります。その時主人公に『わんちゃんみたい』と茶化され、憤慨した蛇石くんは珍しく読者もびっくりするようなオラついた返しをします。さて、蛇石くんはなんと返したでしょうか?」
渾身の問題。
これを答えられるとしたら、堂島くんは本物の舐犬彼氏のファン、これからMr舐犬彼氏と名乗ることも許せる。
ちなみにこの答えは男子なら言葉にするのを躊躇するであろう、かなり性格の悪い問題である。
私も大人げないと思ったが、堂島くんの覚悟を知るにはこれしか方法がないのだ。
(さぁ堂島くん、答えられるものなら答えて見せてよ……!)
私はそう言って邪悪な笑みを浮かべた。
しかし私の幻想は易易と打ち砕かれることになる。
「『ああ? 美月のマ◯コが汚ぇから舐めてきれいにしてやってんだろうが。その減らず口が叩けなくなるくらいによがらせてやろうか?』だな」
「……ッ!」
……私は死んだ。
驚くべきことに、堂島くんの口から出た言葉は、原作のセリフと一言一句同じである。
普通はためらうようなセリフも、堂島くんはその低音ボイスで一切のためらいなく言い切った。
何処か真に迫っていて、正直なところ少し濡れてしまった。
(完敗……ね)
「……疑ってごめんなさい。堂島くん、あなたこそ舐犬彼氏の真のファンよ」
私は堂島くんを称賛した。
立ち上がって、ブラボーと叫びたいほどに。
ただ、堂島くんはなぜか歪な苦笑いを顔に浮かべていた。
「すまない、少し言い出すタイミングを見失ってしまったんだが……」
「あ、ごめんなさい。私舐犬彼氏の話になると、つい夢中になってしまって。私ばかりが質問してフェアじゃないわよね。もちろん堂島くんから、聞いてくれてもいいわ」
私は完全に同士を見るような目で堂島くんを見てしまっていた。
普通は18禁漫画の話でここまで理解し合えることなんてないから、少し興奮気味だったことは否めない。
ただ、堂島くんの表情を見ると、かなり緊張した様子である。
「いや、そうじゃなくて『蛇石くんは犬王子』の作者の"花山れい"っているだろう?」
できれば"先生"を付けてほしい、なんて分不相応にも思ってしまったが、堂島くんの次の言葉でそんな私の浅はかな考えは木っ端微塵に吹き飛ぶことになる。
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