魔法の使えない無能と呼ばれた私は実は歴代最強でした。

こずえ

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漣の少女

38話

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「つきましたよ。ここがこの国、フィレスタ王国のフィレスタ城です。」

アイフェットは近くの門番に事情を説明すると門番は敬礼をして入城を許可する。

私達はそのままアイフェットに連れられて、謁見の間に到着するととても綺麗な長い金髪の青年が私を見ながら、アイフェットに言う。

「お久しぶりですね。アイフェットさん、こちらの獣人の美しいお嬢さんはどなたですか?」

アイフェットはとても嬉しそうに微笑みながら、礼儀正しくお辞儀をする。

「セーガル王子、お久しぶりです。こちらは以前にもお話した事がありますが、私の妹のアリスです。」

セガール王子と呼ばれた青年は私の目の前までくる。

「貴方がアリスさんですね?」

私が小さく頷くとセガールが優しく微笑む。

「はじめまして。僕はフィレスタ王国第一王子のセガールと申します。よろしくお願いしますね。」

セガールは握手を求めて手を差し出す。

「セガール王子、はじめまして。私は冒険者のアリス・アルフェノーツです。こちらこそよろしくお願いします!」

私がセガールの握手に応じるとセガールはとても嬉しそうに私の顔を見て言う。

「ふふっ…可愛いお方ですね。僕の嫁にしたいくらいです。」

「も、もったいなきお言葉です…」

きっと、今の私の顔は赤いんだろうな…

あ、リリアがすっごい顔してる。

「もしアリスさんさえ良ければ、僕と…その…ご、ごめんなさい!なんでもないです!」

セガールは顔を赤らめながら、慌てた様子で言葉を取り消す。

そんな事をしていると謁見の間の扉が開かれる。

私はシャキッと背筋を伸ばす。

セガールと私達が謁見の間の中に入ると後ろで扉が閉められる。

セガールは先程までの顔を真っ赤にしていた様子から王子らしいキリッとした顔になっていた。

目の前にはとても王様が座るものとは思えない素朴な椅子に座る痩せ型の男性がいた。

男性は私たちを見る。

「よくきたな!ワシがこのフィレスタ王国の国王、ラグレア・フィレスタだ!アイフェットから聞いたが、そなたらは災害級モンスターを3体も討伐してくれたどころか、S級モンスターも多く討伐してくれたようだな!民に代わって礼を言うぞ。」

「あ、ありがとうございます!」

私は緊張のあまり少し噛んでしまった。

ラグレアはその様子を愉快に笑うと言う。

「そんなにかしこまらんでも良いぞ?特にそなたらは国が総出で出ても討伐出来ぬほどの災害級モンスターを相手に何体も討伐してくれておる。ワシとしてはそなたらに国を任せたいと思うほどじゃ。」

「父上?」

セガールが言うとラグレアはわかっていると言いたげに言う。

「わかっておるわい。王族の血を持たぬものに王は出来ぬ決まりじゃからな…めんどくさいったらありゃしないからのう…」

「父上!」

セガールが言うとラグレアはめんどくさそうに言う。

「まあ、そんなわけじゃ。王の座は譲れぬが、代わりに褒美として王族と同等の地位を授けてやろう。それと金貨40000枚も1人づつくれてやろう。これでも足りぬほどにはそなたらは活躍してくれておるのでな!」

「大事になった…」

リリアが思わずぽつりとこぼす。

ラグレアはその様子を見て愉快な笑顔を浮かべる。

「あの…王様?そろそろ、本題に移らせてもらってもよろしいでしょうか?」

アイフェットが言うとラグレアは思い出したと言いたげに言う。

「そうじゃったな。さっそくじゃが、邪神についての事を聞かせてくれ。」

アイフェットがこれまでの邪神についてわかった事を報告する。


年々増加傾向にある大災害級クラスのモンスターの発生、また通常よりも強い個体の発生頻度の増加を報告した。


アイフェットが言う。

「そして、こちらにおられます、私の妹であるアリスが妖精王様から直々に邪神が復活したと聞いており、さらに彼女の独自調査の結果、邪神が復活したと断定出来ると言えるのでは無いかとの事です。」

ラグレアは私を見ると言う。

「それはまことの事であるか?」

私はラグレアの目を見て言う。

「あくまでも私の判断ではありますが、アイフェット様の報告にもあるとおり、大災害級モンスターの増加に強化個体の大発生、本来ならありえない場所での災害級モンスターの発生などを邪神に関する伝承に残る資料と照らし合わせた結果、邪神が復活したと言えるのではないかと思っております。」

ラグレアはそれを聞くと王様らしい真剣な表情で言う。

「ふむ…どうしたものかのぅ…」

そこへ一人の兵士が駆け込んでくる。

「緊急の為、失礼する事をお許しください!大災害級モンスター、ベヒーモスとインフィニティニードルが付近に発生!さらに強化個体であると思われる棘鎧狼の群れが発生しました!その為、国王軍の導入を許可していただきたいのですが、よろしいでしょうか?」


国王軍とは王国兵士が国防騎士隊を呼ぶ際に使う言葉であり、主にモンスターの討伐の際に援軍として利用する際に使われる。


ラグレアは頭を抱えながら言う。

「そうだな。第二隊までの導入を許可する。それと魔道砲の使用も許可する。棘鎧狼の殲滅だけで構わぬ。全力で民を守るのじゃ!」

「承知しました!」

兵士は敬礼をして退出する。

「ラグレア王、私たちにも出来る事はありませんか?」

私はラグレアに言う。

「今はあやつらを信じてやってくれ。大丈夫だ。我が国の兵は強者揃いじゃ。それにワシが守るべき民の中にはそなたら冒険者も含まれておる。」

ラグレアはそう言って私を見る。

「ところで話は変わるが、アリスよ。うちの息子についてどう思う?」

「ち、父上?!」

セガールが顔を真っ赤にして慌てた様子でラグレアを見る。

私はセガールを見る。

「そうですね…良き王になられると思います。今の私はとてもではないですが、綺麗な格好をしているとは言えません。それでもセガール様は私の事を美しいと言って、握手までしてくださいました。セガール様の妻になられる方はとても幸せな者になる事は間違いないでしょう。」

私がそう言うとラグレアは少しつまらなそうに言う。

「なんじゃ…ワシの思い過ごしじゃったか…」

「父上!皆がいるところでその様な事を聞いてはなりません!」

「セガールの言う通りですよ貴方!」

突然後ろから聞こえた声に驚いて振り返ると綺麗な金髪の女性が歩いてきていた。

「こ、これ!マレイア!客人がおるというのに、ノックくらいせぬか!」

マレイアと呼ばれた女性は私たちの方へ向き合うと言う。

「失礼しました。私はラグレアの妻のマレイアですわ。皆様のご活躍は私も存じております。私からもお礼を言わさせてもらいますわ。」

「ありがとうございます」

私はマレイアにお礼を言う。

マレイアはラグレアの方を見る。

「貴方、こういう時は黙って式の用意をするのです!そうと決まれば、早速準備をしなければ…」

「待って!」

珍しくリリアが大声を出す。

「まだ…アリスの応え…聞いてない…です…よね?」

余程勇気を振り絞って喋ったのか、息を切らしながらリリアが言う。

全員が私を見る。

「えっと…」

私が困った様子でオロオロとしているとアイフェットが割って入る。

「私の可愛いアリスちゃんに意地悪するのはやめてください。例え王族といえども、これを許す事はできませんよ。」

アイフェットの圧倒的な威圧感が場を支配する。

「わ、わかったから!わかったから落ち着くのじゃ!」

ラグレアがそう言うとアイフェットは満面の笑みで言う。

「今回は許しますが、次は本気で殺しますよ?」

この人だけは死んでも怒らせてはいけないとラグレアは思う。

「ごめんなさい…年頃になっても女っ気の無い息子の晴れ姿が見れると思って興奮し過ぎてしまいましたわ。」

マレイアが頭を下げる。

「い、いえ…お気になさらないでください…ただ今の私にはハッキリと答えを出す事が出来ません。だって、私たちはお互いの肩書き以外に何も知らないですから…」

セガールは「はっ」とした様子で目を見開く。

「父上!急で申し訳ないのですが、僕も冒険者になってもよろしいでしょうか?」

「セガール、突然何を言い出すのかと思ったら、冒険者になりたいじゃと?」

ラグレアは明らかに動揺した様子で言う。

「はい!アリスさんの事を知るにはこれが一番手っ取り早いのでは無いかと考えております。」

セガールはハッキリと言う。

「セガール様、冒険者になると言うことは常に危険と隣り合わせで暮らすと言うことですよ。」

アイフェットが真剣な眼差しで言う。

「覚悟は出来ています。それに冒険者と言う最前線でモンスターを狩る者を知る事で民を守護する防衛部隊への的確な指示を出す事も学べるのではないかと思っております。」

アイフェットはそれを聞いて納得した様に頷く。

ラグレアはまだ不安なようで「いや…しかし…」となかなか首を縦に振りたがらない。

「貴方、良いんじゃないですか?セガールがここまで言う事なんて滅多にある事でもありません。それに…」

マレイアが私たちを見る。

「セガールがアリスさんのパーティーに入れば、命の保証はされてるはずよ。」

セガールが私の目の前まで来て頭を下げる。

「どうかお願いします!僕を仲間に入れていただけないでしょうか!」

リリアは私の顔を見る。

茉莉に目を向けると小さく欠伸をしていた。

「私は…」

私はマリアとクレアの事を考える。

彼女たちも私が許可すれば笑顔で出迎えるだろう。

それでも私は不安で仕方がなかった。


相手はフィレスタ王国の第一王子と言う次期国王候補の最たる人物なのだ。

それぞれで戦える能力がある私たちと違って、モンスターに対する知識も経験も無いものを怪我させないように守る事は容易ではない。
これがまだその辺の庶民や貴族なら多少雑に扱っても問題にはならないだろう。

しかし、王族となれば話は別だ。

もし怪我でもさせてしまえば、国中の大混乱を招く恐れがある。
その上死なせでもしてしまえば確実に大問題となり、最悪の場合は死刑にもなるだろう。

セガールはその事をわかっているのだろうか?
人の死を目の当たりにしても心を乱さずに居られるだろうか?
心配事が次から次へと湧いて出てくる。


私があまりにも長く考えているのでセガールが少し悲しげに言う。

「ダメ…でしょうか…?」

私は覚悟を決めて言う。

「わかりました。セガールさんが私のパーティーに加わる事を許可します。ただし、冒険者である以上は命の保証は出来ませんし、怪我をしないとも限りません。それでもよろしければ、歓迎しましょう。」

セガールは私の言葉を聞くととても嬉しそうに言う。

「ほ、ほんとに良いのですか!」

「やっぱりやめときますか?」

「いえ、やめませんよ!僕は強くなって、アリスさんの事もこの国に暮らす民の事も守れる男になります!」

セガールは冒険者がよくやる拳合わせの構えをする。

私が驚いてそれを見ているとセガールが言う。

「前に冒険者に聞いた事があるのです。冒険者は拳を合わせて、互いを仲間と認めるんだって!」

「あぁ…そういう事でしたか。」

私はそっとセガールの拳に自分の拳を軽く当てる。

「やったあ!これで僕もアリスさんの仲間になったんだー!」

セガールはまるで子供のように大喜びする。

ラグレアが大きなため息をついていた。

マレイアが私の元まで来る。

「アリスさん、どうか。うちのセガールの事を頼みますね。ビシバシと鍛えてやってくださいね。」

「では、その様に厳しく鍛えますね。」

私が満面の笑みを浮かべて言うとセガールは少しだけ困ったように笑っていた。
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