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22章 Xmasの夜に。。。
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ニューヨークの寒空の真下…
高層ビルマンションの一室からは和食の香りが漂っていた…
苗は晴樹のマンションのキッチンで腕を奮う。
先程届いたお爺からのプレゼント。Xmasケーキとターキーの丸焼きをテーブルに並べ、晴樹のリクエストの味噌汁を作る。
晴樹は自分の為に料理をする苗の後ろ姿を微笑ましく思いながら見つめ、部屋の中を見渡した…
「…///💧」
ふと、微かに顔が緩み赤らむ。
赤い顔をさりげなく手で覆うと晴樹は苗の背後に立った…
「なえ…」
苗を呼びながら晴樹は後ろから抱き締める。
「ん?…お腹すいた?
もうできるだよ」
「…//💧」
苗の後頭部にコツンとおでこを付け、甘える晴樹に苗は空腹の子供をあやすように言ってのける。
まるで陸達と同じ扱いだった…
「そうじゃなくて…💧
そう…じゃ、なくてっ…//」
晴樹は苗の腰に回した腕にギュッと力を込める…
艶やかな苗の黒髪を高い鼻先で伝いうなじに軽くキスをする
そして耳元で囁いた…
「わかってると思うけど…
ベッド…一つしかないから…」
「…//…っ」
「一つだからっ…」
言いながら全身が熱くなってきていた…
・
「わっ…わかってるだよ!そんなことっ…//」
力む返事を返す苗。その手に握られた包丁は次第にさばきが荒くなる。
それだけでかなり緊張した様子が伺えた。
「苗、メリー…」
「…っメ、メリクリっ!!」
「……💧」
甘いムードのXmas…
堪能しようにも極度の緊張感が苗を蝕む…
料理を囲みテーブルにつき、メリクリを連発する苗。シャンパングラスを持つ手はかなり力が入り震えている。
今にも割りそうな雰囲気が漂っていた。
そんな苗を見て晴樹は切ないため息を漏らす。
苗の怯える姿を見て、少し可哀想な気がしてくる…
でも、
今度だけは絶対に譲れない。
『好きなものは好き!
欲しいものは欲しい!!
それが言えねえ男は所詮、一番大事なものに逃げられるダセー男だ!』
苗の口から聞かされた満作論理。
晴樹はそれを思い出していた。
向かい側の苗を晴樹は獲物を捕らえるように見据える…
…ひっ──!兄さんの目が変わったっ…
苗を見つめる瞳が揺らぐ…
…好きなものは好き。欲しいものは欲しい…だから俺はもう引かない。
晴樹は自分に勢いを着ける為にキューッとシャンパンを飲み干した
・
「あっ、バカ!お前は一気にいくなっ」
慌てて止めてももう遅い💧
苗も晴樹に続きシャンパンをくーっと飲み干す!
「プはーっ…///
ん、このシャンパンってイケる!!
やっぱシャンメリーとは違う大人の味だよっ」
「あちゃ…っ…」
高級シャンパン
その名も
。゚*。ドンペリニヨン ブラック 。*゚。
空のグラスを片手に酔っ払いは早速はしゃぎ始めている。
「美味いやないかーい!」
グラスをシャンパンボトルとカチ合わせ、お決まりのセリフを繰り返す。
「兄さんもほらっ!
ルネッサ~ンス」
「な…なえ……💧」
呆気に取られ言われるままグラスを差し出した晴樹…
「ほんと美味いだよ
これ、ドンペリっての?
え?ドンペリニヲン?
すいませ~ん。ドンペリニヲン(二本)くださ~いっ!
なーんて上手いやないか~いっ
そんなに呑めんやないか~いっ」
「………💧」
固まったままの晴樹のグラスに苗は何度もグラスをカチ合わせていた……。
マンハッタンの夜景にXmasのイルミネーションがプラスされ、この上ない景色を瞳に映す…
最高の景色
それを苗と二人で眺める──はずだった…
…なのに・・・
「一人やないかー…ぃ…」
晴樹はボソっと小さく呟いている。
「…すげー寂しい‥」
晴樹はベッドで安らかに眠る苗に目をやった
最高にいいムードになるはずだったのに・・・
晴樹のベッドルームからは、向かいのビルの屋上のツリーがいい感じに見えている。
深い夜の闇の中、輝きを放つツリーは今日の二人の初めての夜にふさわしい程の眩さを醸し出してくれていたのに…
苗はぐっすりと寝息をたてていた。
「前途多難…か…💧」
ギシッとベッドを軋ませ腰掛ける。苗の寝顔を眺め、そう呟きながら乱れたシーツを整えるとそっと肩まで掛けてあげた。
静寂の中。外を走る車のクラクションが高層ビル街に響き渡る。
そんな喧騒でさえも今の晴樹は気にも止めて居なかった…
苗と二人きりの夜。
こんなに心が穏やかだったことがあるだろうか?
苗と一つに…
その願いは結局〃おあずけ〃になってしまったが、晴樹の心は幸せに満ちていた…
これからも、
ずっと…
ずっと苗とこうしていたい
今の二人が未来永劫であることこそが晴樹の本当の願いだから…
晴樹は幸せそうに眠る苗を優しく抱き締めた。
ニューヨークの寒空の真下…
高層ビルマンションの一室からは和食の香りが漂っていた…
苗は晴樹のマンションのキッチンで腕を奮う。
先程届いたお爺からのプレゼント。Xmasケーキとターキーの丸焼きをテーブルに並べ、晴樹のリクエストの味噌汁を作る。
晴樹は自分の為に料理をする苗の後ろ姿を微笑ましく思いながら見つめ、部屋の中を見渡した…
「…///💧」
ふと、微かに顔が緩み赤らむ。
赤い顔をさりげなく手で覆うと晴樹は苗の背後に立った…
「なえ…」
苗を呼びながら晴樹は後ろから抱き締める。
「ん?…お腹すいた?
もうできるだよ」
「…//💧」
苗の後頭部にコツンとおでこを付け、甘える晴樹に苗は空腹の子供をあやすように言ってのける。
まるで陸達と同じ扱いだった…
「そうじゃなくて…💧
そう…じゃ、なくてっ…//」
晴樹は苗の腰に回した腕にギュッと力を込める…
艶やかな苗の黒髪を高い鼻先で伝いうなじに軽くキスをする
そして耳元で囁いた…
「わかってると思うけど…
ベッド…一つしかないから…」
「…//…っ」
「一つだからっ…」
言いながら全身が熱くなってきていた…
・
「わっ…わかってるだよ!そんなことっ…//」
力む返事を返す苗。その手に握られた包丁は次第にさばきが荒くなる。
それだけでかなり緊張した様子が伺えた。
「苗、メリー…」
「…っメ、メリクリっ!!」
「……💧」
甘いムードのXmas…
堪能しようにも極度の緊張感が苗を蝕む…
料理を囲みテーブルにつき、メリクリを連発する苗。シャンパングラスを持つ手はかなり力が入り震えている。
今にも割りそうな雰囲気が漂っていた。
そんな苗を見て晴樹は切ないため息を漏らす。
苗の怯える姿を見て、少し可哀想な気がしてくる…
でも、
今度だけは絶対に譲れない。
『好きなものは好き!
欲しいものは欲しい!!
それが言えねえ男は所詮、一番大事なものに逃げられるダセー男だ!』
苗の口から聞かされた満作論理。
晴樹はそれを思い出していた。
向かい側の苗を晴樹は獲物を捕らえるように見据える…
…ひっ──!兄さんの目が変わったっ…
苗を見つめる瞳が揺らぐ…
…好きなものは好き。欲しいものは欲しい…だから俺はもう引かない。
晴樹は自分に勢いを着ける為にキューッとシャンパンを飲み干した
・
「あっ、バカ!お前は一気にいくなっ」
慌てて止めてももう遅い💧
苗も晴樹に続きシャンパンをくーっと飲み干す!
「プはーっ…///
ん、このシャンパンってイケる!!
やっぱシャンメリーとは違う大人の味だよっ」
「あちゃ…っ…」
高級シャンパン
その名も
。゚*。ドンペリニヨン ブラック 。*゚。
空のグラスを片手に酔っ払いは早速はしゃぎ始めている。
「美味いやないかーい!」
グラスをシャンパンボトルとカチ合わせ、お決まりのセリフを繰り返す。
「兄さんもほらっ!
ルネッサ~ンス」
「な…なえ……💧」
呆気に取られ言われるままグラスを差し出した晴樹…
「ほんと美味いだよ
これ、ドンペリっての?
え?ドンペリニヲン?
すいませ~ん。ドンペリニヲン(二本)くださ~いっ!
なーんて上手いやないか~いっ
そんなに呑めんやないか~いっ」
「………💧」
固まったままの晴樹のグラスに苗は何度もグラスをカチ合わせていた……。
マンハッタンの夜景にXmasのイルミネーションがプラスされ、この上ない景色を瞳に映す…
最高の景色
それを苗と二人で眺める──はずだった…
…なのに・・・
「一人やないかー…ぃ…」
晴樹はボソっと小さく呟いている。
「…すげー寂しい‥」
晴樹はベッドで安らかに眠る苗に目をやった
最高にいいムードになるはずだったのに・・・
晴樹のベッドルームからは、向かいのビルの屋上のツリーがいい感じに見えている。
深い夜の闇の中、輝きを放つツリーは今日の二人の初めての夜にふさわしい程の眩さを醸し出してくれていたのに…
苗はぐっすりと寝息をたてていた。
「前途多難…か…💧」
ギシッとベッドを軋ませ腰掛ける。苗の寝顔を眺め、そう呟きながら乱れたシーツを整えるとそっと肩まで掛けてあげた。
静寂の中。外を走る車のクラクションが高層ビル街に響き渡る。
そんな喧騒でさえも今の晴樹は気にも止めて居なかった…
苗と二人きりの夜。
こんなに心が穏やかだったことがあるだろうか?
苗と一つに…
その願いは結局〃おあずけ〃になってしまったが、晴樹の心は幸せに満ちていた…
これからも、
ずっと…
ずっと苗とこうしていたい
今の二人が未来永劫であることこそが晴樹の本当の願いだから…
晴樹は幸せそうに眠る苗を優しく抱き締めた。
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