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とあるインテリヤクザと不良牧師の交錯
第4話 とある教祖の場合 9※
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全員の手にした電マが辰巳の全身に近づいてくる。左乳首に、右乳首に、へそに、股間に、脇に、腹に。
「あ、ぁ、あ、あ、は、ぁ。」
目を見開いて震える。数センチの距離の電マに目が離せなくなる。恐怖と快感と期待と絶望で頭がぐちゃぐちゃになる。思考が離散する。もう何も考えられない。心臓が爆発しそうなくらい大きく高鳴る。
「ふぅっ。」
目の前の未来が一息漏らして髪をかきあげた瞬間に汗が滴り落ちる。そのまま辰巳の耳元に口を寄せて呟いた。
「可哀想だね、貴方も。」
目を開けると、静かだった。拘束されて転がされていることに気づくが、体や口はまともに動くことを確認する。誰もいないかと思って顔をあげると、一人が座っていた。
「起きたの?」
未来だ。
「……あぁ。」
「体痛いでしょう。寝てていいよ。」
「なんなんだ。」
「何って、何?」
未来は相変わらずの無表情で呟く。辰巳は大きく息を吐いた。
「この教団は狂ってる。」
「あぁ、狂ってるよ。」
「お前未成年だろ、なんでこんなところにいるんだ。」
「他人の心配?自分の心配しなよ。」
「生憎、今自分の心配してもどうしようもないんでな。」
「そっか。」
未来はふふと笑った。初めて無表情な殻が壊れたような気がした。
「高校生だよ。でもここは俺の家なんだ。」
「家、って。ここの信者なのか。」
「あ、ぁ、あ、あ、は、ぁ。」
目を見開いて震える。数センチの距離の電マに目が離せなくなる。恐怖と快感と期待と絶望で頭がぐちゃぐちゃになる。思考が離散する。もう何も考えられない。心臓が爆発しそうなくらい大きく高鳴る。
「ふぅっ。」
目の前の未来が一息漏らして髪をかきあげた瞬間に汗が滴り落ちる。そのまま辰巳の耳元に口を寄せて呟いた。
「可哀想だね、貴方も。」
目を開けると、静かだった。拘束されて転がされていることに気づくが、体や口はまともに動くことを確認する。誰もいないかと思って顔をあげると、一人が座っていた。
「起きたの?」
未来だ。
「……あぁ。」
「体痛いでしょう。寝てていいよ。」
「なんなんだ。」
「何って、何?」
未来は相変わらずの無表情で呟く。辰巳は大きく息を吐いた。
「この教団は狂ってる。」
「あぁ、狂ってるよ。」
「お前未成年だろ、なんでこんなところにいるんだ。」
「他人の心配?自分の心配しなよ。」
「生憎、今自分の心配してもどうしようもないんでな。」
「そっか。」
未来はふふと笑った。初めて無表情な殻が壊れたような気がした。
「高校生だよ。でもここは俺の家なんだ。」
「家、って。ここの信者なのか。」
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