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第二話
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今日は、王城のパーティーに参加している。もちろんエスコートは、アルベルト様だ。アルベルト様にプレゼントされたドレスは、アルベルト様の瞳の色と同じサファイアブルーに、レースはプラチナ色で輝いている。
「ジル、思った通りだ。とても似合ってるね。綺麗だよ」
「ありがとうございます。アルベルト様もとても素敵ですわよ」
またしてもテンプレートのやり取りだ。
ちなみに、アルベルト様も、同色のエレガントスーツを着こなしていた。
会場にいる令嬢たちからの、熱い視線が一気にアルベルト様に注がれる。
そのついでに、横にいる私を強く睨んでいくのも恒例行事だ。
そんなこんなで、いつも通りのパーティを過ごしていると、国王様、王妃様、王太子夫妻がパーティ会場に入場された。
国王様の挨拶を皮切りに、ダンス曲が流れる。ファーストダンスは王太子夫妻のようだ。
「アルベルト様は、王族席に行かれなくてよろしいの?」
私が聞くと、
「あとで挨拶には行くよ。僕の婚約者を放っては置けないしね」
と笑顔で言う。
その笑顔を見た令嬢たちが、真っ赤な顔で、きゃあきゃあ言ったり、よろめいたりしているのを見て、いつも不思議に思う。
そんなに、いい?
私ならもっと渋い、少し陰のある色気漂う大人の男がいいけどなぁ。
そう思いながら、パーティ客の面々を見回す。
そして、私は見つけた。
極上のおじ様を。
あぁ! 今日も色気がムンムンと漂ってくるわぁ! それに、あの哀愁漂う陰のある感じが堪らない。
仕方ないのよ、こればっかりは。
好みは、人それぞれでしょう?
心の中だけで、憧れを求めるのは許されるわよね?
目の保養は大事だと思うのよ!
そう、心の中で弁解しながら、さっそく極上のおじ様をガン見する。
ホワイトブロンドの髪を後ろに撫で付け、清潔感のある口元に、引き締まった身体。
シルバーのクラシックスーツをシンプルに着こなし、洗練された立ち居振る舞い。
彼はこの国の宰相、アーノルド・オールソン侯爵様だ。
ちなみに、宰相様には奥様がいるが、病気で長い間、自宅療養してるとか。
大変だろうに、そんなことを微塵も感じさせない姿は、本当に素晴らしい。
私が目をキラキラさせながら、極上の宰相様を見ていると、なんと宰相様に向かって、アルベルト様が私を連れて話しかけに行くではないか!
「やぁ、宰相。パーティ会場で会うとは、珍しいな」
「これは、アルベルト第2王子殿下。婚約者の方といつも仲睦まじいようで羨ましい限りですな。
なに、ようやく仕事が一段落着いたものでしてな。久しぶりに参加しようかと。
ハミルトン伯爵令嬢、本日も一段とお美しいですな。そのドレスは、殿下からのプレゼントですかな?」
宰相様に声を掛けられて舞い上がってしまいそうだが、何とか平常心を保つ。
「はい、殿下からの贈り物でございます。お褒め頂き光栄に存じますわ」
と、カーテシーをもってお礼を言った。
その後も笑顔で、アルベルト様とお話をされている宰相様に見惚れていると、宰相補佐官が、宰相様を呼びに来た。
「申し訳ございません。何やら戻らないといけないようですので、お先に失礼致します」
最後までスマートな物腰でそう言ったあと、補佐官と共にパーティ会場を後にする。
ほぅ……と、感嘆のため息をすると、
「ジル、疲れたの? ちょっと休憩しようか」
そう言って、私は殿下に連れられて、パーティの休憩室に向かった。
「ジル、思った通りだ。とても似合ってるね。綺麗だよ」
「ありがとうございます。アルベルト様もとても素敵ですわよ」
またしてもテンプレートのやり取りだ。
ちなみに、アルベルト様も、同色のエレガントスーツを着こなしていた。
会場にいる令嬢たちからの、熱い視線が一気にアルベルト様に注がれる。
そのついでに、横にいる私を強く睨んでいくのも恒例行事だ。
そんなこんなで、いつも通りのパーティを過ごしていると、国王様、王妃様、王太子夫妻がパーティ会場に入場された。
国王様の挨拶を皮切りに、ダンス曲が流れる。ファーストダンスは王太子夫妻のようだ。
「アルベルト様は、王族席に行かれなくてよろしいの?」
私が聞くと、
「あとで挨拶には行くよ。僕の婚約者を放っては置けないしね」
と笑顔で言う。
その笑顔を見た令嬢たちが、真っ赤な顔で、きゃあきゃあ言ったり、よろめいたりしているのを見て、いつも不思議に思う。
そんなに、いい?
私ならもっと渋い、少し陰のある色気漂う大人の男がいいけどなぁ。
そう思いながら、パーティ客の面々を見回す。
そして、私は見つけた。
極上のおじ様を。
あぁ! 今日も色気がムンムンと漂ってくるわぁ! それに、あの哀愁漂う陰のある感じが堪らない。
仕方ないのよ、こればっかりは。
好みは、人それぞれでしょう?
心の中だけで、憧れを求めるのは許されるわよね?
目の保養は大事だと思うのよ!
そう、心の中で弁解しながら、さっそく極上のおじ様をガン見する。
ホワイトブロンドの髪を後ろに撫で付け、清潔感のある口元に、引き締まった身体。
シルバーのクラシックスーツをシンプルに着こなし、洗練された立ち居振る舞い。
彼はこの国の宰相、アーノルド・オールソン侯爵様だ。
ちなみに、宰相様には奥様がいるが、病気で長い間、自宅療養してるとか。
大変だろうに、そんなことを微塵も感じさせない姿は、本当に素晴らしい。
私が目をキラキラさせながら、極上の宰相様を見ていると、なんと宰相様に向かって、アルベルト様が私を連れて話しかけに行くではないか!
「やぁ、宰相。パーティ会場で会うとは、珍しいな」
「これは、アルベルト第2王子殿下。婚約者の方といつも仲睦まじいようで羨ましい限りですな。
なに、ようやく仕事が一段落着いたものでしてな。久しぶりに参加しようかと。
ハミルトン伯爵令嬢、本日も一段とお美しいですな。そのドレスは、殿下からのプレゼントですかな?」
宰相様に声を掛けられて舞い上がってしまいそうだが、何とか平常心を保つ。
「はい、殿下からの贈り物でございます。お褒め頂き光栄に存じますわ」
と、カーテシーをもってお礼を言った。
その後も笑顔で、アルベルト様とお話をされている宰相様に見惚れていると、宰相補佐官が、宰相様を呼びに来た。
「申し訳ございません。何やら戻らないといけないようですので、お先に失礼致します」
最後までスマートな物腰でそう言ったあと、補佐官と共にパーティ会場を後にする。
ほぅ……と、感嘆のため息をすると、
「ジル、疲れたの? ちょっと休憩しようか」
そう言って、私は殿下に連れられて、パーティの休憩室に向かった。
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