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「……くぁぁ…」
「シュルク…起きた?」
「タール様…?じゃあ…さっきのは…夢?」
私が起き上がろうとするとタール様に止められた。
「無理しないで。熱があるんだ。ゆっくり寝てて。」
「夢じゃなかった…の?」
「僕は驚いたよ…そろそろシュルクが起きる頃だと思って部屋に行こうとしたら倒れてるんだもん。しかも凄い熱で。」
「…ごめんなさい。」
私は俯いた。
「…いや多分魔導書を読んだことによって大量の情報が頭に流れ込んだのが原因だろうって。」
「…情報。」
今この体には私とシュルクと魔導書の情報が入っているのか
そりゃ倒れるはずだ
「…痛いのぉ…」
「…痛み止めする?」
「するぅ…」
私は頭を押さえて縮こまった。
タール様は痛み止めを済ませると付きっきりで私に看病をしてくれた。
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