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第一章 襲われがちなアラサー女子
第15話 大男にフラれるっ!
しおりを挟む「いやぁぁぁぁぁ!」
私は気がつけば叫び声を上げていた。
「上村さん、話にはまだ続きが……」
「わぁぁぁ! 聞きたくない……聞きたくないったら聞きたくない……!」
「す、すまない。少し無神経だったか」
堂島くんはこの期に及んで続きを話したそうにしているが、とんでもない!
この男は十一年前、窓の外に隠れ、私の着替えを覗き、更には……嗜む姿まで目撃していたのだ。
そんな話を聞かされ、なぜその続きを聞きたいと思うのか。
(私をこれだけ辱めておいて……少し無神経?)
少しどころではない、大無神経である。
女の秘め事を目撃した旨を、何を淡々と語っているのか。
貶めるでもなく、茶化すでもなく、分かりづらいテンションで言うものだから、こっちのリアクションが遅れてしまった。
「うぅ……! 最低、変質者……変態……性犯罪者! もうお嫁に行けないよ……」
私はヘニャヘニャとテーブルの上に突っ伏し、おろおろと涙を流す。
しかし堂島くんは、
「待ってくれ、上村さん」
「?」
一体何を言い出すつもりだろう。
堂島くんの自身に満ちた表情が怖い。
「……嫁の貰い手がいないというのなら、俺が迎え入れるから安心してくれ」
これには堪忍袋の緒が切れた。
「冗談は顔だけにしてよ!」
こんな変態大男など断固ごめんである。
込み上げてくるのは怒りと悲しみ。
抑えていた涙が溢れ出してしまう。
「……す、すまん」
「うぅ……」
申し訳無さそうに謝る堂島くんを見て、私はさらに自己憐憫に打ちひしがれる。
世間では、「あまりに冴えない男に告白され、泣いてしまった」という事例でネット界隈で叩かれていたが、今なら女の子の気持ちがわかる。
堂島くんがもう少し身なりがちゃんとしていて、自信に満ちあふれていて、女の扱いに長けていたりしたら、まだ慰めになったかもしれない。
なにより、目の前の大男はあまりにデリカシーに欠けている。
……もちろんそんなことを口に出したりしない。
この”傷ついた女心”を埋め合わせるだけのものを、眼の前の大男が持ち合わせていないことが、ひどく悲しいのだ。
「……ねぇ、堂島くん、今どんな気持ち?」
「……それは、どういう……?」
「……だから! 私の裸を見て、オナッ……ひ、ひとりエッチする姿を見て、どんな気持ちだったのかって聞いてんの!」
「……」
私は堂島くんを睨みつける。
……なぜそんなことを聞いたのかわからない。
おそらく自暴自棄になってしまっていたのだろう。
この際、堕ちるところまで堕ちてしまいたかったのだ。
あるいは、堂島くんが「最低の変態野郎」だという言質を引き出したかっただけなのかもしれない。
「……きれいだと思った。……それにすごく、エッチだった」
堂島くんは、まっすぐに私の目を見て言う。
その瞳は、空のように澄み切っていた。
私は、深い青の中に吸い込まれるかのような錯覚に陥る。
(……そっか。この人は嘘がつけないんだ)
今更ながら、私は堂島くんという人間がどういう人間なのかを理解した。
すると不思議なことに堂島くんの言葉が、すっと胸に入って来る。
「っ~~~~!」
私は急に、恥ずかしくなり思わず俯いてしまう。
自分で聞いておいて、自分で恥ずかしくなるなんて何をしているのか。
一体どんなセルフマネジメントか、どんなマッチポンプだ。
(これじゃ私、馬鹿みたい……)
捻くれ者の私と違って、堂島くんの言葉はまっすぐだ。
これでは明らかに分が悪い。
心の隙間が僅かに埋まってゆくのを感じて、妙な危機感を感じてしまう。
(……いや、思い出すのよ柚月! この大男は一度私を襲った女の敵じゃない!)
ピュアな人間だから何だというのだ。
所詮は一度は獣欲に負けた情けない男。
きっと今も情けなくも私に欲情しているに違いない。
(うん、最低の気分が戻ってきたぞ)
そう考えたらなんだか安心してきた。
人は他人の瑕疵を見つけると安心する生き物なのだ。
我ながら卑屈で悲しくなる。
ただ……。
最低の気分な中でも、首の皮一枚つながる部分があるとすれば……。
どうあっても拒絶し切る事ができない部分があるとすれば……。
それは、堂島くんが「私の好きな漫画の作者」だということだろう。
こんな状況になっても私は「花山れい=堂島清光」を尊敬しているのである。
しかし今となっては、尊敬と言うにはしばし歪な妖しさが宿る。
これは嗜虐心だろうか、ここまで辱められては私も黙ってはいられない。
それにこの感情は、目の前の男が呼び覚まさせたものなのだし、堂島くんは甘んじて受け入れるべきだ。
これまで物語で私を魅了してきたくせに、その実、私に魅了されていたらしい。
堂島くんの告白は、私にとっての羞恥であると同時に、格好の餌であった。
(堂島くん、なんて情けない男なのかしら……)
私の胸に灯ったのは、蠱惑的で、仄暗い感傷だった。
「ふぅん。堂島くんは、私の……オッ、オナニーを盗み見て興奮した『変態覗き魔』ってことになるね?」
「変態覗き魔……か。……まぁ否定はできない」
「堂島くん、普段はあんなに叡智な漫画を描いているのに、自分の性欲には抗えないの?」
「ああ……俺は上村さんを前にして理性を失ってしまった」
私は堂島くんの様子を見て、ようやく少しだけ溜飲を下げる。
(ふふ、調子が戻ってきた……)
持ち前の図太さのお陰で、少し余裕が出てきたらしい。
もう少し踏み込んだことを聞いてみたくなってしまう。
これは私の悪い癖だろう。
「わ、私をどうしたかったの?」
「正直、その……」
堂島くんは言い淀む。
「――め、めちゃくちゃに犯したかった……」
堂島くんは、恥ずかしそうに白状した。
いつものような覇気はなく、本当に情けなさがにじみ出ていた。
「っ~~~~~~! ……そ、そうなんだ。ふ、ふーん」
私も恥ずかしくなって、堂島くんから目をそらす。
一体何を言わせているのだろうか、私は。
(……そもそも、どうしてこんな話になったんだったっけ)
思えば大男がある悩みを口にしたことがきっかけだった。
「……そう言えば堂島くん、性描写が描けないの?」
「……ああ」
「それはどうして?」
「エッチな描写を描こうと思っても、どうしても納得できる描写を描けない……。あの時の上村さんを思い出すとどうしても陳腐なものに感じてしまってペンが止まるんだ……」
堂島くんは深刻そうな顔をして言う。
私はさっぱりわからない次元の話だった。
……ただ悪い気はしない。
私を辱めておきながら、すべてが上手くいくと思ったら、そうは問屋が卸さないのが世の摂理である。
(そうは言っても、由々しき事態だよね……)
舐犬彼氏が読めなくなってしまうのは、私としても非常に困る。
早めに解決してほしいのも本心だった。
「堂島くんさ、どうしたらまた描けるようになる?」
「わからない……。ひょっとしたら俺は、もう描けないんじゃないかって……」
この時一つの妙案が浮かんだ。
これまでの仕返しをしてやろうという悪戯心だ。
堂島くんを"女"で翻弄してやるのだ。
「……もう一回見せてあげよっか? 私の……っ、私の、は、はっ……裸っ!」
「……ッ!」
堂島くんは、私の提案に著しく動揺を示した。
その様子を見て私は自分の失策を察する。
(まずい、ガチっぽいトーンになってしまった)
慣れないことはするもんじゃない……。
何よりもまずいのは、このまま堂島くんがその気になってしまったら……今度こそ犯されてしまう!
私は神妙な面持ちで堂島くんの言葉を待った。
ところが、堂島くんは予想外の反応を示す。
「……気持ちはありがたいが、それには及ばない」
堂島くんは私の誘いを断った。
なんだかフラれた気分である……。
「な、なーんてね。……私、そんなに軽い女じゃないから。ごめんね、堂島くん……変なこと言って」
「……気にするな。これは俺が乗り越えるべき問題だからな」
「……そっか」
堂島くんがいいって言うなら、私から言うことは何もなかった。
……それなら帰ってから一人悶々とすればいいさ。
なんだか少しムカつくので、小言を言ってやりたくなる。
「悩みを話してくれてありがとう。……色々と漫画家さんなりに苦悩はあるだろうけど、私はすごく恥ずかしい思いをしたの。それは分かってる?」
「ああ……。本当にすまないと思っている」
堂島くんの反省顔は堂に入っていた。
この端正な顔つきと、低音ボイスは卑怯だと思う。
どうしたって誠実に見えてしまうし、強い男に従ってしまう女の本能を直に刺激され、思わず許してしまいそうになる。
私はブンブンと頭を振って、思考を戻す。
「んん”……それじゃ今日はもうお開きにしよう。舐犬彼氏の続き楽しみにしてるからさ、ちゃんと、責任持って描いてね」
「……あ、ああ」
「……本当に楽しみにしてるから」
私は笑顔で「責任」という言葉を強調すると、堂島くんは少し苦笑いを浮かべていた。
これくらい言っても罰は当たらないと思う。
EDになってしまったペロくんがどうなってしまうのか、続きが気になって仕方がないのだから。
私は堂島くんを玄関まで見送る。
半ば強引に追い出す形になってしまった。
……でも、これでいい。
私が堂島くんの作る世界に没頭していたと思えば、堂島くんも私のことを一方的に意識していた事がわかったり、私達は奇妙な関係で結ばれていた。
話していると、不思議な安心感に包まれている気がしたし、なんだかんだわかり合える部分もあった。
きっとこのまま付き合い続けても、堂島くんは私をひどく扱ったりしないだろう。
……それでも私達が交わることはない。
「それじゃーーさよなら」
「っ……ああ」
堂島くんは私の言葉の意味を性格に理解してくれたと思う。
「またね」じゃなく「さよなら」だ。
最後に扉が締まるまで、私は黙って見送った。
『このままじゃ鬼椿課長みたいになっちゃうよ』
ふと瑠美の言っていたことを思い出す。
私もいよいよ本当に良い男の人を見つけて、結婚した方が良いのかもしれない。
「堂島くん……はないよね。だって変態覗き魔だし……」
私は誰もいなくなった部屋で一人呟く。
なぜそんなことを呟いたのかわからない。
「あれ……?」
気がつけば、私はーー涙を流していた。
涙が溢れて止まらなかった。
「なんで……今更……」
この時、はっきりと私は心に傷を負ったのだと分かった。
生まれて初めて感じる種類の痛みだった。
私は……夜に泣いた。
◇◇◇◇
「……ポストの確認、忘れてた」
ふと、私は郵便物を取り忘れていたことを思い出した。
サンダルを履いて、一度鍵を締めて外に出る。
エレベーターで一階まで降り、オートロックで施錠された扉の内側にあるポストを確認する。
郵便物はチラシだけだった。
相変わらず美容院や、塾、ジムといった同じ顔ぶれである。
その中の一枚に目がついた。
「ピラティスかぁ……私もやってみようかなぁ」
私は無意識に横腹のお肉をつまんだ。
バレエをやっていた頃よりも随分と、蓄えてしまった気がする。
最近は飲酒量が少し増えたこともあって、体重が気にになるようになっていたのだ。
いらないチラシだけ廃棄用の資源ボックスに放り込み、再びエレベーター……に乗ろうとして、階段に切り替える。
(ちょっとでも体を動かさなきゃね……)
階段を駆け上がれば、廊下の明かりが青白く点灯していた。
泣き腫らした目には優しい。
ーー背後から視線を感じた。
(……気のせいか)
振り返って見ても、階段の下には誰もいなかった。
ふと、会社で聞かされた『不審者』の話をなんとなく思い出す。
この小さなマンションはオートロックが付いているので、住人以外は入れるはずはない。
帰り道に不審者に襲われるんじゃないかとあのときは恐ろしく思ったものの、結局は父だった。
(……それに堂島くんも)
堂島くんはある意味助けてくれた存在と言えるが、先程の話のせいで、見事に『不審者』の仲間入りを果たした。
教室の窓の外から、私の着替えと自慰行為を覗いたのだから当然である。
(そう言えば堂島くん、あの後に起こったことも見ていたのかな……)
そうだとしたら、少し悲しい気持ちになった。
あの後起こったことは……正直、思い出したくない。
少し陰鬱な気分になりながら、自分の部屋、204の札が書かれたドアの前にたどり着く。
私は鍵を開けて、玄関に入る。
ドアを閉めようとしたその時ーー。
ーー隙間に、足が挟み込まれた。
黒の革靴だった。
父のものでも堂島くんのものでもない。
この状況で、このようなことをする存在……。
(……不審者!)
とっさにドアを閉めようと両手で引っ張る。
しかし力では到底敵わない。
やがて私の力は弱まり、不審者の侵入を許してしまう。
それはあまりに一瞬の出来事で、思考が麻痺していた。
しかし不審者に侵入された以上、事態は悪化の一途を辿る。
……ガチャリ。
不審者は後ろ手に、鍵を締め、ドアガードもかけられた。
私は叫びだしたかったが、恐怖で声が出なかった。
壁際に沿うように、不審者の風貌を見る。
黒のレインコートに目指し帽。
その姿は紛れもなく、本物の不審者であった。
「だ、誰?!」
私は、決死の思いで声を絞り出す。
無機質な目が、その口がーーいびつに歪んだ。
一歩、また一歩と近づいてくる。
「嫌! 来ないで!」
「……どうしてそんなことを言うんだい、上村さん。悲しいじゃないか」
(私のことを、知っている……?)
緊迫した状況の中でも、頭だけは正常に働いていた。
ふわっとオーガニック系の香りがした。
「この匂い……まさか高橋くんなの?!」
「ッ!」
不審者は目に見えて動揺した。
「くくっ……バレちゃ仕方ないか……」
不審者はそう言って目指し帽を脱ぎ捨てた。
その正体は、会社の年下の同僚ーー高橋文哉だった。
「おっと、叫び声を上げたりするのはやめてよ……うっかり傷つけたりしたくないからねぇ」
「……ひっ」
そう言って取り出したのは鋭利なナイフだった。
それを見た私は、恐ろしさのあまり小さく悲鳴を上げる。
恐怖で動けない私を見て、高橋くんは醜悪に顔を歪めて見せた。
(怖い! 怖い!)
高橋くんはゆっくりと近づき、触れられそうな距離まで来る。
その息遣いは荒く、その目はひどくドス黒い情欲に満ちていたーー。
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