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最後の夜
2. じゃぁ、僕は? 僕はどうなるの??
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「そ…そう、です……か……。
それは…おめでとう…ございます……」
頑張って笑顔を作る。
だが、心の中では凄まじい嵐が巻き起こっていた。
結婚!?
どういうこと!?
そんなにあのご令嬢に心を奪われてしまわれたのだろうか!?
じゃぁ、僕は?
僕はどうなるの??
性処理の道具としての僕は……。
もう……
用無し………。
身体の震えに気づかれたくなくて、社長の力が緩んだ手を両手で包み社長の膝へ返す。
「若くてとても綺麗な方でしたし、聡明そうで、育ちの良さも出ています。
社長とはとてもよくお似合いの方だと思います」
そう言ってまた笑顔を見せ、手を下げた。
それからは社長は何も話さなかった。
ただ、僕とは反対側の窓の外を眺めていた。
おめでたい話題なのに、なぜか重たい空気が車内を包んだ。
キキー!
車が自宅に着いたとたん、僕は腕を引っ張られるように車外に連れ出された。
後ろからついてきていたもう一台の車からあわてて秘書が降りてきたが、社長は手を振り「もう、下がれ」の合図をする。
大きな玄関ホールから、中央の階段を上り、そこからエレベーターへと引きずり込まれた。
バンッ!!
「んんーーーーーッッ」
エレベーターが動き出したとたん僕は激しく壁に身体を叩き付けられ、そのまま歯があたるのもお構いなしに社長にキスをされた。
ずっと口を閉じたまま一言も話さなかった社長の口内には、まるで噛み締めていたかのように大量の唾液が溜まっていて、キスと同時に僕の中に流れ込む。
そして社長の舌が僕の中に進入し暴れる。
「んぁっ!ンンッ!ぅんっ!ンンーーーッ!……」
僕は溺れそうになりながらも、その甘い蜜に酔ったように身体が反応し僕の芯がびくびくと疼く。
エレベーターが5階で止まる。
最上階、社長のプライベートフロア。そして、社長の寝室の隣が僕の部屋だ。
唇を開放してくれた社長はまた僕の手を引っ張り、エレベーターを降りた。
そしてそのまま、僕の部屋へと来るのだと思った。
僕を抱くときは、社長が僕の部屋へ来るか、地下の「監禁部屋」へ僕を呼び出しておくか、何処かに泊まった先が多い。
何度か社長の気分でアオカンや公衆トイレ、車内、会社の社長室なんてのも、ないこともないが……。
だが、今日は真っ直ぐ社長の寝室へ向かった。
え……どうして……。
こんな、こんな激しいキスの後で、僕を抱いてくれないの………?
引っ張られながらも期待していた僕は、身体の疼きを押さえようと捕まれていない手で自分の胸座を強く掴んだ。
それは…おめでとう…ございます……」
頑張って笑顔を作る。
だが、心の中では凄まじい嵐が巻き起こっていた。
結婚!?
どういうこと!?
そんなにあのご令嬢に心を奪われてしまわれたのだろうか!?
じゃぁ、僕は?
僕はどうなるの??
性処理の道具としての僕は……。
もう……
用無し………。
身体の震えに気づかれたくなくて、社長の力が緩んだ手を両手で包み社長の膝へ返す。
「若くてとても綺麗な方でしたし、聡明そうで、育ちの良さも出ています。
社長とはとてもよくお似合いの方だと思います」
そう言ってまた笑顔を見せ、手を下げた。
それからは社長は何も話さなかった。
ただ、僕とは反対側の窓の外を眺めていた。
おめでたい話題なのに、なぜか重たい空気が車内を包んだ。
キキー!
車が自宅に着いたとたん、僕は腕を引っ張られるように車外に連れ出された。
後ろからついてきていたもう一台の車からあわてて秘書が降りてきたが、社長は手を振り「もう、下がれ」の合図をする。
大きな玄関ホールから、中央の階段を上り、そこからエレベーターへと引きずり込まれた。
バンッ!!
「んんーーーーーッッ」
エレベーターが動き出したとたん僕は激しく壁に身体を叩き付けられ、そのまま歯があたるのもお構いなしに社長にキスをされた。
ずっと口を閉じたまま一言も話さなかった社長の口内には、まるで噛み締めていたかのように大量の唾液が溜まっていて、キスと同時に僕の中に流れ込む。
そして社長の舌が僕の中に進入し暴れる。
「んぁっ!ンンッ!ぅんっ!ンンーーーッ!……」
僕は溺れそうになりながらも、その甘い蜜に酔ったように身体が反応し僕の芯がびくびくと疼く。
エレベーターが5階で止まる。
最上階、社長のプライベートフロア。そして、社長の寝室の隣が僕の部屋だ。
唇を開放してくれた社長はまた僕の手を引っ張り、エレベーターを降りた。
そしてそのまま、僕の部屋へと来るのだと思った。
僕を抱くときは、社長が僕の部屋へ来るか、地下の「監禁部屋」へ僕を呼び出しておくか、何処かに泊まった先が多い。
何度か社長の気分でアオカンや公衆トイレ、車内、会社の社長室なんてのも、ないこともないが……。
だが、今日は真っ直ぐ社長の寝室へ向かった。
え……どうして……。
こんな、こんな激しいキスの後で、僕を抱いてくれないの………?
引っ張られながらも期待していた僕は、身体の疼きを押さえようと捕まれていない手で自分の胸座を強く掴んだ。
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