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第6章 可動式魔法遺跡、クークード遺跡の見学ツアーに参加しよう。
219.男爵令嬢キャスリーヌ・ベイモンからの絶縁状。
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その時。
『ぷっぷっぷっぷ、ぷーすか、ぷー。
あ、それ!
ぷっぷっぷっぷ、ぷーすか、ぷー。
もう、いっちょ!
ぷっぷっぷっぷ、ぷーすか、ぷー。』
キャスリーヌ、バネッサ、レベッカ、クロッグ・カーブ、パートラン卿、他。
全員の耳に。
マーゴットの気の抜けた節回しが聞こえてきた。
スラッルス・トークンの演説に続き、マーゴットの声に、スラッルス・トークンの声が合わさる。
「探されているわ。」
とバネッサ。
「探されていない人間は、この場に、1人だけ。
クロッグ・カーブが一番乗り。
クロッグ・トークンには、ニンデリー王国のナユカ・ジョンストン伯爵令嬢の使者という華々しい肩書きがあるんだよね?
今こそ、使ったら?
スラッルス・トークンをクークード遺跡の引き継ぐ者に推薦しまーす!って。
クロッグ・カーブは、スラッルス・トークンに迷惑をかけて。
迷惑のお詫びとして、私達のために働く約束していたのに。
仕事を途中からしなくなったあげく。
契約満了前に、違う貴族の家に乗り換えたね?
商人は、信用が大事なんだよ。
クロッグ・カーブとは今後も取引しない。
それと。
お宅とは、問答無用で、取引を切る。
勿論、契約満了前に、クロッグ・カーブを鞍替えさせたジョンストン伯爵家もね。」
と姿を見せないキャスリーヌ。
「ふ、ふざけるな。そんなことが、できるもんか!」
とクロッグ・カーブ。
「できる、できないじゃない。やるんだよ。商売の世界なんだから。」
とキャスリーヌ。
「予告はしたから、取引先を変更するなら、急いで帰れば。
ああ。一緒にきたから、1人で帰れなかったね?
待っていなよ。
合流したら、今日の出来事を説明しながら、帰るから。」
とキャスリーヌ。
「やめろ、言いふらす気か?」
とクロッグ・カーブ。
「嫌なら、最初から、裏切らなければ良かっただけ。」
とキャスリーヌは笑う。
「クロッグ・カーブの私情でなかったことには、させない、ならない。
貴族の配下に入ったなら、意味が分からないとね。
貴族の殴り合いは、勝敗つけるまでやるし、敗者は、命があっても、生きていく場所がなくなる。
生き残りを賭けた戦争だからね。
うちに拳を振り上げた時点で、後戻りはさせない。」
とキャスリーヌは、言い切った。
『ぷっぷっぷっぷ、ぷーすか、ぷー。
あ、それ!
ぷっぷっぷっぷ、ぷーすか、ぷー。
もう、いっちょ!
ぷっぷっぷっぷ、ぷーすか、ぷー。』
キャスリーヌ、バネッサ、レベッカ、クロッグ・カーブ、パートラン卿、他。
全員の耳に。
マーゴットの気の抜けた節回しが聞こえてきた。
スラッルス・トークンの演説に続き、マーゴットの声に、スラッルス・トークンの声が合わさる。
「探されているわ。」
とバネッサ。
「探されていない人間は、この場に、1人だけ。
クロッグ・カーブが一番乗り。
クロッグ・トークンには、ニンデリー王国のナユカ・ジョンストン伯爵令嬢の使者という華々しい肩書きがあるんだよね?
今こそ、使ったら?
スラッルス・トークンをクークード遺跡の引き継ぐ者に推薦しまーす!って。
クロッグ・カーブは、スラッルス・トークンに迷惑をかけて。
迷惑のお詫びとして、私達のために働く約束していたのに。
仕事を途中からしなくなったあげく。
契約満了前に、違う貴族の家に乗り換えたね?
商人は、信用が大事なんだよ。
クロッグ・カーブとは今後も取引しない。
それと。
お宅とは、問答無用で、取引を切る。
勿論、契約満了前に、クロッグ・カーブを鞍替えさせたジョンストン伯爵家もね。」
と姿を見せないキャスリーヌ。
「ふ、ふざけるな。そんなことが、できるもんか!」
とクロッグ・カーブ。
「できる、できないじゃない。やるんだよ。商売の世界なんだから。」
とキャスリーヌ。
「予告はしたから、取引先を変更するなら、急いで帰れば。
ああ。一緒にきたから、1人で帰れなかったね?
待っていなよ。
合流したら、今日の出来事を説明しながら、帰るから。」
とキャスリーヌ。
「やめろ、言いふらす気か?」
とクロッグ・カーブ。
「嫌なら、最初から、裏切らなければ良かっただけ。」
とキャスリーヌは笑う。
「クロッグ・カーブの私情でなかったことには、させない、ならない。
貴族の配下に入ったなら、意味が分からないとね。
貴族の殴り合いは、勝敗つけるまでやるし、敗者は、命があっても、生きていく場所がなくなる。
生き残りを賭けた戦争だからね。
うちに拳を振り上げた時点で、後戻りはさせない。」
とキャスリーヌは、言い切った。
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