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8章 宣戦布告
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しおりを挟む信号待ちで停車していると街のネオンがキラキラと反射しながら眩い光りを放っている‥
晴樹はドアに肘をかけ何となくやりきれない思いで手の甲を口元にあてた
夏目に言った言葉に自分自身の感情がざわつく‥
妹みたいだから可愛いがってるだけだ…
それに、面白くて飽きない‥‥
ただそれだけだ‥‥
そう‥‥ただそれだけ…
なのに胸が痛む…
晴樹は今日、自分が保健室で苗にしたことを思い出した。
本当に調子が悪かった…
自分でも一瞬風邪かと思ったほどに吐き気だって‥‥
そして…どうしようもなく胸が痛くて苦しかった‥
でも、それは一瞬のコトでかき消されてしまっていた…
“兄さんにもお弁当作ってきたんだょ!”
そう‥この一言で最悪な気分は一瞬で消えていた…
俺は弁当が食いたかっただけなのか?今になって思えばまったくわからない…
ただ‥‥すごい嬉しくて
胸が締め付けられた‥‥
嬉し過ぎて…
キスしたいって‥‥思った…
無性に‥
キスしたかった…
そう言えば最近、遊んでない‥‥
ヤバいな…
欲求不満かもしんねぇ‥‥
晴樹は家に着くと普段着に着替え夜の街に繰り出した。
◇◇◇
俺…
もしかして、とんでもない人にケンカ売ったかもしんねぇ‥‥
夏目は部屋に入るなり、制服のまま、ベッドに横たわっていた。
“苗は妹みたいなもんだ‥”
…か・・・
先輩が苗のコト何とも思ってないなら別にいい‥‥
ただ、‥‥何とも思ってないならあまり構われると俺の入る隙が──
ガサガサッ…
夏目は帰りに陸からもらった友情の証を取り出した‥
‥やっぱり‥//
75‐А ‥‥
‥ってどんなもんなんだ?
夏目はブラのタグについてたサイズを見て考えた
Аはさして大きくない‥
そのくらいは夏目にもわかる…
ただ‥思い出す…
今日の晴樹の車の中で味わった苗の感触‥
‥すげー
柔かった///‥全身が‥‥
そして運動の後の汗の匂い‥
女の子の汗ってあんな匂いなんだ‥//
流行りの香水だなんだとつけまくってるクラスの女子とは違う。
思わず男の本能が苗を欲しがった‥
その行動こそが今日の車での出来事だった…
自分に覆い被さる苗を下から見上げ、色っぽいと感じ半開きの唇を奪いたくなった‥
…………………………………………
体を放そうとした苗をつい、引き戻してしまいビックリしてクリクリ目で自分を見つめる苗もすげー可愛いと思った
本気で可愛いと思った‥
マジで可愛いと思った‥
めちゃめちゃ可愛いって‥
((;--)ノ…わかったから…)
‥やべー‥っ‥
俺、マジで惚れちゃってんじゃん///
付き合っちゃったらどうすんだよ!?
俺、ぜってぇーめちゃ大事にするっ///!
夏目はブラを抱きしめながらひとりよがりの妄想に興奮していた。
一度、可愛いと思ってしまうと止まらない‥
恋愛は初めてではないが、今までは、告られてただ何となく付き合ってる‥‥
そんなのばっかりだった…
だから、長く続かないし別れても何とも思わない。
ただ‥今度は何か違う‥
「くぅ〰〰苗っ!! //」
夏目は興奮しながら苗の名を呼び布団をガバッと抱きしめ悶絶を打つ!
『大介ーー!!
体操着、洗濯するから早めに出しといてよーー!!』
下の階から夏目の母親が部屋に向かって呼びかける声が聞こえる。
はっ!?‥//
「///‥‥
お前は無邪気でいいよな」
正気に戻った夏目はベッドから起き上がり、はちきれそうなパンツの中の一身同体の友達に語りかけていた…
…………………………………………
「あれ、‥‥晴樹サン?
すげ、久しぶりッス〰!
最近、あんま顔出さなかったッスね!
忙しいんすか?!」
とある、ビルの地下にあるクラブハウス
【 ブルー・ムーン 】
昔から行きつけの店=縄張りに晴樹は来ていた‥
晴樹が腰掛けている黒いソファのボックス席には露出の多い服を着たギャル達が4、5人たむろっている。
手前のテーブルに長い足を投げ出しギャルの生足を膝枕にしながら晴樹はほろ酔い気分で数人の女達とディープなキスをしまくっていた…
「晴樹サン、
たまには集会にも顔を出して下さいよ~
下の奴ら最近まとまりつかなくて‥」
「あぁ?お前、俺が何年前に辞めたと思ってんだ!?
言ったろ? まとめられるならそのまま引き継ぎでやれ!
できなきゃ解散しろって!」
晴樹は女の顔を押し退け語りかけてくる男に睨みを効かし言った
「そりゃ、言いましたけど…デカ過ぎて統率が‥」
「俺には関係ない‥」
そうだ…
俺には関係のないことだ………
“俺、苗のコト好きだから”
苗のことだって‥
‥関係ない‥‥
好きにすればいい…
晴樹は隣にいた女の手を引くと自分の膝の上に抱き寄せた‥
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