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第62話
「やっぱり、騎士学校というのは化け物揃いなのね」
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ケイリィは2階へとあった生徒達を呼び戻す為立ち入り禁止のテープを潜って階段を上がれば、2階は電気は点いておらず廊下側の窓ガラスには板で塞がれていた。
ケイリィ「真っ暗だ・・・。皆ー?」
ケイリィはそう呼ぶと一つの教室の扉が開いていた。教室の窓から漏れ出す明かりを頼りに向かっていき、
教室の中を覗いてみれば、生徒達はその場に立ち尽くしていた。
ケイリィ「皆なにやってんのさ?先輩達に見つかれば怒られるよ」
「っ、ケイリィくん・・・」
一人の女子生徒がケイリィの胸に飛び込む。
ケイリィ「え、どうしたの!?」
「っこの学校て、なんなんだろね・・・」
ケイリィ「なに、って・・・?」
「これ、見てみろよ」
そう言って男子から渡された写真。
そこには騎士の制服を着た生徒らしき人物達が映っていた。クラスの記念写真だろうか?きっとこの教室の先輩達だ。
その先輩達には赤ペンで首のところを斜線で引いてある。
え・・・これって・・・・なん、だ?
ーーー
その頃、
地下へと落とされたリチアはやがて目を覚ました。
リチア「う・・・痛っ」
体を動かそうとしたらお腹に激痛が走り、触れてみれば血まみれであった。
そう、だ・・・。私・・・刺されて・・・?
体を動かすことができず、瞳だけを動かして状況を把握することに。
リチア「ここ・・・は・・・?」
リチアが今いる部屋は電気はついていなかった。ただ、廊下側の電気がこの暗い部屋に差し込んでいた。
その時。コツコツと足音が響いて聞こえ、その部屋にやってきたのは1人の女性だった。
「やっぱり、騎士学校というのは化け物揃いなのね」
リチア「あ・・・あなたは・・・」
リチアは痛む体を無理矢理にでも体を起こす。
「あんなに血を流してでも死んでないなんて。その中身がどうなってんのか、解剖して調べてみたいところね」
そして背に隠し持っていた斧を見せると、リチアの肩に振り下ろす。
リチア「ああああぁ!!!」
斧が引き抜かれたとこでリチアは逃げなきゃと思いなんとか立ち上がりよろめきながらも廊下へと出る。
身体中、痛い・・・でも、逃げなくちゃ・・・
たとえ、死ぬことはなくても・・・
怖い・・・・痛い・・・っ
助けて・・・・ラン先輩・・・・っ
ーーーーー
ラン達はちょうど人形屋へと帰ろうと歩いているところだった。
ノウゼンカズラ「なんも起きねぇじゃねーか、つまんねぇな」
「いやぁ強い騎士様が護衛してくれてるのですから相手も襲いにくかったのでしょうかね!」
ラン「さすがに目立つ場所では襲われるような心配はないと思いますよ。職人様。その視線というのは誰か目星はついてるのですか?」
「い、いえ、どこから視線を感じるのか全く分かってないものでして・・・・」
(使えない・・・・)
ラン達の心が一致した瞬間だった。そんな冷めた騎士達の視線に「お、お役に立てなくて申し訳ない・・・」と分かりやすくへこんでいる。
すると、ふいにアザレアは足を止める。
キキョウ「どうした、アザレア」
アザレア「・・・明かり、ついてない」
人形屋目前で、アザレアのその言葉に人形屋を見上げてみれば電気を付けて出てきたはずがその窓から電気が点いていないのが見てわかった。
ラン「リチアさんが中にいるはずでは」
窓から覗いてみても、中は間抜けの殻だった。
キキョウ「いや・・・居なくなっている・・・?」
「ど、どういうことですかな!?」
キキョウが扉に手をかけるも、開かないようだった。
ノウゼンカズラ「鍵かかってんのか?」
キキョウ「そのようだ」
「一体どうして!?あの娘がかけたのか!?」
ラン「用心のためにかけたとしても、電気が消えてるのはおかしいです。キキョウ様。扉ぶち開けましょうか?」
キキョウ「頼む」
「ぶち開ける・・・?」
ランは風の魔法ですきま風を送り中の鍵を回すと強い突風がふいてバン!!と勢いよく扉が開かれた。
「な、なんと・・・」
扉が開いたことに驚く店主。
ラン達は構わずに中へと入る。
ラン「とくに中は争われた形跡はないですが・・・」
ノウゼンカズラ「おい、こっち来てみろ」
ノウゼンカズラが奥の部屋からそう言い、奥の部屋へと移動すれば、
ラン「これは、血・・・ですね」
「血・・・血!?ですと!?」
キキョウ「まだ新しいな。鍵はかかっていて、ここには姿がないとすると・・・」
キキョウたちの視線は地下の扉に向く。
アザレア「・・・地下」
キキョウ達は地下の扉へ近付く。
ランは床に落ちている人形に目をやったあと、それを見ないふりする事にした・・・。
ノウゼンカズラ「この地下に引き摺られたような跡もあんな」
ラン「これだけ物静かですし、地下に本当に居るのでしょうか?リチアさんと、その誰か」
「この扉は防音だからですかな。この扉を閉めてしまえば叫んだところで上には匂いも声すらも漏れないのですよ」
キキョウ「・・・決まりだ。地下に降りる」
「あ、ちょ・・・」
キキョウたちは地下へと降りていった。
一体、なにが起こってる・・・?
こんなの、全然話と違うが・・・・。
ケイリィ「真っ暗だ・・・。皆ー?」
ケイリィはそう呼ぶと一つの教室の扉が開いていた。教室の窓から漏れ出す明かりを頼りに向かっていき、
教室の中を覗いてみれば、生徒達はその場に立ち尽くしていた。
ケイリィ「皆なにやってんのさ?先輩達に見つかれば怒られるよ」
「っ、ケイリィくん・・・」
一人の女子生徒がケイリィの胸に飛び込む。
ケイリィ「え、どうしたの!?」
「っこの学校て、なんなんだろね・・・」
ケイリィ「なに、って・・・?」
「これ、見てみろよ」
そう言って男子から渡された写真。
そこには騎士の制服を着た生徒らしき人物達が映っていた。クラスの記念写真だろうか?きっとこの教室の先輩達だ。
その先輩達には赤ペンで首のところを斜線で引いてある。
え・・・これって・・・・なん、だ?
ーーー
その頃、
地下へと落とされたリチアはやがて目を覚ました。
リチア「う・・・痛っ」
体を動かそうとしたらお腹に激痛が走り、触れてみれば血まみれであった。
そう、だ・・・。私・・・刺されて・・・?
体を動かすことができず、瞳だけを動かして状況を把握することに。
リチア「ここ・・・は・・・?」
リチアが今いる部屋は電気はついていなかった。ただ、廊下側の電気がこの暗い部屋に差し込んでいた。
その時。コツコツと足音が響いて聞こえ、その部屋にやってきたのは1人の女性だった。
「やっぱり、騎士学校というのは化け物揃いなのね」
リチア「あ・・・あなたは・・・」
リチアは痛む体を無理矢理にでも体を起こす。
「あんなに血を流してでも死んでないなんて。その中身がどうなってんのか、解剖して調べてみたいところね」
そして背に隠し持っていた斧を見せると、リチアの肩に振り下ろす。
リチア「ああああぁ!!!」
斧が引き抜かれたとこでリチアは逃げなきゃと思いなんとか立ち上がりよろめきながらも廊下へと出る。
身体中、痛い・・・でも、逃げなくちゃ・・・
たとえ、死ぬことはなくても・・・
怖い・・・・痛い・・・っ
助けて・・・・ラン先輩・・・・っ
ーーーーー
ラン達はちょうど人形屋へと帰ろうと歩いているところだった。
ノウゼンカズラ「なんも起きねぇじゃねーか、つまんねぇな」
「いやぁ強い騎士様が護衛してくれてるのですから相手も襲いにくかったのでしょうかね!」
ラン「さすがに目立つ場所では襲われるような心配はないと思いますよ。職人様。その視線というのは誰か目星はついてるのですか?」
「い、いえ、どこから視線を感じるのか全く分かってないものでして・・・・」
(使えない・・・・)
ラン達の心が一致した瞬間だった。そんな冷めた騎士達の視線に「お、お役に立てなくて申し訳ない・・・」と分かりやすくへこんでいる。
すると、ふいにアザレアは足を止める。
キキョウ「どうした、アザレア」
アザレア「・・・明かり、ついてない」
人形屋目前で、アザレアのその言葉に人形屋を見上げてみれば電気を付けて出てきたはずがその窓から電気が点いていないのが見てわかった。
ラン「リチアさんが中にいるはずでは」
窓から覗いてみても、中は間抜けの殻だった。
キキョウ「いや・・・居なくなっている・・・?」
「ど、どういうことですかな!?」
キキョウが扉に手をかけるも、開かないようだった。
ノウゼンカズラ「鍵かかってんのか?」
キキョウ「そのようだ」
「一体どうして!?あの娘がかけたのか!?」
ラン「用心のためにかけたとしても、電気が消えてるのはおかしいです。キキョウ様。扉ぶち開けましょうか?」
キキョウ「頼む」
「ぶち開ける・・・?」
ランは風の魔法ですきま風を送り中の鍵を回すと強い突風がふいてバン!!と勢いよく扉が開かれた。
「な、なんと・・・」
扉が開いたことに驚く店主。
ラン達は構わずに中へと入る。
ラン「とくに中は争われた形跡はないですが・・・」
ノウゼンカズラ「おい、こっち来てみろ」
ノウゼンカズラが奥の部屋からそう言い、奥の部屋へと移動すれば、
ラン「これは、血・・・ですね」
「血・・・血!?ですと!?」
キキョウ「まだ新しいな。鍵はかかっていて、ここには姿がないとすると・・・」
キキョウたちの視線は地下の扉に向く。
アザレア「・・・地下」
キキョウ達は地下の扉へ近付く。
ランは床に落ちている人形に目をやったあと、それを見ないふりする事にした・・・。
ノウゼンカズラ「この地下に引き摺られたような跡もあんな」
ラン「これだけ物静かですし、地下に本当に居るのでしょうか?リチアさんと、その誰か」
「この扉は防音だからですかな。この扉を閉めてしまえば叫んだところで上には匂いも声すらも漏れないのですよ」
キキョウ「・・・決まりだ。地下に降りる」
「あ、ちょ・・・」
キキョウたちは地下へと降りていった。
一体、なにが起こってる・・・?
こんなの、全然話と違うが・・・・。
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