幼なじみは鬼神。そして私は巫女でした

りーさん

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第二章 あやかしとの共存を目指して

第一話 謎のお姉さん再び

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 私は、またまた神社へとやってきた。
 神社に来たところで、会える保証なんてどこにもないけど、もし会えたら、いろいろと聞きたいことがあった。
 力の制御の方法とか、お姉さんのこととか。
 私が鳥居をくぐると、何か心地よい感覚が私の体を覆う。
 心なしか、体がぽかぽかしているような気もする。

「いらっしゃい。もう来たのね」

 また私の後ろから声がして、振り返ってみると、あのときのお姉さんが立っていた。
 名前は、陽咲ひなたとか言っていた覚えがある。

「私が来ることがわかってたんですか?」
「なんとなくね。あなたからわずかばかりに霊力が漏れているから」

 お姉さんはふふふと笑っているけど、私は漏れている霊力というのがさっぱりわからない。
 目に見えるものなのか、それとも第六感のように感じ取れるものなのか。

「今日は時間があるし、力の使い方を教えてあげましょうか」
「えっ、いいんですか!?」

 それは願ってもない話だった。私がここに来た元々の理由は、そうやって力を制御するためだし。教えてもらえるというのなら、断る理由はない。

「まずはね、自分の内の力をしっかりと自覚するところから始めないといけないの」
「どうやってやるんですか?」
「手を出して」

 私が言われたように手を出すと、陽咲さんは手を上に乗せた。
 そのとき、乗せられた陽咲さんの手から、何か温かいものが流れ込んでくる。確かに感じているけど、不思議と違和感はない。その温かいものは、私の中に溶けるように消えていく。

「これが霊力。これを血みたいに循環させてみるの」
「血……ですか」

 私は、授業で習った大まかな血の流れを思い浮かべる。
 それで、なんとか流してみようとするけど、うまくいかない。
 まぁ、私は根っからの凡人だし、最初から完璧にできるはずもない。
 すると、私を見かねてか、陽咲さんが私の手のひらから何かを流してくれる。
 それは、腕から胸へ、胸から頭へ、頭から胸に戻って、今度は足に……というように循環し始める。
 私がもっとちゃんと感じ取ろうと目をつむると、陽咲さんが言う。

「後は、練習してコツを掴むしかないわ。じゃあね」

 じゃあねという言葉に反応するように、私が目を開けると、陽咲さんはいなくなっていた。
 一瞬で消えた。ここは、開けている。一秒もかからずにどこかに身を隠すなんて不可能なはずだ。

「ほんとう、なんなのあの人……」

 私は、ただ呆然とするしかなかった。
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