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第4話
初めての共同作業 3
大天使召喚。それは言ってみれば魔神と対等に戦えるクラスの天使を召喚する祈祷。
通常なら司祭や神官騎士などが5人集まって初めて召喚できる存在だった。
大天使召喚LV2は個人で召喚できることを示している。
(アルバートはそんなものを身につけていたのか。
それならば、彼が教会に行ったときにライバルがいないと嘆くのも無理はない。
こいつは歴史に名を残す天才だ・・・)
俺の慌てぶりを見てアルバートは満足気にクスリと笑うと「君のステータスに引けを取らないだろう?」と言い、更に続けて
「勿論、私の大天使召喚にも種がある。
私は聖刻の奇跡を授かって大天使召喚を行うことができるようになった。
しかも単独で召喚できるのは、ほんのわずかな時間だけだ。」
アルバートがそう言って胸元をはだけると女性の乳房を思わせるほど盛り上がった大胸筋がみえた。そして、そこには神紋がタトゥーのように入れてあった。この神紋は神殿の奇跡の結晶。タトゥーの着色剤の代わりに「神より賜りし奇跡の砂」という伝説がある聖なる力が満ちた結晶をすりつぶしてできた砂が埋め込まれている。
非常に希少価値の高い奇跡の秘術なのでこれを受けることができる人間は50年に一人と言われている。教会がアルバートをどれほど高く評価しているかが一目瞭然だ。
「・・・大したものね・・・。
それほどの奇跡をお持ちなのに何故、ディエゴに固執なさるの?
アルバート様ほどの御方なら、ディエゴの上を行っていると思いますけど?」
俺は彼の成長に嫉妬して、つい呆れたように言ってしまった。しかし、これはきっと俺の本心。つまり例え呪いに魂を侵食されていようと決して拭い去れないアルバートへの確執から出てくる、ローニャではなくディエゴの言葉だった。
「君にディエゴの何がわかるっ!」
アルバートは俺の言葉にムッとしたような表情を浮かべて感情的に物を言った。
そして、すぐにそれが良くない態度だったと反省し、場の空気を切り替えるようにワインを一口飲むと「それより、今後の話をしよう」と切り出した。
正直、アルバートの急変に怯えていた俺はアルバートのその自制心が有難かった。
「では、アルバート様。作戦はいかがいたしましょう?」
「うん、そうだね。
君は昼と夜では魔法に回数制限がある。だから昼間に戦いを終えておきたいものだ。
まずは、彼女たちの戦いを見守る。彼女たちが龍虫を何匹倒せるか倒せないかはわからないが、まずは静観し、龍虫が集まりだしたら一網打尽にしよう。
君のファイアーボールの威力はオーガの死体を見ればわかる。私が戦場をかき乱し、君が龍虫の急所である頭部を破壊。それを繰り返そう。仮に君のファイアーボールの限界数を超えたら私が天使を召喚して残りを蹴散らす。
・・・どうかな?」
アルバートは何事もなかったかのように冷静に話をしてくれたのが良かった。俺に異論はなく黙って頷いた。
「よし。では今日は明日に備えて宿に戻って寝よう。」
「はい。」
通常なら司祭や神官騎士などが5人集まって初めて召喚できる存在だった。
大天使召喚LV2は個人で召喚できることを示している。
(アルバートはそんなものを身につけていたのか。
それならば、彼が教会に行ったときにライバルがいないと嘆くのも無理はない。
こいつは歴史に名を残す天才だ・・・)
俺の慌てぶりを見てアルバートは満足気にクスリと笑うと「君のステータスに引けを取らないだろう?」と言い、更に続けて
「勿論、私の大天使召喚にも種がある。
私は聖刻の奇跡を授かって大天使召喚を行うことができるようになった。
しかも単独で召喚できるのは、ほんのわずかな時間だけだ。」
アルバートがそう言って胸元をはだけると女性の乳房を思わせるほど盛り上がった大胸筋がみえた。そして、そこには神紋がタトゥーのように入れてあった。この神紋は神殿の奇跡の結晶。タトゥーの着色剤の代わりに「神より賜りし奇跡の砂」という伝説がある聖なる力が満ちた結晶をすりつぶしてできた砂が埋め込まれている。
非常に希少価値の高い奇跡の秘術なのでこれを受けることができる人間は50年に一人と言われている。教会がアルバートをどれほど高く評価しているかが一目瞭然だ。
「・・・大したものね・・・。
それほどの奇跡をお持ちなのに何故、ディエゴに固執なさるの?
アルバート様ほどの御方なら、ディエゴの上を行っていると思いますけど?」
俺は彼の成長に嫉妬して、つい呆れたように言ってしまった。しかし、これはきっと俺の本心。つまり例え呪いに魂を侵食されていようと決して拭い去れないアルバートへの確執から出てくる、ローニャではなくディエゴの言葉だった。
「君にディエゴの何がわかるっ!」
アルバートは俺の言葉にムッとしたような表情を浮かべて感情的に物を言った。
そして、すぐにそれが良くない態度だったと反省し、場の空気を切り替えるようにワインを一口飲むと「それより、今後の話をしよう」と切り出した。
正直、アルバートの急変に怯えていた俺はアルバートのその自制心が有難かった。
「では、アルバート様。作戦はいかがいたしましょう?」
「うん、そうだね。
君は昼と夜では魔法に回数制限がある。だから昼間に戦いを終えておきたいものだ。
まずは、彼女たちの戦いを見守る。彼女たちが龍虫を何匹倒せるか倒せないかはわからないが、まずは静観し、龍虫が集まりだしたら一網打尽にしよう。
君のファイアーボールの威力はオーガの死体を見ればわかる。私が戦場をかき乱し、君が龍虫の急所である頭部を破壊。それを繰り返そう。仮に君のファイアーボールの限界数を超えたら私が天使を召喚して残りを蹴散らす。
・・・どうかな?」
アルバートは何事もなかったかのように冷静に話をしてくれたのが良かった。俺に異論はなく黙って頷いた。
「よし。では今日は明日に備えて宿に戻って寝よう。」
「はい。」
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