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結婚かあ。
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「やあ、ご機嫌いかがかな?」
「あら、久しぶりね、居ないかと思ったわ」
先にお茶をしていた彼女と視線も合わず、男は空いているソファに座る。
やれやれと距離も気持ちも離れた若い婚約者を見る。
自分のいい加減さ、捉え所にないと言われる性格に嫌気がさすらしい。
“私を愛していないの”
正直、わからない。
女は愛すべき者、それが個人となると途端に色褪せるようで。
この娘とも、冷たい家庭になるだろうか?
スッと立つ彼女が部屋を出て行く予想が…
何故か、自分を跨いでいる現状。
??
「スカート、皺になるよ?」
「そう?直してくださる?」
退こうとしない彼女の言われるまま、そっと触れる。
久しぶりに触れるくらいの距離。生足。
結婚式に向けて互いに忙しかったから。
彼女は実家とも友達も多いし。
「やっと、お式の全部が決まったんです。どこかに連れてってくれません?」
近くに顔。この香り、贈った香水だ。
ドレスは、自分が好きだと言った色。少々薄く透ける。
耳元で囁く
「ベッドへのお誘いかな?」
その瞬間、彼女が一気に赤面した。
「ア、そそいう事は結婚して…」
これは楽しい!
彼女を撫で、愛でると許容量いっぱいのようで
「ベッドは、また今度…」
口走った言葉を否定される前に、“約束だ”とばかりにキスをした。
ベッドの方はお預けだが、彼女からの誘惑を楽しみに待とう。
明日は自分が彼女を楽しませなければ。
どこに行こうかな?
そしてあの小さかった女の子と
結婚して仲良く、幸せに暮らしましたとさ。
「あら、久しぶりね、居ないかと思ったわ」
先にお茶をしていた彼女と視線も合わず、男は空いているソファに座る。
やれやれと距離も気持ちも離れた若い婚約者を見る。
自分のいい加減さ、捉え所にないと言われる性格に嫌気がさすらしい。
“私を愛していないの”
正直、わからない。
女は愛すべき者、それが個人となると途端に色褪せるようで。
この娘とも、冷たい家庭になるだろうか?
スッと立つ彼女が部屋を出て行く予想が…
何故か、自分を跨いでいる現状。
??
「スカート、皺になるよ?」
「そう?直してくださる?」
退こうとしない彼女の言われるまま、そっと触れる。
久しぶりに触れるくらいの距離。生足。
結婚式に向けて互いに忙しかったから。
彼女は実家とも友達も多いし。
「やっと、お式の全部が決まったんです。どこかに連れてってくれません?」
近くに顔。この香り、贈った香水だ。
ドレスは、自分が好きだと言った色。少々薄く透ける。
耳元で囁く
「ベッドへのお誘いかな?」
その瞬間、彼女が一気に赤面した。
「ア、そそいう事は結婚して…」
これは楽しい!
彼女を撫で、愛でると許容量いっぱいのようで
「ベッドは、また今度…」
口走った言葉を否定される前に、“約束だ”とばかりにキスをした。
ベッドの方はお預けだが、彼女からの誘惑を楽しみに待とう。
明日は自分が彼女を楽しませなければ。
どこに行こうかな?
そしてあの小さかった女の子と
結婚して仲良く、幸せに暮らしましたとさ。
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