カミサマの父子手帳~異世界子育て日記~

青空喫茶

文字の大きさ
9 / 63
一章

転移と日常と再転移

しおりを挟む
 目を開けると真っ暗な部屋。馴染んだベッド。
 そして、枕元にスマホが転がっている。
「あの女神、嘘はついてなかったな」
 スマホのロックを外して時間を見ると0時を少し過ぎていた。俺が寝付いてすぐぐらい、つまり、女神に拉致られた時間だ。
  クロノリヤの宿、エレナンセの客室でふかふかのベッドに入り込んだあと、俺は地球に転移した。
 テレビのチャンネルを変えるように、何の抵抗もなく俺は地球に戻ってこれた。よかった。
 このまま朝まで寝て、いつも通り仕事に行こう。

ーーーーーーーーーー

 いつも通りの日常。
 朝晩の亜紀へのメール。
 朝メシ食って働いて、昼メシ食って働いて、晩メシ食って風呂に入る。
 いつも通りの平和な日常。
 そして俺はラフィーアに戻ることなく3日間過ごして、土曜になった。

ーーーーーーーーーー

 いつもなら休日は亜紀とデートに行くんだが、あいにく亜紀は急な仕事で出勤してる。
 外出する気も起きなかったので、俺は自室に戻って昼寝することにした。
 ……そうだ、ラフィーアにでも行ってみるか。
 ベッドに転がって目を閉じ呟く。
「ラフィーアへ」

ーーーーーーーーーー

 再び目を開けると、見慣れない天井が見える。俺の部屋より高い天井。
 ラフィーアコッチには時計が無かったから、時間が分かるようにカーテンを開け放していたことを思い出す。窓に目をやると真っ暗な中に街頭のランプの灯りがぼんやり見える。
 女神が言っていた通り、転移前の時間からコンティニューしたみたいだ。
 元々昼寝する予定だったしな。朝まで寝よう。

ーーーーーーーーーー

 窓から射し込んでくる朝日の眩しさに目を覚ます。次からはカーテンは閉めて寝よう。
 ベッドから出ると少し肌寒い。勝手がわからず炭が足りなかったのか、暖炉は夜のうちに消えてしまっていた。
 寝る前にサイドテーブルに置いた洗面器。張っておいた水は冷たかったが、目を覚ますのにはちょうどいい。顔を洗って服を着替える。着替えなんか無かったから客室にガウンが置いてあって助かった。
 寝る前に枕元に出しておいた女神の御子は、ぼんやりと光ったままで変化無し。昨日と同じく服の内ポケットにそっと入れる。
 剣を提げて、次元鞄を肩掛けに、支度を終えて部屋を出た。
 宿エレナンセは外観も内装も客室も申し分無い一流ホテルだ。こんないいところに無料タダで泊まってしまったことに罪悪感を覚える。我ながら小市民だと思う。
 階段を降りるとチコのお姉さんがいた。俺に気づいて笑顔になる。
「おはようございます、ユート様。昨日はよく眠れましたか?」
 よしてくれと言ったのに、お姉さんは俺を様付けで呼ぶ。俺は苦笑しながら返事をする。
「ええ。お陰様で。お気遣いありがとうございます」
 あんないい部屋なかなか泊まれるもんじゃない。チコには悪いが、今日からは別の宿を探そうと思う。いい部屋過ぎて落ち着かん。
「一宿一飯、本当にお世話になりました」
 俺が頭を下げると、チコのお姉さんが俺の足元に歩いてきた。きょとんとしながら俺を見上げている。
「頭をあげてくださいな。ユート様はチコちゃんの命の恩人ですもの。何日だっていてくださっていいんですよ」
「そう言っていただけるのは嬉しいんですが。もう十分ですよ」
 居心地はいいんだけどな。そんな会話をしていると、いつの間にいたのかチコが割り込んできた。
「なんでお姉ちゃんには礼儀正しいんだよ。さてはあんた偽者だな?」
 開口一番悪態をつく。低血圧か?
「おはよう。いい部屋をありがとな」
 チコの悪態を無視して頭を撫でてやった。朝から突っかかってくんなって。
「そそそれはよかったな。……えへへへ」
「チコちゃん、可愛い」
「お姉ちゃん、からかわないでよ~」
 コロコロ笑う姉と、もじもじする妹。仲のいい姉妹だな。
 俺はチコの頭から手を離す。散歩がてら朝メシでも行こう。
「じゃあ俺朝メシ行ってくるわ。あとで肉屋に案内してほしいんだけど、いいか?」
「おっおう。じゃあ俺はここで宿の手伝いしてるから、戻ってきたら声かけてくれよ。いいよな、お姉ちゃん?」
「ええ。恩返ししないとね」
 チコにも仕事があるのに俺の都合に合わせてくれるみたいだ。
「ありがとうございます」
 頭を下げるとチコに蹴られた。

ーーーーーーーーーー

 エレナンセのレストランも朝食は提供している。でもそこまで世話になるのもな。
 それに昨日と違って里の中。せっかくだしぶらぶらしたい。
 朝の日差しを浴びながらクロノリヤを散策する。
「ユートさん、おはようございます」
 ぶらぶらしていると、聞き覚えのある声がした。振り返ると親衛隊(笑)のトカゲさん。
 種族はリザードマンで名前はコレットというらしい。
「おはようございます、コレットさん」
 俺は軽く頭を下げて挨拶した。
「朝早くからどこへ行かれるんですか?」
「朝メシがてら散歩してるだけですよ。どこかおすすめありますか?」
 俺がそう言うと、コレットさんは微笑みながら頷いた。青い鱗に朝日が反射してきれいだな。
「それなら、この先の突き当たりを右に行くと食堂街がありますよ。この時間だとデイジーちゃんのお店がおすすめかしら。デイジーちゃんっていうのは、人族で猫の獣人アニマで可愛いの」
「そうですか。ありがとう、行ってみます」
 コレットさんに礼を行って別れる。獣人ってのは種族の名前じゃないんだな。そういえばチコも獣人か。
 コレットさんの案内どおりに進むと、飲食店が並んでいるのが見えてきた。開いている店は少ない。
 開いている店を見ながら歩くと、猫耳を見つけた。あれがデイジーかな。
 白い煉瓦のこじんまりとした建物。入り口の脇にデッキがあってテーブルと椅子が並んでいる。入り口から見える店の中にもテーブルが並んでいるから、結構席数はあるみたいだ。
「すみませーん。お店やってます?」
「はい、どうぞいらっしゃい!」
 元気な声が帰ってきた。まだ早いのか他の客はいない。店に近づくと店内に通された。
「メニューはこちらです。お決まりになりましたら声をかけてくださいね……」
 にっこり笑ってデイジーは動きを止めた。大きな目を開いてまじまじと俺を見てくる。獣人だけあって猫目だ。面白いな。
 じーっと見てくるので俺もじーっと見返してやる。
「……あっ、し失礼しました」
 デイジーが再起動し、頭をペコリと下げて奥に引っ込んでいった。なんだあれ?
 気を取り直してメニューを見る。見たこと無い字が並んでいるが、技能のお陰で理解できる。
 日本アッチの喫茶店みたいなモーニングは無いんだな。
 紅茶はあるがコーヒーが無い。黒茶ってのがあるから、似たような味かも。
 黒茶が1ミルズと20ミル。あと大麦パン80ミルに、ベーコン1ミルズと60ミル。
 全部で3ミルズと60ミル。ちなみに昨日大山猫を換金してもらった銀貨は1枚100ミルズ。俺が文無しだと言うと、使いにくいだろうからと1枚分だけ両替してくれた。
 鉄貨100枚と銅貨9枚。あと青銅貨9枚。
 1ミルが鉄貨1枚。100ミルで1ミルズ、銅貨1枚だ。10ミルズで青銅貨1枚で、100ミルズで銀貨1枚。
 ちなみに、エレナンセは素泊まり一泊100ミルズだそうだ。やっぱお高い宿でした。
「すみませーん。注文お願いします」
 奥にいるデイジーに声をかける。すぐにデイジーが来てくれた。
「黒茶と大麦パンとベーコンお願いします」
「はい、かしこまりました」
 慣れた手つきで注文をメモに書き込む。驚いたな、紙のメモだ。
「あのぉ……お客様?」
「……はい?」
 注文を書き終えたデイジーが、恐る恐る聞いてくる。
「もしかして昨日の夜に里に来た人族って、お客様ですか?」
「……昨日の夜、チコと一緒に里に入った人族でいいなら俺ですね」
 少し考えてから、詳しく回答する。何か用?
「やっぱりっ!」
 デイジーの耳がぴこぴこ動いた。
洗浄ウォッシュが使えるってほんとですか?」
「覚えたてですけど」
 耳が早いな。もしかして結構噂になってたり?
「お食事のあとで構いませんので、洗浄ウォッシュかけてもらってもいいですか?」
「いいですよ、暇なんで」
「ありがとうございますっ」
 デイジーは頭を下げてにこにこと奥に引っ込んでいった。
 頼んだ食事はそのあとすぐに運ばれてきた。まぁ、早そうなの選んだからな。
 大麦パンは香ばしく、ベーコンは肉厚で美味かった。黒茶はコーヒーじゃなくて大豆のお茶みたいな味だった。
 朝メシを食い終えて一息つくとデイジーがやって来て、恥ずかしそうにこう言った。
「実は、パンを焼く釜に洗浄ウォッシュをかけてほしいんです……」
 煤が溜まってきちゃって……と苦笑い。
 魔法なんて減るもんじゃ無し、練習がてら承諾する。
 力加減を間違えて釜どころか台所全体がきれいになったのには苦笑するしかなかった。
 感激したデイジーがメシ代を無料タダにどころか、対価を払うと言い出したから困った。
 そんなつもりじゃないと無理矢理に金を払って店を出る。
「ぜひまたきてくださいっ!ありがとうございましたっ!」
 振り返ると深々とお辞儀をして見送ってくれていた。やめてくれよ恥ずかしい。
 逃げるように来た道を引き返す。さっさと肉屋に行こう。
 エレナンセに戻ると店の前をチコが掃除していた。半袖半パンじゃなくて、お姉さんとお揃いのワンピースだ。あのワンピースは宿の女性用の制服なんだとか。
 あーいう格好だとちゃんと女の子に見えるな。
「ただいま、チコ。掃除手伝ってやろうか?」
 俺に気づいたチコがにこっと笑った。
「おかえりユートッ。早かったな」
「あんまし奥まで行ってないからな。デイジーの店でメシ食って戻ってきた」
「あぁ、デイジーちゃんのとこか。俺もたまに行くぞ。デイジーちゃんはクリスねーちゃんとつるんでないから気楽なんだ」
 ほどほどにしとけよクリスティーネ……。チコが遠い目をして空を見てるぞ。
「そうか。大変だな」
「そ、それより肉屋に行こうぜ。ちょっと待っててくれよ、お姉ちゃんに言ってくるから」
「ゆっくりでいいぞ」
「すぐ戻るって」
 現実から逃げるようにチコが店の中に入っていって、ほんとにすぐに戻ってきた。
「お待たせ」
「……悪いな」
「気にすんな、行こうぜ」
 例によってチコがまた俺の手をつかんで歩き出す。歩きにくいから離せって言ってんのになぁ……。
 その後予定通り肉屋に行って、大山猫の肉の残りを買い取ってもらった。仕留めたのが昨日だから痛んでいるかと思ったんだが、肉はみんなまだ生暖かった。
 肉屋の店主に教えてもらったんだが、ほとんどの冒険者が次元鞄を持っているらしい。
 大きさは様々だが機能は一緒。俺は気づいていなかったが、入れたものは時間が止まるそうだ。なるほどね。
 なので、18頭分全部売れた。1頭青銅貨8枚になったから、銀貨14枚と青銅貨4枚だ。エレナンセでは1頭で銀貨1枚だったから、気を使ってくれたんだな。素直に感謝しとこう。
 今ので所持金が銀貨23枚と小銭がいくらか。昼から買い出しに行って、今日はちゃんと金払ってエレナンセに泊まろう。
「チコ、今日からエレナンセには金払って泊まるからな」
 あとで文句言われても嫌なので先に言っておく。
「なんでだよ、ユートから金なんかもらえねえよ」
「昨日も言ったろ。一宿一飯で十分なの。受け取れないってんなら他の宿に行くからな」
「えーっなんだよそれっ」
 いいんだよ、これで。チコの頭をくしゃくしゃと撫でながら、俺たちはエレナンセへ向かった。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

処理中です...