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012 外れスキル【無限再生】の覚醒
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『ダンジョンボスを討伐しました』
『ダンジョン攻略報酬 SPを10獲得しました』
「…………え?」
一瞬、何を言っているのか理解することができなかった。
「待て、待ってくれ……まさか今、ダンジョン攻略報酬って言ったのか?」
聞き間違いを疑いつつ、僕は自分のステータスを確認する。
すると、
――――――――――――――
シン 15歳 レベル:31
称号:なし
HP:301/310 MP:89/89
攻撃力:96
防御力:71
知 力:46
敏捷性:61
幸 運:46
SP:10
ユニークスキル:【無限再生】
通常スキル:なし
――――――――――――――
SP欄には、確かに10という数字が刻まれていた。
「――どういうことだ!?」
1つのダンジョンにつき、1人が得られる報酬は一度だけ。
これはダンジョンにおいて絶対のルールであり、例外が確認されたことはない。
にもかかわらず――僕は今、二度目の攻略報酬を手に入れることができた。
これは、この世界の歴史を覆すレベルの出来事だ。
「だけど何で、そんなことが……」
意味が分からなかった。
だってそうだ。
長年、ダンジョンを研究している高名な学者たちも言っていた。
ダンジョンには攻略者の魂が情報として記録されるため、再度報酬をもらうことはできないと――
「魂を、情報として記録……?」
僕は急いで【無限再生】の説明を確認する。
するとそこには確かに、『魂の再生成を行う』と書かれていた。
「まさか、そういうことなのか?」
【無限再生】。
それはただ死から復活し、体を再生させるだけの能力ではない。
魂ごと再生成することで、新しい存在として蘇らせること――それこそがこのスキルの本質だったんだ。
もしこの予想が正しければ、一気に希望が湧いてくる。
「経験値によるレベルアップには限度があるが……無限に攻略報酬をもらえるのであれば、そこに限界は存在しない」
ボスを倒せば倒した分だけ、僕は無限に成長することができる。
――無論、この方法には一つ、大きなデメリットも存在するが。
「……ふぅ」
僕はこの先に訪れるであろう苦痛を想像し、一度だけ深く息を吐いた。
ある意味では、ここで潔く死を選んだ方が何倍も楽かもしれない。
それでも僕は、絶え間なく湧き上がるこの復讐心を諦めることなんてできない。
だからこそ、決意を固めるまでの時間は1分もかからなかった。
「再び報酬をもらうためには、魂の再生成を行う必要がある。それを可能とする方法はただ1つ……僕自身が死ぬことだ」
短剣を両手で握りしめた僕は、恐怖心以上の復讐心でその震えを抑え込んだ。
そして、
「――――はあっ!」
とうとう僕は、深く深く、自分の心臓にその短剣を突き刺すのだった。
『魂の再生成が行われます』
――――かくして、地獄のような成長の日々が幕を開けた。
『ダンジョン攻略報酬 SPを10獲得しました』
「…………え?」
一瞬、何を言っているのか理解することができなかった。
「待て、待ってくれ……まさか今、ダンジョン攻略報酬って言ったのか?」
聞き間違いを疑いつつ、僕は自分のステータスを確認する。
すると、
――――――――――――――
シン 15歳 レベル:31
称号:なし
HP:301/310 MP:89/89
攻撃力:96
防御力:71
知 力:46
敏捷性:61
幸 運:46
SP:10
ユニークスキル:【無限再生】
通常スキル:なし
――――――――――――――
SP欄には、確かに10という数字が刻まれていた。
「――どういうことだ!?」
1つのダンジョンにつき、1人が得られる報酬は一度だけ。
これはダンジョンにおいて絶対のルールであり、例外が確認されたことはない。
にもかかわらず――僕は今、二度目の攻略報酬を手に入れることができた。
これは、この世界の歴史を覆すレベルの出来事だ。
「だけど何で、そんなことが……」
意味が分からなかった。
だってそうだ。
長年、ダンジョンを研究している高名な学者たちも言っていた。
ダンジョンには攻略者の魂が情報として記録されるため、再度報酬をもらうことはできないと――
「魂を、情報として記録……?」
僕は急いで【無限再生】の説明を確認する。
するとそこには確かに、『魂の再生成を行う』と書かれていた。
「まさか、そういうことなのか?」
【無限再生】。
それはただ死から復活し、体を再生させるだけの能力ではない。
魂ごと再生成することで、新しい存在として蘇らせること――それこそがこのスキルの本質だったんだ。
もしこの予想が正しければ、一気に希望が湧いてくる。
「経験値によるレベルアップには限度があるが……無限に攻略報酬をもらえるのであれば、そこに限界は存在しない」
ボスを倒せば倒した分だけ、僕は無限に成長することができる。
――無論、この方法には一つ、大きなデメリットも存在するが。
「……ふぅ」
僕はこの先に訪れるであろう苦痛を想像し、一度だけ深く息を吐いた。
ある意味では、ここで潔く死を選んだ方が何倍も楽かもしれない。
それでも僕は、絶え間なく湧き上がるこの復讐心を諦めることなんてできない。
だからこそ、決意を固めるまでの時間は1分もかからなかった。
「再び報酬をもらうためには、魂の再生成を行う必要がある。それを可能とする方法はただ1つ……僕自身が死ぬことだ」
短剣を両手で握りしめた僕は、恐怖心以上の復讐心でその震えを抑え込んだ。
そして、
「――――はあっ!」
とうとう僕は、深く深く、自分の心臓にその短剣を突き刺すのだった。
『魂の再生成が行われます』
――――かくして、地獄のような成長の日々が幕を開けた。
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