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第十六話 幸の過去その二

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 いいかなって、もしかしてあたしと付き合いながら、そのとも付き合う気⁉

「そんなのやだよ!あたしと付き合ってるのに他の娘とも付き合うなんて・・・・・・」

「そうか、嫌か・・・・・・」

 昴がそう言いながら、うつ向くと

「どうして、嫌なんですか?」

「え?」

 芽衣が幸に質問する。

「どうしてって・・・・・・他に彼女がいたら嫌じゃない?」

「私は全然嫌じゃありません。だから、昴に彼女ができても、私は喜んで受け入れます」

 喜んで受け入れますって、本気で言ってるの⁉・・・・・・

「そう・・・・・・でも、最終的には一人に決めなくちゃいけないでしょ?その時は──」

「私は本妻、愛人どちらでも構いません。その覚悟で昴に告白しました」 

「!」

 ・・・・・・正気なの⁉あたしには真似できない──いや、したくない

 幸の手がプルプル震える。




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