ありのままのキミに夢中 ~イケメンはずんどうぽっちゃりに恋をする!~

中村 心響

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7章 スポーツ大会

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そして、スポーツ大会当日──

苗は張り切って弁当をこさえる。今日の弁当はいつもより全然豪華だった。

「エビちゃんエビちゃんどこいくのんフンフン~」


苗はまったく意味を持たない即興のオリジナルソングを口ずさみ、高温の油の中を優雅に泳ぐキツネ色の羽衣をまとった“エビふりゃぁ”を揚げている‥



「すっげー!!姉ちゃん!
今日はエビフライも入ってんのか!?」


三つ子達は弁当を見て興奮している‥‥

「そっ!何てったってノートがたくさん手に入るんだからこのくらいのお礼はしなきゃねっ
ほらっあんた達も早く準備して!学校遅刻するよ!!」


苗は弟達を急かし自分も学校の準備をするとルンルン気分で登校した。



「じゃぁ、由美もバスケ頑張ってね!」


登校して苗は由美に手を振るとバレーのコートに向かった‥


そして、男子バレーを見学する苗がいる──



苗達、1年の女子バレー部門はあっさりと3年に惨敗していた‥‥



「まぁ‥こんなもんさね」

「‥だね‥」


同じグループの女子と慰めあいながら、男子バレーを見学する‥
‥男子は3年に勝っていた。


「でも、田中サン‥‥男バレは調子いいじゃん!
このままなら案外勝てるかもよ!」


「夏目クン水泳やってるから肩が強いんだよね~
さっきから決めまくってんじゃん!!」


そぅ、夏目は初っ端から凄まじい威力のアタックをビシビシと決めていた。


「ちょっと、なんだょコイツのボールっ
恐ぇじゃねぇかよっ!?」


「こんなアタック、バレー部の奴らじゃねぇと受けらんねぇよ!!」

夏目の攻撃的なアタックに2年はビビりまくっている

「よしっ!!大ちゃん!
そこだっ!いけぇ〰!!」

これならノートはコッチのもんだ!!
そう思った苗は興奮しながら夏目を応援している‥


「ちょっと──…このままじゃヤバいぞ‥!?」

「結城サンはまだかっ!?」


試合を見学していた仲間が夏目に攻撃されて、焦りまくるメンバーに叫んだ

「今、男バスが試合終わったからもうすぐ来るって!!だから、もう少し粘れ!」



そして、その言葉を聞いた1年達がざわつく‥


“奴が来るっ──”


そぅ‥恐れられていた伝説のプレイヤーが帰って来るのだ!!!


…なんでだ!?先輩、バスケにしか出ないっつってたじゃねぇか!?
汚ねぇ〰っ油断させやがったなあのじじぃー!!!


夏目は心で叫んだ‥


そして、夏目は今の内に点を取りまくれ!そう言わんばかりにバンバン、アタックを決めまくる!!


「そうだ!!大ちゃん!!
伝説がなんだぁ!!
君なら伝説を塗り変えられる!!」


夏目のハッスルする姿に苗も燃え始めていた


「悪い!遅くなった!!
試合どうなってる!?」

「あ、結城サン…
ちょっと‥悲惨な状態です‥」


「 みたいだな‥」

来るなりバレーコートに入った晴樹はメンバーに試合状況を聞き、得点ボードに目を向けてそう呟いた。


‥17対4かよ…
ちょっと厳しいな‥



そう‥点を取り戻すにはタイムも残り少ない‥晴樹でも勝つのは困難なようだった。

そして目の前には強烈なアタックを打ち込んでくる夏目の姿が‥

バシッ──!

「‥っ!!‥」

なんだコイツのボールはっ!?

さすがの晴樹も夏目の威力を前に一瞬ひるんだ!!




‥なるほどな‥
みんな、これにびびってる訳か──



点を取られてる意味がやっとわかった晴樹は腰を据えて構えた


そして、どんどん繰り出される夏目の猛攻撃をどんどん受けるが‥‥
後が続かない。


他のメンバーは夏目と晴樹の気迫に圧され晴樹がせっかく受けたボールを拾うことができなかった‥

「お前らやる気あんのかよっ!!頼むからボール拾ってくれ!?」

晴樹はメンバーに喝を入れるがそれでも、晴樹達の動きにはついてこれない‥

‥チッ──仕方ない‥ブロックで止めるしかないか‥‥


点を取るには何とか自分達の先制攻撃に望みをかけるしかない!
そう考えた晴樹は夏目のアタックをブロックで完璧に塞ぎ始めた。

そして、自分達の攻撃の番になるとボールを打ち返すして点を取り返す!

1年チームはすべての点取りを夏目に頼っていたため晴樹の攻撃についていけなかった‥‥


そして、コート内はいつの間にかチームプレーではなく、個人プレーに為り変わっている。


ワンonワン

晴樹と夏目の一気打ちになっていた。


ムキになった二人は睨み合う。そんな二人に向けてコートの外から聞き慣れた声が放たれた!!

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