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黒猫ツバキとホレ薬パニック
チリーナ、限界ギリギリになる
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コンデッサからの魔力注入によってヘロヘロになってしまった、チリーナ。ヨロヨロとした足取りで寝室より出てくるや、コンデッサへ抗議する。
「お姉様! 私がお姉様に望んでいるのは、このような事ではありませんわ!」
「ふむ。では、チリーナは何がしたいんだ?」
「そ、それは……」
急にモジモジしだす、伯爵令嬢。しきりに、自身の両手の指を絡め合わせる。
「もっと……こう……身体と身体をくっつけあったり、お互い汗まみれになったり、相手の息づかいを感じたり……手取り足取り、腰を取り……」
「う~ん、いまいちピンと来ないのだが」
「つ、つまり女性と女性が肉体を密着させ、組んず解れつ、上になったり下になったり、押さえ込んだり押さえ込まれたり、ひっくり返したりひっくり返されたり……」
「チリーニャさん。発言がヒワイにゃ」
「お黙りなさい! 駄猫。あんなに私が助けを求めたのに、よくも無視してくれましたわね!」
「だって、チリーニャさんが『何があっても寝室へは入ってくるな』って……」
「アンタは、〝臨機応変〟という言葉を知りませんの!?」
ツバキへ一通りの文句を言い終えたチリーナは、コンデッサと改めて向かい合った。
「お、お姉様、私だって承知はしておりますのよ。同性同士でそういうマネをするのは、いかがなモノか? って……」
「……………………」
「け、軽蔑なさいますか? お姉様」
「まさか。軽蔑なんて、するはずが無いよ。それに私も、そういうコトに理解がない訳ではない」
「ええ! 本当ですか!? お姉様」
「にゃにゃ! 本当なにょ!? ご主人様」
伯爵令嬢と猫が、揃って驚く。
平然としながら言葉を返す、魔女。
「ああ。そういうコトをする団体があるのも、知っている」
「そんな素晴らしい団体が、ボロノナーレ王国に存在するのですか……」
「10代の頃は、時々プレイを観に行っていたな」
「えええええ!?」
「にゃにゃにゃにゃにゃ!?」
伯爵令嬢と猫が、再度驚く。
「お姉様は……その……女性同士のチョメチョメをご覧になった経験があると……?」
「〝チョメチョメ〟の意味は分からんが、観ていて興奮してしまったのは確かだな。時には、流血沙汰になったりもしたし」
「流血……。よ、よもや、破瓜の血……」
「いやぁ、私も若かった」
「そ、そうなのですか……」
「そうなんニャ……。アタシが会う前にょご主人様には、そんにゃ趣味が……にゃんか、ショックにゃん」
チリーナと並んで、ツバキもヨロヨロしだす。
「なんだ? チリーナは、ああいうコトをしたかったのか?」
「あ……あの……ハイ」
「ふむ。しかし、チリーナよ。お前は、伯爵令嬢――貴き身分だ。あんなマネをするのは……」
「情熱に、身分は関係ありません!」
「そう言う訳にはいかんだろ。けれど、お前の熱意は良く分かった。私が、上手くいく方法を教えてやろう」
「お姉様が、教えてくださる……〝上手くイク〟って、ひょっとして……」
「ご主人様は、何を教える気なにょ?」
チリーナはやたらソワソワしているが、ツバキは様子見の構えだ。
「え~と。確かココに……」
部屋の隅に置いてある収納箱の中へ手を突っ込む、コンデッサ。
ゴソゴソ。
「あった。チリーナ、これを被ると良い」
コンデッサがチリーナへ差し出したモノ。それは、頭部をスッポリと覆える顔面マスクであった。
目と鼻と口のところに穴が開いており、額の部分に『肉』という文字が書かれている。
「…………お姉様。これは、いったい何ですの? …………ハッ。まさか、私に『チリーナよ。私専用の〝肉奴隷〟になれ』と仰っているのですか? ……そんな、そんな、〝肉奴隷〟なんて……名誉ある伯爵家の血を引く私が……でも、お姉様の専用なら、それはそれで〝あり〟かも」
チリーナは全身を赤く染めつつ、〝イヤンイヤン〟と身をくねらせる。
「チリーナ、何を訳の分からん事を言ってるんだ。ともかくこのマスクを被って試合に出れば、正体がバレる心配は無い。安心して、覆面レスラーとしてデビューするが良い」
「……覆面レスラー?」
「チリーナは、女子プロレスの選手になりたいんだろう? 弟子の夢をサポートしてやるのも、師の務めだ。応援するぞ。何なら、セコンドについてやろうか? 心ゆくまで、対戦相手と肉体を密着させ、組んず解れつ、上になったり下になったり、押さえ込んだり押さえ込まれたり、ひっくり返したりひっくり返されたりするが良いさ。腕ひしぎ十字固めやジャーマン・スープレックスやコブラツイストなど、やりたい放題だぞ」
コンデッサがチリーナへ、『肉』と表示された覆面を手渡す。
しばらく呆気に取られた様子でたたずんでいたチリーナであったが、コンデッサの勘違いに気付くや、プンプンと腹を立てながら即座に言い返した。
「お姉様、誤解しないでください! 私はプロレスになんて、ほんのチョッピリも興味はありませんわ! ましてや、選手になるなど……」
そこで、チリーナは急に動きを止め、何事かに思いを巡らせる。
「……………………けれど、けれど、お姉様がセコンドになってくださるのなら、それはそれで〝あり〟かも……」
「そんにゃモノ、あるわけ〝ない〟にゃん。チリーニャさん、シッカリするニャ。『令嬢プロレスラー! ウェスタン・ラリアットを喰らってKO負け!』にゃんて未来を、チリーニャさんは望んでいるニョ!?」
「そ……そうですわね。KO負けは、マズいですわね」
猫のツッコミによって、伯爵令嬢は正気を取り戻した。
「プロレスは基本的に3カウント制だから、10カウント制のKO決着は殆ど無いぞ」
「ご主人様は、もう黙るニャ!」
♢
コンデッサが、チリーナへ尋ねる。
「分からんなぁ……結局、チリーナは私に何を求めているんだ?」
「もう、こうなったら、ズバリと口にしちゃいます。私は〝極限〟に達したいのです。お姉様の手によって〝絶頂〟へと導かれたいのです! お姉様とともに〝イケ〟るところまで〝イキ〟たいのです! 限界ギリギリになりたいのです!」
「チリーニャさん、やけっぱちニャン。恥も外聞もないニャ」
ヤレヤレと首を振る、ツバキ。
しかしチリーナは〝想い〟をハッキリと言葉にしたことで、逆に吹っ切れた表情になった。
「ここまで来たら、なりふり構ってはいられません」
「了解した。チリーナは〝極限〟〝絶頂〟〝イケるところまでイク〟を体験したいのだな?」
「その通りです。お姉様」
「よし、チリーナ。家の外へ出ろ」
「え? お姉様……いきなり屋外でプレイするのは、さすがに私も……」
コンデッサがチリーナを庭へと連れて行く。トコトコと付いていく、ツバキ。
「それでは、野外プレイを開始するぞ。チリーナよ、臆するな。勇気を出せ! 私がお前を〝極限〟〝絶頂〟へと導いてやる!」
「ハ、ハイ!」
(お姉様が、やっとその気になってくださったのです。貴重なチャンスを逃すなんて、勿体なくて出来ません。〝女は度胸〟ですわ!)
必死に自分へ言い聞かせているチリーナへ、コンデッサが強い口調で告げる。
「よ~し、まずは火の魔法だ。そら、《灼熱魔法》!」
「え?」
「何をしている! 《灼熱魔法》発動だ!」
「ま、魔法?」
「グズグズするな、チリーナ! 魔法を放て!」
「《しゃ、灼熱魔法》――――!!!」
「ヌルい! 炎の色が、まだ赤いぞ。 カラーがチリーナの髪の色と同じ、青になるまで温度を上げるんだ!」
「〝火の色が青〟って、3万度以上ですわ! 無理です――!」
「頑張れ、チリーナ! 〝絶頂〟に達したいんだろ?」
ボボボボボ……………………ふぁいや~。
「続いて水の魔法は……後片付けが面倒くさいので、《冷却魔法》にしよう」
「《冷却魔法》~」
「ヘロヘロするな、チリーナ。マイナス30度など、意味が無い。絶対零度を目指せ!」
「そんなの、不可能ですわ!」
「根性を出せ、チリーナ! 〝極限〟を目指すんだろ?」
ヒエヒエヒエ……………………こ~るど~。
「では、風の魔法は……《旋風魔法》にしよう」
「《せ、旋風魔法》~」
「ダメだ。そよ風では無いか! 風速1000ノットを目指せ!」
「それは、どう考えても〝風速〟では無く、〝音速〟ですわ――!」
「〝ノット〟じゃ無くて、〝マッハ〟なのニャ。衣服を飛ばされて、〝まっ裸〟にならないように注意するニャン」
「ツバキさん! アナタは最初から、〝まっ裸〟でしょう!?」
ヒューヒューヒュー……………………ういんど~。
「あとは、土の魔法だな。《岩石魔法》にするか」
「《岩石魔法》~。石っころ、出て~」
「もっと、やる気を出すんだ! チリーナ。砂岩と泥岩と礫岩と石灰岩と凝灰岩と流紋岩と安山岩と玄武岩と花崗岩を作り出せ!」
「無茶振りですわ! 私は、地質学者ではありません~!」
「諦めるな、チリーナ。〝イケ〟るところまで〝イク〟んだろ? 岩の如き信念を見せろ!」
「お姉様、イケズですわ!」(※注 イケズとは〝意地が悪いこと〟を意味します)
ドドドドド……………………ろっく~。
「雷の魔法の特訓――――!」
「ビリビリビリビリ――ッ!」
「光の魔法の特訓――――!」
「ピカピカピカピカ――ッ!」
「闇の魔法の特訓――――!」
「お先真っ暗ですわ――――っ!」
「凄いニャ、チリーニャさん。限界ギリギリにゃん」
※続きます。
「お姉様! 私がお姉様に望んでいるのは、このような事ではありませんわ!」
「ふむ。では、チリーナは何がしたいんだ?」
「そ、それは……」
急にモジモジしだす、伯爵令嬢。しきりに、自身の両手の指を絡め合わせる。
「もっと……こう……身体と身体をくっつけあったり、お互い汗まみれになったり、相手の息づかいを感じたり……手取り足取り、腰を取り……」
「う~ん、いまいちピンと来ないのだが」
「つ、つまり女性と女性が肉体を密着させ、組んず解れつ、上になったり下になったり、押さえ込んだり押さえ込まれたり、ひっくり返したりひっくり返されたり……」
「チリーニャさん。発言がヒワイにゃ」
「お黙りなさい! 駄猫。あんなに私が助けを求めたのに、よくも無視してくれましたわね!」
「だって、チリーニャさんが『何があっても寝室へは入ってくるな』って……」
「アンタは、〝臨機応変〟という言葉を知りませんの!?」
ツバキへ一通りの文句を言い終えたチリーナは、コンデッサと改めて向かい合った。
「お、お姉様、私だって承知はしておりますのよ。同性同士でそういうマネをするのは、いかがなモノか? って……」
「……………………」
「け、軽蔑なさいますか? お姉様」
「まさか。軽蔑なんて、するはずが無いよ。それに私も、そういうコトに理解がない訳ではない」
「ええ! 本当ですか!? お姉様」
「にゃにゃ! 本当なにょ!? ご主人様」
伯爵令嬢と猫が、揃って驚く。
平然としながら言葉を返す、魔女。
「ああ。そういうコトをする団体があるのも、知っている」
「そんな素晴らしい団体が、ボロノナーレ王国に存在するのですか……」
「10代の頃は、時々プレイを観に行っていたな」
「えええええ!?」
「にゃにゃにゃにゃにゃ!?」
伯爵令嬢と猫が、再度驚く。
「お姉様は……その……女性同士のチョメチョメをご覧になった経験があると……?」
「〝チョメチョメ〟の意味は分からんが、観ていて興奮してしまったのは確かだな。時には、流血沙汰になったりもしたし」
「流血……。よ、よもや、破瓜の血……」
「いやぁ、私も若かった」
「そ、そうなのですか……」
「そうなんニャ……。アタシが会う前にょご主人様には、そんにゃ趣味が……にゃんか、ショックにゃん」
チリーナと並んで、ツバキもヨロヨロしだす。
「なんだ? チリーナは、ああいうコトをしたかったのか?」
「あ……あの……ハイ」
「ふむ。しかし、チリーナよ。お前は、伯爵令嬢――貴き身分だ。あんなマネをするのは……」
「情熱に、身分は関係ありません!」
「そう言う訳にはいかんだろ。けれど、お前の熱意は良く分かった。私が、上手くいく方法を教えてやろう」
「お姉様が、教えてくださる……〝上手くイク〟って、ひょっとして……」
「ご主人様は、何を教える気なにょ?」
チリーナはやたらソワソワしているが、ツバキは様子見の構えだ。
「え~と。確かココに……」
部屋の隅に置いてある収納箱の中へ手を突っ込む、コンデッサ。
ゴソゴソ。
「あった。チリーナ、これを被ると良い」
コンデッサがチリーナへ差し出したモノ。それは、頭部をスッポリと覆える顔面マスクであった。
目と鼻と口のところに穴が開いており、額の部分に『肉』という文字が書かれている。
「…………お姉様。これは、いったい何ですの? …………ハッ。まさか、私に『チリーナよ。私専用の〝肉奴隷〟になれ』と仰っているのですか? ……そんな、そんな、〝肉奴隷〟なんて……名誉ある伯爵家の血を引く私が……でも、お姉様の専用なら、それはそれで〝あり〟かも」
チリーナは全身を赤く染めつつ、〝イヤンイヤン〟と身をくねらせる。
「チリーナ、何を訳の分からん事を言ってるんだ。ともかくこのマスクを被って試合に出れば、正体がバレる心配は無い。安心して、覆面レスラーとしてデビューするが良い」
「……覆面レスラー?」
「チリーナは、女子プロレスの選手になりたいんだろう? 弟子の夢をサポートしてやるのも、師の務めだ。応援するぞ。何なら、セコンドについてやろうか? 心ゆくまで、対戦相手と肉体を密着させ、組んず解れつ、上になったり下になったり、押さえ込んだり押さえ込まれたり、ひっくり返したりひっくり返されたりするが良いさ。腕ひしぎ十字固めやジャーマン・スープレックスやコブラツイストなど、やりたい放題だぞ」
コンデッサがチリーナへ、『肉』と表示された覆面を手渡す。
しばらく呆気に取られた様子でたたずんでいたチリーナであったが、コンデッサの勘違いに気付くや、プンプンと腹を立てながら即座に言い返した。
「お姉様、誤解しないでください! 私はプロレスになんて、ほんのチョッピリも興味はありませんわ! ましてや、選手になるなど……」
そこで、チリーナは急に動きを止め、何事かに思いを巡らせる。
「……………………けれど、けれど、お姉様がセコンドになってくださるのなら、それはそれで〝あり〟かも……」
「そんにゃモノ、あるわけ〝ない〟にゃん。チリーニャさん、シッカリするニャ。『令嬢プロレスラー! ウェスタン・ラリアットを喰らってKO負け!』にゃんて未来を、チリーニャさんは望んでいるニョ!?」
「そ……そうですわね。KO負けは、マズいですわね」
猫のツッコミによって、伯爵令嬢は正気を取り戻した。
「プロレスは基本的に3カウント制だから、10カウント制のKO決着は殆ど無いぞ」
「ご主人様は、もう黙るニャ!」
♢
コンデッサが、チリーナへ尋ねる。
「分からんなぁ……結局、チリーナは私に何を求めているんだ?」
「もう、こうなったら、ズバリと口にしちゃいます。私は〝極限〟に達したいのです。お姉様の手によって〝絶頂〟へと導かれたいのです! お姉様とともに〝イケ〟るところまで〝イキ〟たいのです! 限界ギリギリになりたいのです!」
「チリーニャさん、やけっぱちニャン。恥も外聞もないニャ」
ヤレヤレと首を振る、ツバキ。
しかしチリーナは〝想い〟をハッキリと言葉にしたことで、逆に吹っ切れた表情になった。
「ここまで来たら、なりふり構ってはいられません」
「了解した。チリーナは〝極限〟〝絶頂〟〝イケるところまでイク〟を体験したいのだな?」
「その通りです。お姉様」
「よし、チリーナ。家の外へ出ろ」
「え? お姉様……いきなり屋外でプレイするのは、さすがに私も……」
コンデッサがチリーナを庭へと連れて行く。トコトコと付いていく、ツバキ。
「それでは、野外プレイを開始するぞ。チリーナよ、臆するな。勇気を出せ! 私がお前を〝極限〟〝絶頂〟へと導いてやる!」
「ハ、ハイ!」
(お姉様が、やっとその気になってくださったのです。貴重なチャンスを逃すなんて、勿体なくて出来ません。〝女は度胸〟ですわ!)
必死に自分へ言い聞かせているチリーナへ、コンデッサが強い口調で告げる。
「よ~し、まずは火の魔法だ。そら、《灼熱魔法》!」
「え?」
「何をしている! 《灼熱魔法》発動だ!」
「ま、魔法?」
「グズグズするな、チリーナ! 魔法を放て!」
「《しゃ、灼熱魔法》――――!!!」
「ヌルい! 炎の色が、まだ赤いぞ。 カラーがチリーナの髪の色と同じ、青になるまで温度を上げるんだ!」
「〝火の色が青〟って、3万度以上ですわ! 無理です――!」
「頑張れ、チリーナ! 〝絶頂〟に達したいんだろ?」
ボボボボボ……………………ふぁいや~。
「続いて水の魔法は……後片付けが面倒くさいので、《冷却魔法》にしよう」
「《冷却魔法》~」
「ヘロヘロするな、チリーナ。マイナス30度など、意味が無い。絶対零度を目指せ!」
「そんなの、不可能ですわ!」
「根性を出せ、チリーナ! 〝極限〟を目指すんだろ?」
ヒエヒエヒエ……………………こ~るど~。
「では、風の魔法は……《旋風魔法》にしよう」
「《せ、旋風魔法》~」
「ダメだ。そよ風では無いか! 風速1000ノットを目指せ!」
「それは、どう考えても〝風速〟では無く、〝音速〟ですわ――!」
「〝ノット〟じゃ無くて、〝マッハ〟なのニャ。衣服を飛ばされて、〝まっ裸〟にならないように注意するニャン」
「ツバキさん! アナタは最初から、〝まっ裸〟でしょう!?」
ヒューヒューヒュー……………………ういんど~。
「あとは、土の魔法だな。《岩石魔法》にするか」
「《岩石魔法》~。石っころ、出て~」
「もっと、やる気を出すんだ! チリーナ。砂岩と泥岩と礫岩と石灰岩と凝灰岩と流紋岩と安山岩と玄武岩と花崗岩を作り出せ!」
「無茶振りですわ! 私は、地質学者ではありません~!」
「諦めるな、チリーナ。〝イケ〟るところまで〝イク〟んだろ? 岩の如き信念を見せろ!」
「お姉様、イケズですわ!」(※注 イケズとは〝意地が悪いこと〟を意味します)
ドドドドド……………………ろっく~。
「雷の魔法の特訓――――!」
「ビリビリビリビリ――ッ!」
「光の魔法の特訓――――!」
「ピカピカピカピカ――ッ!」
「闇の魔法の特訓――――!」
「お先真っ暗ですわ――――っ!」
「凄いニャ、チリーニャさん。限界ギリギリにゃん」
※続きます。
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