ありのままのキミに夢中 ~イケメンはずんどうぽっちゃりに恋をする!~

中村 心響

文字の大きさ
28 / 255
8章 宣戦布告

4

しおりを挟む

信号待ちで停車していると街のネオンがキラキラと反射しながら眩い光りを放っている‥

晴樹はドアに肘をかけ何となくやりきれない思いで手の甲を口元にあてた


夏目に言った言葉に自分自身の感情がざわつく‥


妹みたいだから可愛いがってるだけだ…
それに、面白くて飽きない‥‥

ただそれだけだ‥‥


そう‥‥ただそれだけ…



なのに胸が痛む…


晴樹は今日、自分が保健室で苗にしたことを思い出した。


本当に調子が悪かった…
自分でも一瞬風邪かと思ったほどに吐き気だって‥‥

そして…どうしようもなく胸が痛くて苦しかった‥


でも、それは一瞬のコトでかき消されてしまっていた…


“兄さんにもお弁当作ってきたんだょ!”


そう‥この一言で最悪な気分は一瞬で消えていた…


俺は弁当が食いたかっただけなのか?今になって思えばまったくわからない…


ただ‥‥すごい嬉しくて
胸が締め付けられた‥‥

嬉し過ぎて…

キスしたいって‥‥思った…



無性に‥

キスしたかった…



そう言えば最近、遊んでない‥‥

ヤバいな…

欲求不満かもしんねぇ‥‥


晴樹は家に着くと普段着に着替え夜の街に繰り出した。




◇◇◇




俺…

もしかして、とんでもない人にケンカ売ったかもしんねぇ‥‥



夏目は部屋に入るなり、制服のまま、ベッドに横たわっていた。



“苗は妹みたいなもんだ‥”

…か・・・

先輩が苗のコト何とも思ってないなら別にいい‥‥

ただ、‥‥何とも思ってないならあまり構われると俺の入る隙が──


ガサガサッ…


夏目は帰りに陸からもらった友情の証を取り出した‥

‥やっぱり‥//


75‐А ‥‥
‥ってどんなもんなんだ?


夏目はブラのタグについてたサイズを見て考えた


Аはさして大きくない‥
そのくらいは夏目にもわかる…

ただ‥思い出す…

今日の晴樹の車の中で味わった苗の感触‥


‥すげー
柔かった///‥全身が‥‥

そして運動の後の汗の匂い‥


女の子の汗ってあんな匂いなんだ‥//


流行りの香水だなんだとつけまくってるクラスの女子とは違う。

思わず男の本能が苗を欲しがった‥
その行動こそが今日の車での出来事だった…

自分に覆い被さる苗を下から見上げ、色っぽいと感じ半開きの唇を奪いたくなった‥


…………………………………………

体を放そうとした苗をつい、引き戻してしまいビックリしてクリクリ目で自分を見つめる苗もすげー可愛いと思った


本気で可愛いと思った‥


マジで可愛いと思った‥


めちゃめちゃ可愛いって‥

((;--)ノ…わかったから…)


‥やべー‥っ‥
俺、マジで惚れちゃってんじゃん///


付き合っちゃったらどうすんだよ!?
俺、ぜってぇーめちゃ大事にするっ///!


夏目はブラを抱きしめながらひとりよがりの妄想に興奮していた。



一度、可愛いと思ってしまうと止まらない‥
恋愛は初めてではないが、今までは、告られてただ何となく付き合ってる‥‥
そんなのばっかりだった…

だから、長く続かないし別れても何とも思わない。

ただ‥今度は何か違う‥


「くぅ〰〰苗っ!! //」


夏目は興奮しながら苗の名を呼び布団をガバッと抱きしめ悶絶を打つ!


『大介ーー!!
体操着、洗濯するから早めに出しといてよーー!!』


下の階から夏目の母親が部屋に向かって呼びかける声が聞こえる。


はっ!?‥//

「///‥‥
お前は無邪気でいいよな」

正気に戻った夏目はベッドから起き上がり、はちきれそうなパンツの中の一身同体の友達に語りかけていた…


…………………………………………

「あれ、‥‥晴樹サン?

すげ、久しぶりッス〰!

最近、あんま顔出さなかったッスね!
忙しいんすか?!」



とある、ビルの地下にあるクラブハウス
【 ブルー・ムーン  】


昔から行きつけの店=縄張りに晴樹は来ていた‥


晴樹が腰掛けている黒いソファのボックス席には露出の多い服を着たギャル達が4、5人たむろっている。


手前のテーブルに長い足を投げ出しギャルの生足を膝枕にしながら晴樹はほろ酔い気分で数人の女達とディープなキスをしまくっていた…



「晴樹サン、
たまには集会にも顔を出して下さいよ~
下の奴ら最近まとまりつかなくて‥」


「あぁ?お前、俺が何年前に辞めたと思ってんだ!?
言ったろ? まとめられるならそのまま引き継ぎでやれ!
できなきゃ解散しろって!」


晴樹は女の顔を押し退け語りかけてくる男に睨みを効かし言った

「そりゃ、言いましたけど…デカ過ぎて統率が‥」

「俺には関係ない‥」


そうだ…

俺には関係のないことだ………



“俺、苗のコト好きだから”



苗のことだって‥

‥関係ない‥‥


好きにすればいい…


晴樹は隣にいた女の手を引くと自分の膝の上に抱き寄せた‥

しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

クラスで一番人気者の女子が構ってくるのだが、そろそろ僕がコミュ障だとわかってもらいたい

みずがめ
恋愛
学生にとって、席替えはいつだって大イベントである。 それはカースト最下位のぼっちである鈴本克巳も同じことであった。せめて穏やかな学生生活をを求める克巳は陽キャグループに囲まれないようにと願っていた。 願いが届いたのか、克巳は窓際の後ろから二番目の席を獲得する。しかし喜んでいたのも束の間、彼の後ろの席にはクラスで一番の人気者の女子、篠原渚が座っていた。 スクールカーストでの格差がありすぎる二人。席が近いとはいえ、関わることはあまりないのだろうと思われていたのだが、渚の方から克巳にしょっちゅう話しかけてくるのであった。 ぼっち男子×のほほん女子のほのぼのラブコメです。 ※あっきコタロウさんのフリーイラストを使用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…

senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。 地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。 クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。 彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。 しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。 悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。 ――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。 謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。 ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。 この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。 陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。

東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」 ──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。 購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。 それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、 いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!? 否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。 気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。 ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ! 最後は笑って、ちょっと泣ける。 #誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。

俺をフッた女子に拉致されて、逃げ場のない同棲生活が始まりました

ちくわ食べます
恋愛
大学のサークル飲み会。 意を決して想いを告げた相手は、学内でも有名な人気女子・一ノ瀬さくら。 しかし返ってきたのは―― 「今はちょっと……」という、曖昧な言葉だった。 完全にフラれたと思い込んで落ち込む俺。 その3日後――なぜか自分のアパートに入れなくなっていた。

処理中です...