ありのままのキミに夢中 ~イケメンはずんどうぽっちゃりに恋をする!~

中村 心響

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8章 宣戦布告

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「ごめん!!…苗っ…つい‥//」

夏目は真っ赤になって謝る


‥ヤバい!‥すげーキスしたいって思った‥‥///



夏目は苗の腕を離し自分も起き上がると持っていた鞄でさりげなく股間を隠した。


「お前、人の車で何してんだ!?あぁ!?」


晴樹がミラー越しに夏目を威嚇してくる


ミラー越しに不自然な倒れ方をした苗をみて晴樹はすぐに夏目が苗を抱き寄せたと解っていた‥


‥くっそっ…コイツ絶対、今 勃起してやがる!!!


夏目がソロっと鞄を抱えた理由も晴樹は解っていた。


そして、車内でわめきまくる内に車は【スーパー丸一】につく


車から降り、苗と由美は買い物カゴとカートを手に入れる‥そして晴樹は横掛けの鞄を前に持って掛けている夏目に近寄った

「んなとこに鞄掛けてっと静まるモンも擦れて静まんねぇぞ!!」

言うなり晴樹は鞄をバッ!と取り上げる!!


「何すんだよっ!?//」

「フン‥やっぱりな!」

股間を確認して慌てる夏目に鞄を返す。晴樹は一言だけ残すと苗達の元へ行った。


‥ちきしょ〰///
あの、じじぃ〰‥‥


そして夏目は鞄を掛け直し元気な股間と擦れないように両手で持ち上げながら歩いて行った…


………………………………

苗は晴樹と夏目にカートを預け必要な品物をどんどん放り込んでいく‥



「そうだった、お好みの材料も買わなきゃ!
関西風と広島風の二種類だから‥」


苗はそれぞれに必要な材料を手に入れた‥


「これでよしっ!」


カート2台に食料を積むと苗はレジに並び食費と書かれた茶封筒からお金を取り出す‥‥
晴樹はすかさず苗の側にくると、その茶封筒を苗の鞄に押し込み、自分の財布からカードを取り出しレジの店員に渡した‥


「えっ‥兄さん、悪いよっ!?たくさん買い物しちゃったからすごく高いし‥‥‥」


「‥‥‥‥素直に茶封筒しまったヤツが何言ってんだょ」


「え‥エヘ‥だ‥‥だって貯えはあった方がいいに決まってるじゃん///」



苗は晴樹に促されるまま素直に茶封筒を鞄の奥深くにそそくさと、しまい込んでいた…



「もう買うものないだろ?んじゃ行くぞ。」


晴樹の言葉でみんな車に乗り込む‥‥‥
苗の後から後部座席に乗り込もうとした夏目の肩を晴樹は掴んだ。

「ちょっと待て──
お前は助手席に座れ…」


「‥‥ハィ‥」


無口な男二人を前に苗達は後ろで楽しそうにお喋りしている。

………………………………

「ねぇ由美‥‥ちゃんと携番聞いた?」


苗は由美にコソッと確認した

「無理よ‥緊張してそんなの聞けない。隣に居るだけでいっぱいいっぱいだったんだもん…それに、何だか機嫌悪そうだったしさ‥‥」


「‥‥ん~たしかに
そうかも‥‥‥」


そんな話しをしているうちに車は田中家に到着してしまった‥


ガンッガンガンッガラッ―


相変わらず建て付けの悪い玄関の扉を苗は叩きながら開ける‥‥‥
土曜日で早めに帰って来ていた三つ子が出迎えてくれた


「由美姉ちゃん!」


由美を見て三つ子のウチの一人、海(かい)が叫ぶ…
由美は海のお気に入りだった‥‥‥

「じゃ、狭いけど上がって!!」

皆を居間に通し苗はお好みの準備をする‥


夏目は畳みにアグラをかき部屋を眺めた‥‥‥

‥田舎のばぁちゃん家みたいだ‥‥‥


そして、奇妙な視線に気づく‥


「──…っ!?」

襖(ふすま)で仕切られた部屋の奥から直角に曲がった婆ちゃんがコチラの様子を伺っていた。


婆ちゃんから目を離せないでいると、何者かに肩を叩かれた‥振り向いた瞬間、人差し指でほっぺをぷにっと刺される…

「……──」

三つ子の一人、陸だった。
………………………………

「引っかかったな…ニヤッ!‥」

してやったり!!そんな表情でニヤリと笑い陸は言った

「お前!イイ体してるな!!どうだ、オレらニャンだーマンのメンバーに入るか?」


「えっ、ニャンだーマン!?
(‥‥‥あぁ、プロレスで遊んでくれって意味かな?)
あぁ、仲間に入れてくれるか?」


夏目は言った

「よし、こっちこぃ!!」

さっき婆ちゃんがいた部屋に連れて行かれ夏目は陸からニャンだーマンの決めポーズを教え込まれている‥

‥何やってんだアイツ?

晴樹は黙ってその様子を見つめていた。

海は由美にピタリと寄り添い絵を書いて遊んでいる。空は苗の手伝いをしていた…

「よしっ!!もうお前に教えることは何もない!
お前は、今からニャンだーマン4号イエローだ!!!」

「はぃ!!隊長──!

(なんだ、プロレスじゃなくて戦隊ゴッコか?)」


「お前にコレを授けよう‥敵は手強い‥‥心してかかれ!!」

陸はそう言いながらポケットから取り出したコレを夏目の頭に装着してあげた…


「‥‥‥‥」

そして晴樹はその姿を静かに見届けると黙って台所に向かった。


「苗‥‥‥‥」

「あ、兄さん!お腹すいた?もうタネは出来たからあとは焼くだけだょ!」


……………………………

「それはいいけど…













居間に変態がいる‥‥‥」





「‥‥‥は?」





陸は夏目にニャンだーマンマスクを被せると、自分もポケットから取り出し装着した‥

「‥‥‥え‥‥‥」


そして初めて自分が何を被されたか夏目は知ることになるのだった──


「よし、イエロー!!オレの後に続け!!!憎き悪、勘定ババァを倒すのっ‥」

「誰が勘定ババァだって?」

「はっ姉ちゃん!!?」

自分の背後に立つ苗に陸は不意を突かれたと焦りまくる!!!

「ぅお!?
姉ちゃん!!ギブです!
ごめんなさい!!!」

再び陸の股間に電気アンマ攻撃が炸裂する‥‥‥

そして、夏目にもその攻撃は仕掛けられた!!!

「え、苗っ!??ちょっと待てっ!ちょ、っ、あっあ〰〰〰






〰〰〰!!!‥‥‥‥     」













「さぁ!お好み焼こうか!」


居間の奥でぐったりとなってる変態達をほっといたまま苗はお好みを焼き始めた。



「‥‥大ちゃんは広島風?」

苗はそろそろ許してあげようと、夏目に好みを聞く‥

「か‥関西風‥‥‥」


夏目は起き上がりながら応えた‥そして、ふと頭をよぎる

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