選ばれた者 おっさんの気ままな冒険

盾乃あに

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第3章 ダンジョンとおっさん

キョウとの別れ

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北海道ダンジョンへ通う雪菜とセツ
もうだいぶ慣れたようで朝から俺がコーヒーを飲んでいると必ず挨拶しに来る。

「おはようございます、あなた」
「おはよー」
前とは違って元気そうだ
「おぅ、二人とも今からダンジョンか?頑張れよ、今日辺りじゃないか?コアに身体ができるのは」
コアに教えるアンコやマロンも仲間が出来るので嬉しそうに教えてた

「そうですね、あの子もだいぶ頭が良くなったみたいでダンジョンの効率化を図ってるようですよ」
ほー、また随分と勉強したみたいだな。

「まぁ、どんな子になってもコアはコア、ダンジョンを管理していかないと行けないからな」
「マスターの私より頭がいいのはどうかなーと」
雪菜に任せるよりいいと思う
「そんなコアがいてもいいじゃないか、それに運命共同体なんだからさ」
「そうですね、それじゃあ頑張ってきますね」
「きますね!」
「おぅ!頑張ってこいよー!」
セツが後ろを振り返りながら手を振っている
手を振り返して見送ると

キョウが走ってきて
「カズッチ!俺っち帰ることになっちまった!」
格好は派手になったが泣きそうな顔で言われると可哀想になる
「キョウも長くいたしなぁ、どーせなら年越しまでいればいいけど、でもまたくればいいさ」
「また来てもいいのか?」
「そりゃキョウなら大歓迎だよ」
照れるキョウ、可愛い奴だ!
「なぁ、カズッチ、左肩見せてくんないか?」
ん?左肩?あぁ、
「おまじないがどーのってやつか?いいぞ」
シャツをはだけて見せると
「うん!まだ小さい鯉の状態だ!これなら大丈夫かも知れない!」
ん?
「鯉?魚のか?そんなもんがあんのか?」
「うん、最初は白い点みたいなのでカズッチが黒くなるのを吸ってくれるんだよ!大きくなり過ぎると僕ではどうにも出来なくなるけど、このままなら大丈夫!良かった!」
このまままったり過ごしていければ問題ないだろう
「あははは!キョウ?口調が戻ってるぞ!でも心配してくれてありがとな!」
「こ、これは俺っちが勝手にしたことだ!カズッチが心配するこたねぇぜ」
お、口調を戻した
「いや、こんな俺を心配してくれて本当に感謝してるよ」
「あはは、俺っちこそいっぱい遊んでくれてありがとー!みんなにも挨拶して来るぜ!」
走って広場のほうへ向かって行く
「おぅ!ちゃんと帰るときは言うんだぞ!見送るからな!」
「おう!いってくらぁ!」
あいつ帰ってから大丈夫かな?・・・大丈夫だ!

それからチリツカが帰ってきてまた一悶着
「何ですか!あの部屋の汚さは!あそこは私の部屋ですよ!」
「いいや、それは違うよチリ君!あそこは俺っちの部屋になったんだゼィ!」
チリツカは青筋をたてながら
「貴方は私の代わりでしょう!いまから帰る人に部屋なんか必要ない!」
「さっきカズッチも帰って来ていいっていってくれたんだぜ!それにドアにも俺っちの名前が書いてあるしな!」
「こんなものこうです!」
チリツカは一つ指を鳴らすとドアに書いてあった文字が消えた
「なにすんだよ!今度は彫ってやる!」
「やめろ!キョウの部屋は別に作ってやるから!」
チリツカはビックリ、キョウはニンマリ
「俺っちの勝ちだぜー!」
「カズトいいんですか?」
「別に部屋が増えても構わないぞ!キョウが喜ぶならそれでいい」
「カズッチありがとー!」
頭を撫でてやる
「本当にお人好しですね」

そして別れの時
「みんなありがとー!俺っちまた帰ってくるぜー!」
と手を振って別れた
「うるさかったけど良い子だったよね」
「またくるさ!」

チリツカside
チリツカとの帰り道
「チリ君、カズッチに虚飾しといたよ」
驚いたチリツカは
「お前そんなことしたら力半減するだろう」
ニッコリ笑って
「カズッチが気に入ったからいいんだ、だけど注意しといてよ!僕が施したのは吸収の虚飾、今は左肩に白い鯉の虚飾が有るけど吸収し過ぎると黒に変わりやがて龍になる。そうなったら手遅れになってもおかしくない。」
チリツカは首を振り
「お前も変わったな、分かった!俺がそんな事はさせないさ」
「なら良かったー!また連れて来てよね、来るほど力は残って無いからさ!」
本当に変わったな
「大人しくしてるならな!」
「俺っちはいつでも大人だぜ?」
「そーいう意味じゃ無いんだがまーいいか!」
そーいいながら天界まで二人で帰った
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