上司と部下の恋愛事情

朔弥

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デート

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 真尋は抱きしめていた腕を離し、海里の肩を掴んでベッドに押し倒した。
「真尋?」
「今日は···俺が海里を気持ち良くさせたい···」
 少し驚いた顔をしていた海里はすぐに柔らかな笑みを浮べた。
「真尋がシテくれるの?でも俺も真尋の事、気持ち良くしてあげたいから下脱いでこっちにお尻向けて···」
 真尋は海里の言う体位を思い浮かべ羞恥に顔を赤らめたが、小さく頷くとズボンを脱ぎ海里に背を向けるように彼の躰を跨ぐ。そして海里のズボンのジッパーを下げ、彼のたかぶり始めているモノに手を添えた。熱く脈打つ陰茎に唇を寄せ、ゆっくりと口の中へと取り込み喉の奥まで海里を咥えた。
「んうっ···」
 口いっぱいに含んでいる為、苦しそうな声が真尋の鼻腔から洩れる。
「大丈夫?真尋」
 海里の問いかけに、大丈夫だと答える代わりに唇を上下に動かし口淫し始めた。
 真尋の唇と舌の感触を感じながら、海里は目の前にあらわになっている彼の陰茎の先に舌を這わせた。そして躰を少し起こしながら根本に向かって舐め上げ、舌はそのまま真尋の後孔へと辿り着いた。
 舌で入口のひだくすぐると、ひくんっと真尋の腰が揺れる。
「んんっ···ん、んうっ」
 何度か舌を抜き差しし唾液で濡らした後、今度は指を少し挿れては入口付近まで戻したりを繰り返しながら奥の方まで指を埋めていった。内壁を探り前立腺を探し当てると指の腹で擦り刺激する。
「んっ、んんっ···っつ···」
 口に咥えたまま真尋は湧き上がる快楽に流されないよう、海里の陰茎を愛撫する事に集中しようとした。懸命に舌を絡めさせ動かす。しかし、真尋の中を動く指の数は増やされ、中をまさぐられる快楽に抗えず、咥えていた海里のモノは開いた口から離れてしまった。
「あっ··ああっ···だめっ···そんなっ···したら··できない···」
 後ろをいじられる快感に真尋は喘ぎ声を漏らしながら、背中をしならせた。
「真尋の唇も気持ちいいけど···真尋の中でイきたいから···俺のを挿れて」
 中に入っていた海里の指が抜かれ、何もなくなってしまった内壁が切なそうに蠢き、もっと欲しいと半身に欲情が疼く。
 真尋は躰を起こし海里の方へ向き直ると、疼く後孔に海里の陰茎を宛てがった。ゆっくりと腰を落としながら海里の欲望を呑み込んでいく。
「あっ···ぁあ···っん」
 内壁を擦りながら入り込んでくる質量に言いようのない快楽が生まれ、悩まし気な甘い声で喘ぐ。
 奥まで呑み込んだ真尋は海里の肩に手をかけると、腰を浮き上がらせ上下に動かした。
「はぁ··ぁ···かい···り···気持ち···い···」
 中いっぱいに海里の存在を感じ、真尋は思わず呟いた。
「そんなに色っぽく煽らないで···俺の方が真尋を欲しくてたまらなくなる···」
 揺れる真尋の腰を支え、海里は下から腰を激しく突き動かした。
「あっ、あっ、ああっ···やっ···だめぇ···ついていけな···ぁあっ···」
 突かれる度に髪を揺らししどけなく乱れ喘ぐ。
「真尋の中···気持ちいいよ····真尋の事も、もっと気持ち良くさせたい···」
 中に入れたまま仰向けにベッドに沈められ、躰を起こした海里に右脚だけを肩の上に抱え上げられた。そして、更に腰を激しく打ちつけられる。
「やぁぁっ···ああっ···奥っ···まで···んんっ···あっ··気持ちぃ···」
 内部を穿うがたれ、奥に響く快感に身を委ねるように真尋の唇から歓喜の声が洩れる。
「真尋···名前、呼んで···」
「はぁ、あっ、海里ぃ···んぅっ···かい···あっ···もぅ···イっちゃう··」
 熱で浮かされたように名前を口にし、絶頂の近い真尋は四肢に力が入りピンっと筋が張る。
「あっ··あっ···かいり···イ···ちゃう···ぁあっ···──っつ!」
 温かなものが飛び散り、白濁の液を自分の躰にほとばしらせた。
 中の締めつけもキツくなり、無理に内壁を押し広げるように海里は奥深くまで突き挿れる。名前を呼びながらイってしまった真尋の色情をそそる表情に、海里は我慢出来ず真尋の中にたぎる熱い想いを注ぎ込んだ。
 中に出される感触に真尋は小さく躰を震わせる。
「んんっ···海里···」
 甘えるような声に誘われるように海里は真尋に口づけた。舌を絡ませ真尋の唇を堪能すると唇を甘噛みし、離れる。
 海里はまだ情事の余韻が残り陶酔した表情を浮かべている真尋の頬に指で触れた。

 幼馴染みの彼の言葉で傷ついた真尋の顔が今でも離れない。
 もうあんな顔はさせたくはないのに···今日一日、女性から声をかけられる度に、同じ表情かおをさせてしまった。
 どんなに好きだと伝えても、言った言葉の半分も伝わらないもどかしさを海里は痛感していた。

 
 こんなにも好きなのに ────


「好きだよ···」
 優しい海里の声に、真尋は俺も···と呟くと安心したように瞳を閉じる。
 穏やかな真尋の表情を見つめながら、海里はそっと髪を撫でた。
 


 ─── このままずっと

 穏やかな表情が続いてくれたら ───





─────────────────────



 海里を気持ち良くさせたかったのに、海里の舌と指には抗えず気持ち良くされてしまった真尋でした···(^_^;)
 楽しんでもらえたら良いのですが···


 次の話しまで少しお時間を頂きます(>_<)
 待っていて下さると嬉しいです

        (2022.02.17)


 
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