上司と部下の恋愛事情

朔弥

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番外編

犬派?それとも猫派? 6 ※

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 待ち望んだ海里の熱が中いっぱいにまっていく。
「っつ···ぁっ···っ···」
 中を熱い雄で押し広げながら奥へと入り込んでくる感触に真尋は性的な興奮を覚え、無意識に喘ぐ吐息が零れる。
「気持ちいい?」
 湧き上がる快楽に耐えるように捕まれていない方の手に力を込め握る真尋の耳元に海里は唇を寄せると甘く問いかけた。
「···んっ······ぃ···い···」
 湧き上がる快楽に飲み込まれてしまわないよう、どこか我慢しているような表情で真尋は小さく答えた。
「我慢なんかしないで···声、聞かせてよ···真尋」
 そう海里に囁やかれるが、真尋は声を押し殺しながら中に感じる海里の熱に耐えるように吐息を逃がす。
「······っつ···んっ···く···」
 なかなか素直にならない真尋に、
「もしかして···玩具あっちの方が良かった?」
 と、少し意地悪な言葉を投げかける。
「······?」
 一瞬、海里の言葉が指しているモノが何なのかが分からず、海里の方へ顔を向けた。
 彼の視線の先が先程まで自身の中に埋まっていた玩具しっぽに向けられている事に気づいた真尋は、一気に顔を羞恥で真っ赤にした。
「なっ···!そんなわけないだろ!」
 慌てて否定の言葉を口にする。
「じゃあ···どうしてそんなに声抑えているのかな?···自信、無くすんだけど···」
「ち、違っ···」
 最後の方は少し冗談めいた笑いを含ませた言い方をしているのだから、本気でそんな事を思っているわけではないと分かっていても、海里の言葉に真尋は思わず焦りの声をあげた。

 

 決して声を押し殺せるだけの余裕があるとかではない。
 むしろその逆だ。
 気を抜けばすぐにでも快楽に捕われ、絶頂を迎えそうになる。


「······一緒に···き···たいから···」
 躊躇うように真尋はぼそぼそと小さく呟いた。
「一緒に···なに?」
「だからっ·········さっ··きは····一人で···そのっ···イっ···ちゃったから···今度は二人で···」
 だから我慢していたのに···と、顔を伏せ羞恥で頬を染めながら白状する真尋の姿は抱き締めたくなるほど可愛い。
 海里はくすりと笑うと後ろ手に捕らえていた手首を離し、その手で真尋の頬に触れる。
「こっち向いて···」
 海里は真尋の顔を横に向けさせると、頬に触れたまま静かに口づけた。
 優しく唇を含み、ちゅっ···と吸い上げる。
 舌を浅く差し入れながら唾液を絡ませるように海里の舌先が中を動く。その動きを受け入れるように、真尋は瞳を閉じ、海里の舌先に合わせ自分の舌を絡める。
「···んっ···っ···」
 何度か軽く真尋の唇を味わった後、海里はゆっくりと唇を離した。
「そうだね···俺も真尋と一緒に気持ち良くなりたいな···」
 唇が妖艶に歪められ、欲情した視線が真尋を射ぬく。
 その表情を目にした瞬間、海里の熱く昂ぶった欲情で奥まで貫かれる事を予感し、背筋がゾクリと粟立つ。
「一緒に気持ち良くなれるように···中まで侵してあげる···」
 海里はそう囁くと、真尋の腰を掴み一気に奥まで突き挿れた。
「─── ぁつっ···」
 深々と貫かれ、真尋は声にならない吐息を吐きながら海里の熱欲を受け入れる。
 奥まで収まると、海里はゆっくりと自身を入口まで引き抜き、再び奥まで腰を叩きつけた。
「あっ···あ、んっ·····ん···」
 一番感じる前立腺を海里の熱欲でこすられながら奥まで何度も突き挿れられ、真尋はその度に悩ましげな甘い嬌声が零れる。
 気持ち良さそうな声が聞こえ始めると、海里は腰の動きを更に激しく打ちつけた。
「──っつ···やっ···ぁ···だめっ···」
 しなやかに背を反らしながら喘ぐ真尋の唇から、海里の動きを止める言葉がいて出る。
 このまま奥を責め立て続けられれば、すでに先走りの液が滴っている真尋は限界を迎えそうだった。
「か···いり···だめだって···イっ···ちゃいそ······んんっ···だからぁ···」
 腰は海里の手に支えられているお陰で体勢を保っていられるが、海里の激しい動きについていけず、真尋は上半身をソファーに沈める。
「イっていいよ···俺も···イきそ···だから···」
 海里は腰の動きを緩める事なく、より一層荒々しく腰を動かした。
 獣のような姿勢で貫かれ、欲情で息の上がった海里の吐息が真尋を更に淫らな気持ちにさせる。
 絶頂の限界を迎えそうになっている真尋の奥深くに海里は一気に突き挿れた。
「っあ···ああッ···ン······も···ああっ──··」
 艶めかしい声で喘ぎながら真尋は肩を震わせると、我慢しきれずに精を放つ。それと同時に中に感じる海里を包み込むように内壁が締めつけた。
「······っつ!」
 温かく心地良い真尋の愉悦に震える内壁の動きに、海里も自身の熱を注ぎ込んだ。
「んっ···」
 温かな液体の流れを感じ、真尋は短く甘い吐息を零す。
 その吐息には幸せそうな感情が滲んでいた。




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