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23 スパダリとは、童〇とは思えない色々を備えているもの(※R18描写あり)

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 陛下の童貞とは思えない技巧に翻弄され、俺の体はどんどん蕩かされていく。もう、どこもかしこもふにゃふにゃだ。

「あ、あ...」

 ほぐれてきたアナルの中に陛下の舌が差し込まれたのを感じて、声が媚びるように鼻にかかるのが自分でもわかる。でも、仕方ないだろ、出ちゃうものは。日頃はキュッと固く閉ざされているところを優しく容赦なくこじ開けられるのって、言葉に出来ない気持ち良さだ。勿論、相手が大好きな陛下で、濃厚なアルファフェロモンに酔わされた相乗効果で余計にそう感じるんだろうけど...とにかく、すごい。蠢く舌が俺の中に居るってだけでも堪らないのに、今度は唇で吸いつかれて悲鳴みたいな嬌声を上げてしまう。何それすごい。(2回目)

「あぁんっ、あんっ」

 快感が強烈過ぎるから、思わず体をくねらせてしまう。でも腰をがっちり捕まれてしまって全く逃げられない。それどころか、陛下が俺のアナルを啜る音はますます大きく激しくなって...。

「やっ、あ、イく...またイっちゃうぅ...」

 俺は情けなく声を上ずらせながら、不覚にも2度目の射精をした。今度は全く刺激を与えられていなかったというのに絶頂を迎えてしまったペニスが、先端からだらだらとだらしなく精液を垂れ流して腹を汚していく。俺の股間から身を起こした陛下は、そんな俺の痴態をさっきと同じギラついた目で見下ろしている。俺を欲しがる強い視線に灼き尽くされそうで、ぶるっと体が震えた。

「はや、く...」
 
 唇が自然にそう動いた。だってもう我慢できない。愛撫だけじゃ足りないんだ。それに、既に俺の入り口はトロトロに弛まっていて、アルファの大きなペニスを受け入れられる筈だ。

「だがユウリン、まだ...」

「だいじょう、ぶ...お願い、だいじょうぶだから...」

 これ以上焦らされたくない俺は、少し躊躇う陛下の首に両腕を回して懇願する。この部屋に飛び込んで来た陛下のフェロモンを吸い込んだ時から、アナルも下腹も疼いて疼いて仕方ないんだ。結合を急くように内側からうるうると蜜が滲み出るのが止まらない。早く奪われたいと熱を持つうなじがじんじんする。
 その焦燥を伝えたいのに言葉で言っても取り合ってもらえないのがもどかしくて、俺は陛下の唇に吸い付いた。自分のアレやコレを舐めてしゃぶってた口にキスとか平気なのか、なんて野暮な事は言わないで欲しい。こっちはそれどころじゃないんだ。ヒート時のオメガの欲求を舐めるなよ。

 何時になく余裕の無い俺の必死さを汲み取ってくれたのか、陛下もキスに応えて舌を絡めてくれた。俺の下腹部に、薄い布越しに猛った硬いペニスの感触が生々しく擦り付けられる。それだけでまた感じてしまった俺は、キスをしたまま小さく呻いた。陛下は唇を離さないまま、左腕で俺の後頭部を支え、右手では簡易に結ばれていた腰帯を器用に解き、とうに乱れはだけていた衣は簡単に肩から滑り落ちていった。たちまち露出する、美麗な顔を裏切る逞しい僧帽筋、発達した三角筋に上腕二頭筋、盛り上がった大胸筋が眼福過ぎる。部屋中に立ち込めていた陛下のフェロモンが更に濃くなって、もう気がおかしくなりそうだ。俺は気を失わないように必死に陛下にしがみついてそれに耐える。陛下の、しなやかな筋肉に覆われた皮膚と直に肌が密着して、堪らない気持ちになる。愛しくて愛しくて、狂おしいくらいに愛しいのは俺自身の心なのか、俺の中のオメガの本能なのか。でももうどっちでも良い。どっちにしろ俺は陛下が好きなんだから。
 陛下の右手が俺の後ろに触れる。さっきまで散々可愛がられていたんだからそんな必要なんかないのに、つぽつぽと確認するみたいに指先を挿入してきた。

「あ、やだ、やだぁ...それじゃ、ないぃ」

 それは、アルファの巨大なペニスを受け入れる俺に対する陛下の優しさと気遣いなんだろうけど、もうそんな事は知ったこっちゃない状態になっている俺はあまりのまどろっこしさにとうとう泣きを入れてしまう。

「ゆ、ユウリン...」

「早くって言ったのにぃい~...さっきからずっとまってるのにぃ~...」

 20にもなって歳下相手にセックスの途中でべそべそ泣く羽目になるとは思ってもみなかったけど、ヒート中はホルモンバランスの関係で情緒も不安定になるもんなんだ、仕方ない。俺が泣いたもんで、陛下は後ろから指を引き抜いた。そして焦ったようによしよしとあやしながら涙を唇で吸い取ってくれる。

「悪かった、今すぐひとつになろうな」

 陛下が言い終える前に、アナルの入り口から侵入してくる熱いモノが前立腺を掠めていく。勿論、それは陛下のペニスだ。指とは段違いの質量で押し広げられていく直腸。待ち望んでいた事とはいえ、これは。

「...っ、...、」

 はくはくと、陸に打ち上げられた魚のように口を開閉するばかりの俺。喉が引き攣って声にならない。痛みは無いけど、あまりの大きさに体がびっくりして息が出来ない。ヒート時のアルファのペニスは凶悪な程に膨張する。平均的なベータ男性のサイズとは長さも太さも比較にならない。そんなの知ってたし、覚悟の上だった。なのにこうしていざ受け入れてみると、それは思っていた以上の衝撃で、目がちかちかして四肢が強張る。む、無理かもォ...と、さっきとは別の泣きが入りそうになる俺、惰弱。
 でも、次に聴こえてきた陛下の声はそんな苦しさを忘れさせるものだった。

「ふ....っ、う...これが、ユウリンの中...なんて狭くて心地良いんだ...」

 慎重に腰を推し進めながら、ほんの少し苦しげに額に玉の汗を浮かべた陛下は、吐息混じりのとてつもない色香の滲む声でそう呟きながら俺を見た。それは、陛下を受け入れている俺のアソコの中から、更なる潤滑液を溢れさせるのに十分なエロさだった。

 
 





 
 


 





 



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