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第十五話 幸の過去その一
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「海原幸さん、僕とお付き合いして下さい!」
幸は高校の帰り、偶然出会った同じクラスの男子にコンビニで、告白される。
「えーと、もしかして罰ゲームか何か?」
「違うよ!僕は海原さんが本当に好きで告白したんだ!」
「・・・・・・」
その男子の名は、豊田昴という明るく優しい性格で、かなりの正直者で有名だった。
そして、人が嫌がる仕事を率先してやるような人だった。そんな彼に幸は恋愛感情を抱いていた。
幸は自分の頬をつねる。
「どうしたの⁉自分の頬なんかをつねって!」
「ごめん。夢かと思って・・・・・・でも、夢じゃなかった」
幸は満面の笑顔になる。
「えーと、じゃあ・・・・・・」
「うん。よろしくお願いします」
「やったー!」
昴は両手で、ガッツポーズをとって喜ぶ。
幸は正直嬉しかった。自分が好きだった相手から、告白され、彼氏彼女の関係になれたのが・・・・・・しかし、世の中はそう上手くはいかなかった。
数週間後──休日
「幸・・・・・・」
「何?」
「幸に確認したいことがあってね」
「確認したいこと?」
「うん。実はね・・・・・・出てきて」
昴が声を掛けると物陰から十代くらいの女子が出てくる。
「彼女は永野芽衣。僕らと同い年で、僕はこの娘とも付き合いたい。いいかな?」
「えっ!」
「よろしくお願いたします」
幸は高校の帰り、偶然出会った同じクラスの男子にコンビニで、告白される。
「えーと、もしかして罰ゲームか何か?」
「違うよ!僕は海原さんが本当に好きで告白したんだ!」
「・・・・・・」
その男子の名は、豊田昴という明るく優しい性格で、かなりの正直者で有名だった。
そして、人が嫌がる仕事を率先してやるような人だった。そんな彼に幸は恋愛感情を抱いていた。
幸は自分の頬をつねる。
「どうしたの⁉自分の頬なんかをつねって!」
「ごめん。夢かと思って・・・・・・でも、夢じゃなかった」
幸は満面の笑顔になる。
「えーと、じゃあ・・・・・・」
「うん。よろしくお願いします」
「やったー!」
昴は両手で、ガッツポーズをとって喜ぶ。
幸は正直嬉しかった。自分が好きだった相手から、告白され、彼氏彼女の関係になれたのが・・・・・・しかし、世の中はそう上手くはいかなかった。
数週間後──休日
「幸・・・・・・」
「何?」
「幸に確認したいことがあってね」
「確認したいこと?」
「うん。実はね・・・・・・出てきて」
昴が声を掛けると物陰から十代くらいの女子が出てくる。
「彼女は永野芽衣。僕らと同い年で、僕はこの娘とも付き合いたい。いいかな?」
「えっ!」
「よろしくお願いたします」
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