冷血公爵は呪われし美女を溺愛する

ナナスケ

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二人の関係

第十八話

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今まで自分のことにしか目がなかったことがとても恥ずかしい。
全てを受け入れてくれたリアムに甘えていたのだ。

結局、今も昔も変わらない。

私は、、、、「お嬢様」のままだ。

ドレスの裾をギュッと掴み自然に力が込められる。

リリーは心配そうにローズの様子を伺う。

「やはり私は、、、相応しいとは思えない。」

「奥様?」

「私はあの方に一体何を残せるのだろう。」

その言葉を残しローズは部屋に戻った。

それからローズはリリーに「1人にして欲しい」と部屋に1人引きこもってしまう。
城の者の大半がホームシックによるものだろうと思っていたがリリーだけは何か違うと感じていた。

リアムは何かを隠している。それはローズも感じ取っていた。 だがそれが何かを聞いていいものなのか。
気になるが地雷なのでは無いのか。

彼が話してくれるまで待とうと決めたローズだが、自分の無力さと何も出来ない歯がゆさで心が不安定になっていた。


リアムが視察から戻るとリリーからローズのことをそっと伝える。

「お食事も要らないとお部屋から出てこられないのです、、、公爵様がお部屋をお尋ねになれば奥様も喜ばれると思います。」

リリーの言葉にリアムは無言で頷くと紅茶を部屋に持ってくるように指示をしローズ部屋を訪ねた。

「ローズ、俺だ。」

「、、、、」

「入るぞ。」

部屋に入るとベッドにうつ伏せに沈むローズの姿。

「どうか、、、お構いなく、、公爵様。」

「せっかく早く終わらせてきたんだ。褒めてはくれないのか?」

リアムはローズのベッドに腰をかけると美しいアイボリー色の髪を弄る。

「公爵様をお迎えできるような姿では有りませぬ。」

髪の隙間から見えたローズ目は真っ赤になっておりリアムは目を見開いた。

「泣いているのか?」

「泣いていません!」

ガバッと起き上がり慌てて涙を拭おうとするとリアムに手を掴まれた。

 「跡になる。擦るな。」

両手を掴まれ顔を思わず逸らすが腰をリアムに抱き寄せられる。

「何があった。」

「なにも、、、、ありません。」

「何も無かったようには見えんな。」

「私は、、、まだまだ子供でございます。あの城にいたお嬢様のままでございます。そんな私が、、、、」

「不安か?」

思わず見上げるとリアムの血のように赤い瞳から目を離せない。

「、、、」

その瞳が切なく、不安げに揺れる。

「だが、俺も不安だ。なんなら俺の方が不安だ。」

「え?」

「契約結婚を申し込んだのは俺の方だ。お前を好きで結婚を申し込んだ訳では無い。だが城から出ないのに世界に憧れて本を読み耽る姿や時折見せる切なげな表情。俺に見せる小さな笑顔。そんなお前に惚れていった。しかし、、、お前は違う。お前はまだ俺の事を契約対象として見ているだろう?そんなお前を失うのが日を増す事に怖くなっていく。」

リアムはローズの方を顔を埋めるとハハッと乾いた笑いを漏らす。

「お前の方が怖いに決まってるのにな、、、お前の方が不安に決まっているのに、、、、」


再び顔を上げてローズを見つめ、そのままベッドに押し倒す。


「り、、、リアム様?」

「お前の呪いは必ず解く。だから、、、」




俺の傍から離れないでくれ、、、、






次回をお楽しみに!
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