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6章 幼なじみ
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しおりを挟む前に苗達と食事をしている最中に中島が自分に言った言葉を思い出した‥
あの時もたしか、俺はコイツの笑顔に魅とれていた‥
苗の笑顔を見ると自然と笑みが溢れてしまう
晴樹はつかの間の幸せを感じながら時計を確認した。
「もぅ、そろそろいいかな‥
よし、部屋行くか」
「部屋?」
「あぁ‥
部屋でディナーの準備してもらってるから。」
苗は晴樹の後をついていきながら質問していた‥
―カチャ!
「‥‥っ‥すごい部屋だね?
兄さん、ほんとに一人で泊まってんの!??」
「どーいう意味だよそれ」
苗は部屋に通されるなり奇声をあげる。
晴樹の部屋にはディナースペースが設けられていた‥
白いテーブルクロスをかけ綺麗な花を飾られた食だいには、フルコースの前菜が用意されている
部屋にはウェイターがスタンバイしていた
「‥‥うわ‥おフランス料理だ‥//」
「あぁ、たまにはいいだろ」
苗の嬉しそうな顔を確認して晴樹も席につく。
苗は珍しい料理を前に晴樹のナイフとフォークの使い方を真似ながら、一生懸命食べていた‥
「兄さんナイフの使い方上手いね!箸は下手っぴだけど‥」
・
「──…っ…//
今のは褒めたのか?」
「うん!やっぱり
セレブだって思ったょ」
「……っ──」
「ところで兄さんはこんなとこに何の用があったの?」
「‥‥‥‥
ぃ、いろいろとな‥//」
「‥ふーん
いつ帰るの?」
「──……じ…16日‥//」
「あ!一緒だねっ
じゃあ、兄さんも来週のお祭り行く?
花火大会もあるし、なんてったって3万発だょ!!見所はねっ、石松商店街の仕掛け花火なんだょ」
苗はイキイキと語り出していた
「あぁ、
連れてってくれるのか?」
晴樹は深いことに突っ込まれなくてホッとしていた
そして苗との賑やかなディナータイムが過ぎていく‥
気がつけば苗はいつの間にか酔っていた‥
「お前、何食ってそんな酔ったんだ!??」
「‥///‥‥‥ぁへ?」
ふ抜けな返事をする苗を見ていると、デザートで並べられたチェリーのブランデー漬けを美味しそうに頬張っていた
ピックで刺して食べるのが面倒くさいのか、お洒落なグラスに入れられたチェリーを手で取っては指をしゃぶっている。
‥コレくらいで酔ったのかよ?
そう、苗は満作とは似つかづ酒には弱かった‥
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