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一章:転生しちゃった
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「すげー」
「ほんとだな」
「はい。確かに」
子供たちは、めんどくさいからシーラ達にしよう。シーラ達は森の神秘的な空気に圧倒されて、目を超キラキラさせてる。確かに神秘的だけど、この感じどっかで感じたことあるんだよね~。何処だっけ?
なんか…いつも……うーん。
「クロロフェル様。凄いですね」
「そうだね。シーラ」
考えても思い出せない。よし、考えるのやめよう。思い出せない時はすごく気分悪くなるしね!
--クロ!
頭に直接響くような声が聞こえた。ん?誰か呼んだ?私の事をクロって呼ぶのは外の人達だけなんだけど。
「どうかなされたんですか?」
「何もないよ…」
「そうですか」
感がいいな。周りのことをちゃんと見てる。
--クロ!なんでここにいるんだ!
ヒェッ!この声は《シュバ》じゃないか!シュバはどっかの森であった黒い髪の人だ。ちなみに他の人もいたけど、全部違う色に分かれてたな。ちっちゃいやつも。ちっちゃいやつは見たまんま精霊。中にはイタズラ好きの妖精もいたけど、あの人たちはすごい精霊に好かれてた。
『どうしたの?シュバ』
私はシュバに念話で返す。虚空に話しかけたら変な人だと思われるし、なぜかみんなには私たちのことはなるべく黙っとけって言われたからね。
『やっと繋がった!クロ、なんでそこにいるんだ?』
『旅行に来たの。この森が精霊の森って言われててね。神聖な場所で……ってシュバ達と初めてあった時の森も似たようなところだったよね!あー、すっきりした。どっかに似ててと思ってたんだよね』
そうだった!ああ、私が間違えて転移ミスした時にシュバたちに会った。そん時の森みたいな雰囲気だ。
『………』
『シュバ?』
『クロ。俺たちの種族は何か知ってるか?』
『え?人間じゃないの?』
この世界にはいろんな種族がいる。
人間
獣人
魔人
龍 (ドラゴン)
精霊
エルフ
ドワーフ
神
天使
悪魔
などなど、あるが、(細かいところは飛ばしてる)大体こんな感じ。でもドワーフとか魔族とか獣人以外は結構希。そんなに見かけない。全く表に出てこない種族もいるけどね。しかも獣人は三形態できて、獣型、ケモミミ型、人型となっていて、獣人はほとんど人型だ。それでなかなか見つけることができない。たまに不完全で二足方向の獣に変化する獣人もいるらしい。
『はぁ…まぁいい。クロ、お前だけなら大丈夫だが、そこは人間に危険区域に指定されているぞ。』
え?危険区域?そんな看板は…
『立ててあった看板は魔物によって粉々のされているぞ。地面をよく見てみろ。破片が落ちてるぞ』
あ、本当じゃん。え?やばくない?ここら辺の魔物はシーラ達には強すぎる。プロの冒険者でさへ危険だというらしい。らしいと言ったのは私に取っては全然危険じゃないからだ。だっておじいちゃんのスパルタにあれだぜ?神様がくれたチートだぜ?こんなところで苦戦するわけがないわ!はははは!
と、冗談はこれぐらいにして、
「シーラ!これ!!看板の破片が!ここ危険区域!逃げないと!」
と演技をする。
「なんだと!」
「マジでか!」
「はっ!なんか嫌な感じがする!」
「逃げよ!」
私たちは来た道を走り出す。シーラは言われて気がついたのか、魔物の気配を察知する。シーラの感は中々当たるらしい。後ろから魔物が来てる。私は気配察知とか、そういう安易なやつなら簡単に使えるけど、私の今ステータス封印中。つまり、私が一っ番遅い。
「クロロフェル様!」
シーラが私に身体強化をかけて、足を早くさせる。おう、優しいね。私はもう息切れ状態。気遣いが身に染みるようだ。
「ありがとう。シーラ」
私達は森を突っ切る。途中で追いつかれそうになった。なんか気配がニョロっとした何かだったから私は逃げられてよかったと思う…だって、虫だったら私は失神してたね!姿見ないようにしておいてよかった。
因みにシュバが気づかれないように、足止めしてくれた。足止めだけだったのは気づかれないためだ。風魔法を使って、匂いと音、それと空気を当てて、速度を遅くしてもらったのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が切れるわ~。シーラ達は少しだけだ。ほんとハイスペックだな。明日は筋肉痛!ああ~久しぶりだな、封印状態で全力疾走したの。
「クロロフェル様。ありがとうございます。クロロフェル様が気づいてなければ襲われていたでしょう」
「気配から察するにかなり力を持った魔物でした」
「俺は別に勝てたけど、今は調子が悪かっただけだ。逃げたのは!」
はは。クリスはまだまだ子供だな。強がりも程々にしないとあとで大変なことになるしな。それにしてもシーラとローレンは落ち着いてる。さすがだ。これぐらいだったら冷静な判断が下せる。
「じゃあ帰ろっか。あと二ヶ月で学校だし体壊したらダメだしね。楽しみだな。学校」
「そうですね。学ぶことは沢山あるでしょう」
ローレンが返事をしてくれる。何時もではないけど、たまに返事をしてくれるのだ。
そして、二ヶ月後、学校が始まるのだ!お友達できるかな?みんなはくだらないとか言ってるけど、ほんとは行きたいんでしょ~。今は夕方。もう日が沈み始めてる。そろそろ帰らないと捜索部隊が出されるかも。もちろん私は捜索対象外で。
なるべく早く帰ったつもりだが、別荘に着いた頃は外はもう日が落ちたていた。そのあとセバスにめちゃくちゃ怒られた。セバスが怒ると怖い。後ろに鬼神が立ってたね。こう言ってみるとあまり怖く聞こえないが、マジで怖い。それだけは言っておこう。
------
学校です!
「ほんとだな」
「はい。確かに」
子供たちは、めんどくさいからシーラ達にしよう。シーラ達は森の神秘的な空気に圧倒されて、目を超キラキラさせてる。確かに神秘的だけど、この感じどっかで感じたことあるんだよね~。何処だっけ?
なんか…いつも……うーん。
「クロロフェル様。凄いですね」
「そうだね。シーラ」
考えても思い出せない。よし、考えるのやめよう。思い出せない時はすごく気分悪くなるしね!
--クロ!
頭に直接響くような声が聞こえた。ん?誰か呼んだ?私の事をクロって呼ぶのは外の人達だけなんだけど。
「どうかなされたんですか?」
「何もないよ…」
「そうですか」
感がいいな。周りのことをちゃんと見てる。
--クロ!なんでここにいるんだ!
ヒェッ!この声は《シュバ》じゃないか!シュバはどっかの森であった黒い髪の人だ。ちなみに他の人もいたけど、全部違う色に分かれてたな。ちっちゃいやつも。ちっちゃいやつは見たまんま精霊。中にはイタズラ好きの妖精もいたけど、あの人たちはすごい精霊に好かれてた。
『どうしたの?シュバ』
私はシュバに念話で返す。虚空に話しかけたら変な人だと思われるし、なぜかみんなには私たちのことはなるべく黙っとけって言われたからね。
『やっと繋がった!クロ、なんでそこにいるんだ?』
『旅行に来たの。この森が精霊の森って言われててね。神聖な場所で……ってシュバ達と初めてあった時の森も似たようなところだったよね!あー、すっきりした。どっかに似ててと思ってたんだよね』
そうだった!ああ、私が間違えて転移ミスした時にシュバたちに会った。そん時の森みたいな雰囲気だ。
『………』
『シュバ?』
『クロ。俺たちの種族は何か知ってるか?』
『え?人間じゃないの?』
この世界にはいろんな種族がいる。
人間
獣人
魔人
龍 (ドラゴン)
精霊
エルフ
ドワーフ
神
天使
悪魔
などなど、あるが、(細かいところは飛ばしてる)大体こんな感じ。でもドワーフとか魔族とか獣人以外は結構希。そんなに見かけない。全く表に出てこない種族もいるけどね。しかも獣人は三形態できて、獣型、ケモミミ型、人型となっていて、獣人はほとんど人型だ。それでなかなか見つけることができない。たまに不完全で二足方向の獣に変化する獣人もいるらしい。
『はぁ…まぁいい。クロ、お前だけなら大丈夫だが、そこは人間に危険区域に指定されているぞ。』
え?危険区域?そんな看板は…
『立ててあった看板は魔物によって粉々のされているぞ。地面をよく見てみろ。破片が落ちてるぞ』
あ、本当じゃん。え?やばくない?ここら辺の魔物はシーラ達には強すぎる。プロの冒険者でさへ危険だというらしい。らしいと言ったのは私に取っては全然危険じゃないからだ。だっておじいちゃんのスパルタにあれだぜ?神様がくれたチートだぜ?こんなところで苦戦するわけがないわ!はははは!
と、冗談はこれぐらいにして、
「シーラ!これ!!看板の破片が!ここ危険区域!逃げないと!」
と演技をする。
「なんだと!」
「マジでか!」
「はっ!なんか嫌な感じがする!」
「逃げよ!」
私たちは来た道を走り出す。シーラは言われて気がついたのか、魔物の気配を察知する。シーラの感は中々当たるらしい。後ろから魔物が来てる。私は気配察知とか、そういう安易なやつなら簡単に使えるけど、私の今ステータス封印中。つまり、私が一っ番遅い。
「クロロフェル様!」
シーラが私に身体強化をかけて、足を早くさせる。おう、優しいね。私はもう息切れ状態。気遣いが身に染みるようだ。
「ありがとう。シーラ」
私達は森を突っ切る。途中で追いつかれそうになった。なんか気配がニョロっとした何かだったから私は逃げられてよかったと思う…だって、虫だったら私は失神してたね!姿見ないようにしておいてよかった。
因みにシュバが気づかれないように、足止めしてくれた。足止めだけだったのは気づかれないためだ。風魔法を使って、匂いと音、それと空気を当てて、速度を遅くしてもらったのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が切れるわ~。シーラ達は少しだけだ。ほんとハイスペックだな。明日は筋肉痛!ああ~久しぶりだな、封印状態で全力疾走したの。
「クロロフェル様。ありがとうございます。クロロフェル様が気づいてなければ襲われていたでしょう」
「気配から察するにかなり力を持った魔物でした」
「俺は別に勝てたけど、今は調子が悪かっただけだ。逃げたのは!」
はは。クリスはまだまだ子供だな。強がりも程々にしないとあとで大変なことになるしな。それにしてもシーラとローレンは落ち着いてる。さすがだ。これぐらいだったら冷静な判断が下せる。
「じゃあ帰ろっか。あと二ヶ月で学校だし体壊したらダメだしね。楽しみだな。学校」
「そうですね。学ぶことは沢山あるでしょう」
ローレンが返事をしてくれる。何時もではないけど、たまに返事をしてくれるのだ。
そして、二ヶ月後、学校が始まるのだ!お友達できるかな?みんなはくだらないとか言ってるけど、ほんとは行きたいんでしょ~。今は夕方。もう日が沈み始めてる。そろそろ帰らないと捜索部隊が出されるかも。もちろん私は捜索対象外で。
なるべく早く帰ったつもりだが、別荘に着いた頃は外はもう日が落ちたていた。そのあとセバスにめちゃくちゃ怒られた。セバスが怒ると怖い。後ろに鬼神が立ってたね。こう言ってみるとあまり怖く聞こえないが、マジで怖い。それだけは言っておこう。
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学校です!
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