子爵令嬢マーゴットの学園無双。相棒ミノカサゴの助言、知恵、剣と魔法、権力、資金力を使って、側近兼友人のキャスリーヌと、快適な学生生活を。

第7章 使用人を帯同しない女子寮の秘密

317.キャスリーヌ。カローナ・メートと職員に、女子寮の今後を投げる。

使用人を帯同しない貴族の女子寮の職員と、
レベッカ・ショアの侍女アーリントン・ポトディと、
カローナ・メートが、
レベッカ・ショアの私物を回収したアーリントン・ポトディと共に、マーゴット達のもとへ。

「回収してきました。」
とアーリントン・ポトディが見せたレベッカ・ショアの私物は、使いこまれたものばかり。

「レベッカの部屋に踏み込んだとき、部屋に残っていたものは、新品か、使用感のないものばかりだったよね。

レベッカの部屋を乗っ取って、レベッカを追い出し、レベッカの持ち物のうち、綺麗な新しいものは、自分達が使うために残しておいたんだね。

レベッカが使用人を帯同しない貴族の女子寮にいかされていたら、使用感のあるものばかりを用意されていて、値が張る新しいものや綺麗なものは、1つも用意されていなかった。

給料泥棒とその給料泥棒をよしとしていた主人は、厚顔無恥だよね。」
とキャスリーヌ。

「職員。使用人を帯同しない貴族の女子寮に、専任の職員がいないなら、学校側に、職員をすぐに寄越すように要請してくれる？

カローナ・メートは、今から野宿しないで、使用人を帯同しない貴族の女子寮で寝泊まりできるよ。

学園に分かりやすいように、カローナ・メートを連れていって、本人を見てもらい、学園担当には、女子寮も見に来てもらったら？

もう、カローナ・メートの行き先は解決だよ。」
とキャスリーヌ。

「そうします。」
と嬉しそうな職員。

「私を放り出すの？」
とカローナ・メート。

「野宿したいなら、好きに。」
とキャスリーヌ。

「私達は、カローナ・メートとアーリントン・ポトディの自分勝手に迷惑をかけられた。

職員は、カローナ・メートが私達に迷惑をかけたから、寮生の私達が、これ以上迷惑をかけられないために行動している。

アーリントン・ポトディは、レベッカ・ショアの侍女だから、カローナ・メートは、侍女がいない。

カローナ・メートは、使用人を帯同しない貴族の女子に住むか、家に帰るか。

今日は、先触れする人手もない。

職員と2人で、学園に現状を伝えて、人を動かすしかないよ。」
とキャスリーヌ。