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⑥『いちごの友だち』
しおりを挟む今日は日曜日。
私は公園で人を待っている。
しかし随分待たされている。
まだ来ないのか?
?「いちごぉぉー!!おまたせぇ」
笑顔で走ってきたのは私の友だち、ひまわりだ。
い「いや、遅いよッ!何分待ったと思ってんの!!」
ひ「ごめんってぇ。みずきが全然離してくれなくてさぁ」
い「あ、ノロケはいいです。参りましょう。」
ひ「いやぁ昨日みずきがさぁ~」
い「いや続けんのかい!!」
ひまわりは絶好調のようだ。
話を聞くに昨日みずきの家に泊まったらしい。
相当楽しかったんだろう。
深夜まで愛し合ったんだとか。。。
それで遅刻って…ちょっと腹が立つ。
けど少し羨ましい。
ひ「んで、いちごがウチを誘って下着買いに行くってどうしたの?大好きな姉と行かないの?」
い「うん。ちょっと…」
ひ「なにかあったの?」
ひまわりが少し心配そうにこちらを覗く。
ひまわりは私がお姉ちゃんのことが大好きなのを知っている。
だから姉と一緒に買い物に行かないことが、
姉となにかあったんじゃないかと思ったのだろう。
い「実はひまわりにしか相談出来なくてさぁ…」
ひ「うん。なにぃ?話してごらん。」
私はひと息いれた。
い「お姉ちゃんを誘惑する勝負下着を一緒に考えてほしいのッ!!!」
ひ「・・・は?。」
ひまわりは面食らったみたいだ。
しかしすぐに察したみたいだ。
ひ「な、なるほどね。いいよ!いっしょに考えてあげる♡」
い「ホント!?ありがとぉひまわりぃ!」
ひ「よし!じゃあ行こう!!」
私たちは街へ歩き出した。
しかし、
この勝負下着が後にある騒動になるとは
今の私はまだ知らない。
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