蜘蛛の糸の雫

ha-na-ko

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存在意義

2. 社長のその指が好き……。

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社長は胸の突起を舐め回しながら、今度はおもむろに僕の尻たぶを持ち左右に開く。するとアナルが丸見えとなり、ひくひくし期待しているのがバレるのではないかとドキドキした。
指で穴の襞をなぞり、つぷっと軽く指先だけが埋まりくるんと回し柔らかさを確認する。
僕はその指だけで胸の高鳴りを押さえられなかった。

ああ……社長のその指が好き……。太くて長くて、荒っぽい。
早く根元まで突っ込んで中から僕をかき回してほしい……。

想いが更なる興奮を生んで、社長の指先をきゅうと締め付け、息が上がる。

しかし、僕の期待とは裏腹に指は引き抜かれ、抱きしめられながら胸を愛撫されていた社長の温もりも僕から離れてしまい、唾液で濡れた身体だけがベッドへと残された。

「あぁぁ……あぁ……」

どこもかしこも刺激で痙攣を起こしいやらしく濡れ、視線は離れていく社長を追う。
口元からもだらしなく吐息を漏らした。



「久しぶりだから、楽しませてもらうぞ。」

そう言った社長が手にしていたのは、何連にも連なったアナルビーズだった。

ツプッ……、ツプッ……、

「あ……あぁ……んんっ……」

ひとつひとつ入れていくごとに、その刺激と圧迫感で勃起を促し、きゅうきゅうと拘束器具の革ベルトがちんこを締め上げる。

「ふっ、どんどん入っていくなぁ。ここがいいか?」

社長は押し広げ指を突っ込み、ビーズの一つを押し上げた。
それは前立腺を刺激し、ガクガクと腰から股間へと激しい刺激となって駆け巡る。
だが拘束危惧のベルトが肉棒と睾丸をホールドしているせいで射精は叶わず、刺激の波が押し寄せては返すを繰り返していた。

「アアッッ!あんっ!あっ!あっ!
イク……い……アアッッ!!んんっっっ!
……あぁぁ……ぁぁんん……ふぁぁああ……」

びくん!びくん!と激しく身体が痙攣し、ちんこの先から僅かに雫がたれた。
僕は天を仰ぎ、開きっぱなしの口元からはだらしなくヨダレが垂れ、チカチカと星が飛ぶほどの刺激に身悶えてた。

「綺麗だ……」

社長が呟いた。

綺麗……誰が……僕が?……

空イキの後の身体は敏感すぎて、肌全部が性感帯のように社長の大きな手で撫でられる度激しく反応する。
そしてくねらす身体の奥ではいくつもの玉がごろごろと異物を取り除こうと内臓がうごめき、刺激を加えていた。


僕でひとしきり遊んだ社長は徐に下のズボンを脱いだ。
引き締まった太ももからちらっと黒のボクサーパンツが見え、ワイシャツはそのままに僕の膝をついているベッドへと上がってきた。
震えの止まらない身体の僕の前に仁王立ちになると、そこで初めてワイシャツのボタンへと手をかける。

ばっと勢いよく前を開いたとき、たくましい社長の胸板と腹筋が見え、汗ばんだはち切れんばかりにもっこりとしたボクサーパンツが目の前に現れた。

ギチィィィィ!!

空イキで萎えていないちんこにまた革ベルトが食い込む。
独特の男の社長の匂いに、僕はくらくらしながら、社長の顔を見上げた。
社長は息も荒く、股間を僕の顔に近づける。
僕の息も荒く、優しくそのもっこりとした部分へかぶりついた。

びくんっ!と長の身体が跳ね、僕は上目遣いでその表情を眺めながらわざとはむはむと何度も甘噛みしてみる。
その度に社長の眉間にしわが寄り、はぁ、はぁ、と息をついていた。

膨らんだ先の部分に丸いシミが出だしたころ。
僕はそのまま口でそのボクサーパンツを引き降し、ぶりんと重量感のある社長のちんこが露になった。
そそり立つそれの先端を、社長はぐいっと僕の口元にあてがう。

すぼんだ先から透明な雫が溢れ、僕はそれを唇を尖らせちゅっと口づけ舐めとると
社長のオスの味に震えた。

「大きく口をあけてみろ」

社長は僕を見下ろしそう指示する。
僕は口をめいっぱい開いた。

グボッ!!!

一気にその大きな肉棒は僕の喉を貫き、嘔吐くことも許されないほど口いっぱいに頬張り自然と涙が溢れてくる。
その体積と熱が僕の舌に伝わりきゅんと胸がなる。
そしてぎちっと腕のベルトが食い込み、それを繋いでる鎖がジャラと音を出すと、次に社長は激しく腰を前後しだした。

「!!」
グボッ! グボッ! グボッ! グボッ! グボッ!

「んん……っっ……んっ……んんっっ!!」

ガシャンガシャン!と激しく鎖がしなり、僕は両手を上に縛られたまま無理やり顔を前後させられイラマチオで社長は高みへと昇る。
出し入れされるそれは僕の唾液とカウパーとでぬめりを増し、いやらしい音を立て上あごをごりごり突いてくる。
嘔吐きそうになるとお腹に力が入り、僕の中も刺激され、雫と共にねじ込まれた玉がぽくんっぽくんっと尻穴から飛び出てきた。

「んぁっ!んんっっ!! んっ…んんっっ…っっ!!」

「どうした。苦しいか?ははっ……いいぞ……その顔、そそるよ」

パタパタと生理現象の涙が流れ落ちたころ、じゅるんと口から社長のちんこが引き抜かれぐたっと身体の力も抜け、僕はうな垂れた。
あごがだるく、口を閉じることも出来ないまま深く息を吸い込むと、社長の匂いが僕を包む。

「ああっっ!!んんっっ」

ガッと髪を捕まれ、顔を上に向けさせられると、間も置かずに社長の唇が重なり激しく舌が絡まる。


僕は言葉の通り、



社長に溺れていた。




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