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「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
私は…靴箱の前で手紙に埋もれていた。
「ぷはっ…」
「ほらね。僕らが動かないとこうなる。」
「死ぬかと思った…」
なんせ靴箱開けたら大量の手紙が出てきたんだもん
どうやって入ってたの?
「…シュルクの靴箱は4次元にでも繋がってるのかな…」
いやいやいや
怖いこと言わないで!!
「…タール様…これからもお願いします。」
「お願いされました。」
「…ところでこれどうしたらいいの?あの影から見てる人達も…」
「それは放っておいていいよ。じきに家のやつが片付けに来るから。」
タール様は私を抱き上げて歩いた。
まるで私を見せつけてるみたい…
自分のものだって
「…タール様。恥ずかしいから降ろして。それに私着替えなくっちゃ…」
「シュルクの着替えは教室に置いてあるよ。それに僕は…降ろす気は無いよ。」
タール様は本当に教室に着くまで降ろしてくれなかった。
しくしく…
人の目が恥ずかしかった…
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