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第33話 友達だってよ
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先生の鼻血事件の翌日
体育祭のチーム分け?と出場種目決めが行われることになった。
出場種目決めはわかるがなんでチーム分け?って思ったが、なんでもパワーバランス上の都合でこのクラスと2-1のクラスは半分が紅組で半分が白組に振り分けられるらしい。
そうすると種目決めが出来なくなるじゃん?って思ったら、後で2-1と合流して決めろって......。
めんどくさい........。
目の前にある箱を前にそう思ってしまう。
まぁいいや、さっさと引いて終わらせよ~
手を突っ込み折り畳まれた1枚の紙を掴んで引く。
開いて読もうとしたら目の前から紙が消えた。
えっ
「先生......」
「猫屋は白な。席に戻っていいぞー。」
「えっ.........」
......まぁ先生がそう言うなら。
実は紙が消える前に俺はチラッと読んでいたのだ。自分のチームを。
紙には確かに紅と書かれていた。
それなのにおっちゃん先生は俺を白という。
これは匂いますね......なにか企んでます?先生?
でも先生は昨日俺の不利にならないよう弄るって言ってたからなぁ......。
信じるか.....。
「済賀君はどっちだった?」
席に戻るとつまらなさそうにスマホを弄っている済賀君に聞く。済賀君が白なら心強い。戦力的に。
「紅」
「あっはい。」
済賀君と同じ競技にならないようにしよ。
ついでの情報だが三津谷も紅らしい。本当にどうでもいい情報でしたね。
「愛斗君はどっちのチーム?」
珍しく自席にじっと座っている王道君に聞く。いつもなら一目散に『どのチームだった!?』って聞き回るのに。
なんだか大人しくしている王道君を見ると調子が狂う。
「おう未途か!!なんだか久しぶりだな!!」
まぁ確かに。俺が済賀君に強姦された日が最後だもんね。会ったの。
ん?記憶思い出したのかって?
地獄の3日間で走馬灯見た時にね......(泣)
「俺は白だったぜ!!未途は?」
「俺も白だよ。」
「.....ホントに?」
「うん。」
「~っやった~!!!やった!未途白なんだっ」
「わっ」
ぎゅむっと抱きつかれる。
......なんかすごい嬉しそうだな。身体もなんか小刻みに震えてるし。
「未途が白なら安心だ!」
「何が安心なの?」
「晃輝と仁哉はどのチームなんだ!?」
聞けよ!!
すっかり元気になった王道君にほっとするが、情緒不安定な彼を少し心配する。
今や俺の中でのマトモ枠は王道君しかいないから、友達として付き合いを大切にしたい。
ごめんね王道君。今まで君を避けてたりして....。
俺は心を入れ替える!!!
「んじゃ、白は視聴覚室、紅は旧1-3教室に行け。」
おっちゃんの号令により、みんなが動き出す。
しかし済賀君はなおも自席から離れずダラダラとしていたが、三津谷に連れていかれた。
思ったけどあの2人の関係謎だよね?
親衛隊と親衛対象の関係としては進藤君と悪鬼に似てるな。でも、友達って感じじゃないし.....わからん。
「未途、俺達も行こうぜ!」
「うん。......あのさ、愛斗君って済賀君と三津谷のことどう思う?」
俺の中であの2人はもう友達とは言えないなぁ。
でも今更よそよそしくするのも気持ち悪いし.....結果今まで通り?に接するようにした。
いや、今まで通りではないかな。前みたいに済賀君に頼るのはやめたっけ。
というかなんで強姦したのが済賀君だって知った時、済賀君と一緒に俺を嵌めたのが三津谷だって知った時、あんなに取り乱したんだろう?
今考えても取り乱す要素ないよなぁって思うんだけど......あの時の俺はどうかしてたのかな?
「仁哉と晃輝かぁ......俺は2人のこと友達だと思ってるけど、多分2人からしたら違うんだろうな。」
「えっ」
「だって俺を見る目が冷てぇもん。もっと仲良くなりたいから話しかけてるけど......。見込みはねぇかな。」
「えっ」
「だから未途と一緒のチームですげぇ嬉しい!!」
あ、あかん。泣きそうや。
めっちゃいい子じゃん。思い返してみれば済賀君は王道君のことめっちゃ煙たがってたし、三津谷は友達っていうか観察対象としてか王道君を見てないし........。
「愛斗君、俺達は友達だから。俺も愛斗君と一緒のチームで嬉しいよ」
「うっ、あ、ありがどう''!!ぐすっ」
「なっなんで泣くの!?」
ちょ、待って、泣かないでくれ。
なんで泣くん?
俺何か泣かせるようなこと言った!?
取り敢えず俺は王道君を宥めるように背中をさすった。
教室を最後に出たためか廊下には俺達2人しかいない。シーンとした廊下に王道君のぐずぐずと鼻をすする音が聞こえる。
「未途、俺の話を聞いてくれるか?」
「うん。」
急に語り出す王道君に俺は真剣に聞こうと思った。普段なら他人の心に踏み込むような話は誤魔化してその場を逃げるんだけど、王道君の話なら聞きたいと思う。
こんな気持ち初めてだ。
「俺さ、すっげぇ寂しがり屋なんだ。自分で言うのもなんだけど小さい頃から甘やかされて育てられて、常に隣に人が居たから.....。学校も中学行くまではずっと家で家庭教師つけられてた。だから友達とか全然必要なかったし、欲しいとも思わなかったんだ。でも中学からは行かなきゃダメって姉貴が言って、両親や兄貴は反対したんだけど、結局中学からは学校に通うことになった。.....だけど中学行っら皆遠目で俺を見るだけで、ずっと1人ぼっちだった。」
「ずっと?」
「うん。3日くらい。」
それは『ずっと』とは言わねぇよ!!
そのツッコミをぐっとこらえた。
「今まで隣に人がいたから、1人は寂しくて、怖くて、辛かった。それで不登校になって......。」
もうちょい粘れよ。3日で諦めんな。
なに、虐められてたの?違うよね?
話しかけられなかっただけだよね!?
「それを見兼ねた姉貴がおーどーがくえん?っていう漫画を貸してくれて、これで友達を作るイメトレしろって。」
うわ、そこにも居たのか腐女子。.....可哀想に、歪んだ知識を植え付けられて。しかしそれで実際にイケメンがホイホイされてるから馬鹿にできんよな。その漫画。
「でも、学校行く勇気を持てた時には時期が微妙で.....あ、だけどその漫画のお陰で、未途と仲良くできたんだ!」
「あー.......あははは。」
笑うしかねぇ。
「もしかして会長のこと好きなのも漫画の影響?」
だいたい会長とくっつく漫画が多くない?
そういうのって。
「それは違うっ!!」
「うぉっ」
「この気持ちは本物だ!それだけはわかる。」
人の寝込みを襲うろくでもない奴だと物凄く言いたい。会長だけはやめとけって。
でも、顔(瓶底メガネで口元くらいしか見えない)が赤くなってることから本気なんだろうな。
「そっか。でもこれだけは言うけど、会長下半身緩いよ?」
「愛のない行為が虚しいって俺が気づかせてやる!!めっちゃ虚しいって俺が気づかせるんだ!!」
「おお.....すっごい力が籠った言葉だ。頑張れ愛斗君!」
なぜ2回言ったんだ。そして虚しい強調しすぎや。
うん、でも遊園地の時でもう脈なしと思って諦めかけたけど、俺協力するよ王道君の恋を最後まで。
視聴覚室に行く道中、王道君は家のことをいっぱい話してくれた。
兄貴が身を守る武道を教えてくれたとか、
学校は怖いところなんだと両親に言われたとか、
姉貴に彼氏を連れてきなさいと言われたとか、
無理に家から出なくていいとか、
友達なんていいものじゃないとか、
王道君の家族は王道君をよっぽど外に出したくなかったんだなぁ.....姉貴を除いて。
めちゃくちゃ孤独にさせようとするじゃん。学校は怖いとか、友達はいいものじゃないとか。
友達の作り方知らないのも絶対に家族のせいだよなぁ。ある意味姉貴の腐った漫画が役に立ったってことか.....。
家族の歪み見て育つと子供も歪むもんだよね。
王道君は歪まされたんだろうけど......でも歪んでるように見えないな。ただのコミュ障みたいだし。
王道君は根がいい子だからそこまで歪まずに済んだのかな?それとも純粋に育てられたせいか?
「な、な!未途の家族はどんな感じなんだ?」
「俺の家族ねぇ~.....あ、ついた。その話しはまた今度ということで。さ、入ろっか。」
「ちぇ~」
残念そうな王道君の様子に苦笑いし、視聴覚室のドアを開け足を踏み入れた。
体育祭のチーム分け?と出場種目決めが行われることになった。
出場種目決めはわかるがなんでチーム分け?って思ったが、なんでもパワーバランス上の都合でこのクラスと2-1のクラスは半分が紅組で半分が白組に振り分けられるらしい。
そうすると種目決めが出来なくなるじゃん?って思ったら、後で2-1と合流して決めろって......。
めんどくさい........。
目の前にある箱を前にそう思ってしまう。
まぁいいや、さっさと引いて終わらせよ~
手を突っ込み折り畳まれた1枚の紙を掴んで引く。
開いて読もうとしたら目の前から紙が消えた。
えっ
「先生......」
「猫屋は白な。席に戻っていいぞー。」
「えっ.........」
......まぁ先生がそう言うなら。
実は紙が消える前に俺はチラッと読んでいたのだ。自分のチームを。
紙には確かに紅と書かれていた。
それなのにおっちゃん先生は俺を白という。
これは匂いますね......なにか企んでます?先生?
でも先生は昨日俺の不利にならないよう弄るって言ってたからなぁ......。
信じるか.....。
「済賀君はどっちだった?」
席に戻るとつまらなさそうにスマホを弄っている済賀君に聞く。済賀君が白なら心強い。戦力的に。
「紅」
「あっはい。」
済賀君と同じ競技にならないようにしよ。
ついでの情報だが三津谷も紅らしい。本当にどうでもいい情報でしたね。
「愛斗君はどっちのチーム?」
珍しく自席にじっと座っている王道君に聞く。いつもなら一目散に『どのチームだった!?』って聞き回るのに。
なんだか大人しくしている王道君を見ると調子が狂う。
「おう未途か!!なんだか久しぶりだな!!」
まぁ確かに。俺が済賀君に強姦された日が最後だもんね。会ったの。
ん?記憶思い出したのかって?
地獄の3日間で走馬灯見た時にね......(泣)
「俺は白だったぜ!!未途は?」
「俺も白だよ。」
「.....ホントに?」
「うん。」
「~っやった~!!!やった!未途白なんだっ」
「わっ」
ぎゅむっと抱きつかれる。
......なんかすごい嬉しそうだな。身体もなんか小刻みに震えてるし。
「未途が白なら安心だ!」
「何が安心なの?」
「晃輝と仁哉はどのチームなんだ!?」
聞けよ!!
すっかり元気になった王道君にほっとするが、情緒不安定な彼を少し心配する。
今や俺の中でのマトモ枠は王道君しかいないから、友達として付き合いを大切にしたい。
ごめんね王道君。今まで君を避けてたりして....。
俺は心を入れ替える!!!
「んじゃ、白は視聴覚室、紅は旧1-3教室に行け。」
おっちゃんの号令により、みんなが動き出す。
しかし済賀君はなおも自席から離れずダラダラとしていたが、三津谷に連れていかれた。
思ったけどあの2人の関係謎だよね?
親衛隊と親衛対象の関係としては進藤君と悪鬼に似てるな。でも、友達って感じじゃないし.....わからん。
「未途、俺達も行こうぜ!」
「うん。......あのさ、愛斗君って済賀君と三津谷のことどう思う?」
俺の中であの2人はもう友達とは言えないなぁ。
でも今更よそよそしくするのも気持ち悪いし.....結果今まで通り?に接するようにした。
いや、今まで通りではないかな。前みたいに済賀君に頼るのはやめたっけ。
というかなんで強姦したのが済賀君だって知った時、済賀君と一緒に俺を嵌めたのが三津谷だって知った時、あんなに取り乱したんだろう?
今考えても取り乱す要素ないよなぁって思うんだけど......あの時の俺はどうかしてたのかな?
「仁哉と晃輝かぁ......俺は2人のこと友達だと思ってるけど、多分2人からしたら違うんだろうな。」
「えっ」
「だって俺を見る目が冷てぇもん。もっと仲良くなりたいから話しかけてるけど......。見込みはねぇかな。」
「えっ」
「だから未途と一緒のチームですげぇ嬉しい!!」
あ、あかん。泣きそうや。
めっちゃいい子じゃん。思い返してみれば済賀君は王道君のことめっちゃ煙たがってたし、三津谷は友達っていうか観察対象としてか王道君を見てないし........。
「愛斗君、俺達は友達だから。俺も愛斗君と一緒のチームで嬉しいよ」
「うっ、あ、ありがどう''!!ぐすっ」
「なっなんで泣くの!?」
ちょ、待って、泣かないでくれ。
なんで泣くん?
俺何か泣かせるようなこと言った!?
取り敢えず俺は王道君を宥めるように背中をさすった。
教室を最後に出たためか廊下には俺達2人しかいない。シーンとした廊下に王道君のぐずぐずと鼻をすする音が聞こえる。
「未途、俺の話を聞いてくれるか?」
「うん。」
急に語り出す王道君に俺は真剣に聞こうと思った。普段なら他人の心に踏み込むような話は誤魔化してその場を逃げるんだけど、王道君の話なら聞きたいと思う。
こんな気持ち初めてだ。
「俺さ、すっげぇ寂しがり屋なんだ。自分で言うのもなんだけど小さい頃から甘やかされて育てられて、常に隣に人が居たから.....。学校も中学行くまではずっと家で家庭教師つけられてた。だから友達とか全然必要なかったし、欲しいとも思わなかったんだ。でも中学からは行かなきゃダメって姉貴が言って、両親や兄貴は反対したんだけど、結局中学からは学校に通うことになった。.....だけど中学行っら皆遠目で俺を見るだけで、ずっと1人ぼっちだった。」
「ずっと?」
「うん。3日くらい。」
それは『ずっと』とは言わねぇよ!!
そのツッコミをぐっとこらえた。
「今まで隣に人がいたから、1人は寂しくて、怖くて、辛かった。それで不登校になって......。」
もうちょい粘れよ。3日で諦めんな。
なに、虐められてたの?違うよね?
話しかけられなかっただけだよね!?
「それを見兼ねた姉貴がおーどーがくえん?っていう漫画を貸してくれて、これで友達を作るイメトレしろって。」
うわ、そこにも居たのか腐女子。.....可哀想に、歪んだ知識を植え付けられて。しかしそれで実際にイケメンがホイホイされてるから馬鹿にできんよな。その漫画。
「でも、学校行く勇気を持てた時には時期が微妙で.....あ、だけどその漫画のお陰で、未途と仲良くできたんだ!」
「あー.......あははは。」
笑うしかねぇ。
「もしかして会長のこと好きなのも漫画の影響?」
だいたい会長とくっつく漫画が多くない?
そういうのって。
「それは違うっ!!」
「うぉっ」
「この気持ちは本物だ!それだけはわかる。」
人の寝込みを襲うろくでもない奴だと物凄く言いたい。会長だけはやめとけって。
でも、顔(瓶底メガネで口元くらいしか見えない)が赤くなってることから本気なんだろうな。
「そっか。でもこれだけは言うけど、会長下半身緩いよ?」
「愛のない行為が虚しいって俺が気づかせてやる!!めっちゃ虚しいって俺が気づかせるんだ!!」
「おお.....すっごい力が籠った言葉だ。頑張れ愛斗君!」
なぜ2回言ったんだ。そして虚しい強調しすぎや。
うん、でも遊園地の時でもう脈なしと思って諦めかけたけど、俺協力するよ王道君の恋を最後まで。
視聴覚室に行く道中、王道君は家のことをいっぱい話してくれた。
兄貴が身を守る武道を教えてくれたとか、
学校は怖いところなんだと両親に言われたとか、
姉貴に彼氏を連れてきなさいと言われたとか、
無理に家から出なくていいとか、
友達なんていいものじゃないとか、
王道君の家族は王道君をよっぽど外に出したくなかったんだなぁ.....姉貴を除いて。
めちゃくちゃ孤独にさせようとするじゃん。学校は怖いとか、友達はいいものじゃないとか。
友達の作り方知らないのも絶対に家族のせいだよなぁ。ある意味姉貴の腐った漫画が役に立ったってことか.....。
家族の歪み見て育つと子供も歪むもんだよね。
王道君は歪まされたんだろうけど......でも歪んでるように見えないな。ただのコミュ障みたいだし。
王道君は根がいい子だからそこまで歪まずに済んだのかな?それとも純粋に育てられたせいか?
「な、な!未途の家族はどんな感じなんだ?」
「俺の家族ねぇ~.....あ、ついた。その話しはまた今度ということで。さ、入ろっか。」
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