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”芥川 月の誕生”
【強制入門】
しおりを挟む「起きましたか?」
腕は激痛。
頭もぐらぐら・・・・・・
・・・・・・この少女に!?
運動経験はないとはいえ、決死の覚悟の成人男性を!?
「お目覚めですか?」
禿鷲ぃ・・・・・・
「我が娘ながら優しい・・・・・・脳みそ潰すこともできましたのに、生きてましたね」
「・・・・・・もう、さっさと殺せ」
異常な親子に殺される。
これも、人生だ・・・・・・
そう思った。
だが・・・・・・
「はいっ!」
パァァンッッ!!
禿鷲が強かに合掌した。
「・・・・・・コレで、あなた一回死にました」
「へ?」
「死んだからには、私に人生預けてみません?」
「マジで・・・・・・意味分かん・・・・・・」
「まあまあ、これも人生経験ってことで。あ、今更ながら、娘の冬紀です」
「よろしくお願いします」
「はぁ・・・・・・どうも」
「じゃあ、三人仲良く、明日から稽古開始ですよぉ!! ヒャハハハ!!!!」
全く状況が分からない。
だが、次の日から強制的に鍛錬の道へ誘われていった。
何度逃げ出そうと試みても、捕まって失敗。
寝首を掻こうとしたが・・・・・・ダメだった。
毎回、どこかの骨を折られて悶えてゲームセット。
三〇回を超えた辺りで、次の日の稽古で辛くなるのは自分だと気がつき、無駄な足掻きをやめた。
抵抗をやめると、向こうも手出しをしなくなった。
調教が、成功したわけである。
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