ありのままのキミに夢中 ~イケメンはずんどうぽっちゃりに恋をする!~

中村 心響

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6章 幼なじみ

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晴樹は密かに可愛いと思っていた‥


‥なんだ‥

じゃあせっかく二人きりなら部屋でディナーの用意してもらおうかな‥



晴樹はそう思いたつと直ぐにフロントに行って予約を入れる‥



急な予約の為、少し時間は要するものの部屋食の段取りをしてくれるとのことだった。


その間、晴樹は苗をホテルのビーチに誘った‥



丁度いいタイミングだったかも知れない‥

夕暮れ時、雰囲気のいいサンセットビーチを歩いているとつい、恋人気分になってしまう‥


晴樹はなんとなく、苗に手を差し出した‥

だが肝心の苗がその場に見当たらない。


「兄さーんっ…
サンダルで砂浜は歩きにくいだょっ」


「──…//‥」


苗はサンダルのかかとをズボズボ砂に埋めながら遅れて歩いて来ている。


‥コイツといいムードを堪能しようってのが、そもそも間違いなんだよな‥//



晴樹は半ば諦めながら、
苗をビーチに開設されているオープン型のカクテルバーに連れて行った



「ディナーの準備まで少し時間がかかるから何か飲むか?」

「うん!
それグッドですょ!」


苗は晴樹にグッ!とサインを送って答えた



「‥‥で、何飲む?」


「あ、あそこの人が飲んでるのがいい!」



「わかったから指を差すなってっ…」


苗は向かい側に座っていた女性客のドリンクをしきりに指差す


どうやらそれは、フルーツが綺麗に飾られたトロピカルジュースだったそして、フルーツには花火と小さな傘が飾ってある‥


苗は一度でいいからこんなハイカラな飲み物を飲んでみたかったのだ‥









「ぅあぁ見て兄さん!

花火だょ‥//‥」


「あぁ‥そうだな‥」



苗は運ばれてきたジュースをキラキラとした目で見つめている‥



「‥ぁ‥‥‥

花火‥終わっちゃった…」


「──……」



そして燃え尽きた花火を見つめポツリと呟く



「なんだか花火に騙された気分だょ‥‥‥」

「いいから黙って飲めっ!」



晴樹は一言多い、苗を怒った


そぅ花火の豪華さに目を惹かれ注文してみたが、花火が消えてしまうと、何とも味気ないものに見えてしまう


苗は晴樹に叱られ大人しくズズッとジュースを飲み始めた‥



苗は夕陽に染まる海を眺めながらジュースを飲む‥

そんな苗を見つめながら晴樹は幸せそうに笑みを溢した‥‥‥



そう言えば前に言われたな‥

『晴樹サン顔が笑ってます』


『ぇ?俺笑ってた!!?』 

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