マゾメスおじさんの一人寝事情

せいいち

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9.おじさんと強烈

※牛コス+イボイボ電動ディルド+乳首責め


 おじさんはストレスが溜まっていた。
 特に何が起こったというわけではない。積もり積もったものが今になって溜まりきり、今日その表面張力が崩壊しただけだ。
 そしてやって来た花の金曜日。おじさんはこのストレスをとっておきのディルドで解消することにした。
 おじさんは自分で動かなくてはいけないものしか買わないことにしている。自らの怠惰を許さないからではない。快感が強すぎて声が大きくなるからだ。先日夢の中で出したような汚い善がり声が現実でも出る。おじさんは不随意な快感で自分からあんな声が出るとは思ってもみなかった。夢とは客観的なものだった。
 自分の意志以外で動くおもちゃは、気の迷いであったり、尻穴に使わなければセーフだからなどと理由を付けたり、自分を騙したりして買っている。
 その一つが今日使うことにした電動ディルドである。どぎつい卑猥なピンク色のそれは、多数のイボと高い雁首、陰核用のバイブが付いており、ひたすら快感だけを追及した形状をしている。掴んで腹の奥をごりごりやるだけでかなりの刺激があるものが、うねうねと動いて腹の奥を突くのである。
「ふっ、ふ、ん゙、ふ、ぅ……っ♡」
 見るだけでおじさんの鼻息が荒くなり、濡れるはずもない腹の奥がじっとりするような代物である。強烈な快感に病みつきにならないように、おじさんは出来るだけこれを特別な時にだけ使うようにしていた。
「……ふへへ♡」
 いやらしい笑みを浮かべ、おじさんは押し入れの中からコスプレも引っ張り出してきた。牛ビキニである。今日のおじさんはかなり精神をやられているらしい。揃いのアームカバーと靴下を穿き、耳と角が付いたカチューシャも付ける。鏡の中に写るのはエッチなコスプレをしたおじさんであるが、今日のおじさんは鏡に目を向けない。
「ん゙っ、ぅ、ふ……っ♡」
 股間にペットシーツを敷き、ベッドに四つん這いになる。枕に顔を預け、おじさんの開発済み乳首すら隠せない布面積が狭すぎるビキニをずり上げ、ひとしきり色づいた部位を愛撫した後、乳首バイブを装着する。おじさんは乳首を吸われ、胸を揉まれる感覚を十二分に楽しむために牛ビキニを着たのだ。とりあえず形から入るタイプではなかったが、卑猥なコスプレで興奮出来る性質だった。
「ん゙へへっ、ふぅ゙っ♡ ん゙、ふ♡ んぇ゙へへ……♡」
 下穿きを半分下げ、潤滑液塗れのディルドを会陰で遊ばせる。おじさんは自分が気持ちよくなることしか考えていなかった。
「お゙っ、ふ、んぉ゙っ……♡ ヤバっ、ふっ、ん、ぉ゙ぉ゙……っ♡」
 亀頭を模した部位が少し入り込んだだけで絶頂しかける。忘れないうちに乳首バイブを動かす。シリコン製のブラシが小指の先ほどもある乳頭を擦り、先端をちゅうちゅう吸う。
「ん゙っ、ぅ゙♡ あ゙、はっ、ぁ゙っ、ん゙ぅ~っ……♡」
 自分が気持ち悪い声を出していることを自覚し、おじさんは思い出したように声を抑える。二十年暮らしてこの家の防音事情はよく心得ているが、気を抜くとどうしても大きな声が出てしまう。このペースでは終盤にはかなり声が出ることになる。恥じらいもまた快感だった。
「ふっ、ふっ、ふっ、く、ぅ、ぉ゙、ん゙……♡」
 股を閉じ、唇を食む。くちゅくちゅと十分以上に湿らせた尻穴をディルドの先端で掻き回す。頬と下腹が十分熱くなり、我慢が効かなくなってから、おじさんはゆっくり、電動ディルドを尻穴に入れていった。
「はっ、はっ♡ ふ、ぅ゙っ、ん、ぐ♡ ひん゙っ、ぃ゙、ひ……っ♡」
 腹の中の襞でイボの一つ一つを味わうように、時折ディルドを揺らし甘い快感を味わいながら、奥へ奥へと押し入れていく。おじさんは自分を焦らしていた。
「あ゙っ、あ゙っ♡ は、ぁ゙っ、あ゙、ひ……ん゙くっ♡」
 今日のおじさんはこの上なく自慰を楽しんでいた。恥ずかしい恰好、約束された快感、後腐れなく没頭できる十分な時間。鏡はこちらを向いていないし、声さえ抑えれば誰も彼を咎めない。
「ん゙……ふっ♡ ふっ、ふふっ、ふっ、ん゙、ん゙へ……♡」
 ディルドを全部入れ終えた。多数のイボが前立腺を抉り、会陰に陰核用のバイブが押し付けられている。このままディルドを動かしたら滅茶苦茶になること請け合いである。おじさんはそれを望んでいた。
「ん゙っ、ひっ♡ はっ、はっ、ぁ゙、ふ……っ♡ ほォ゙っ!?♡」
 電源を入れると、ディルドはぎゅいぎゅいと音を立てながら腹の奥を穿つ。付け根のイボがごりごり肉襞を抉り、会陰を撫でてくれる。
「ふ、ぅ゙あっ♡ あ゙♡ ひ♡ くっ♡ ぁ゙、ぅ゙♡ ふ♡ ぅ゙う~っ♡」
 口を押えて声を堪える。あまりにも大きな声が出てしまう。うつ伏せになり枕に顔を埋め、綿の中に声を吐く。
「んぐっ♡ ぅ゙♡ ふっ、ん゙ふ、ぅ゙、ンぅ゙♡ ふーっ♡ ん、ぅ゙♡ うぅ゙~~っ♡」
 ペットシーツをはみ出して、ベッドの上に潮を噴き散らかす。絶え間なく胸を弄られてまた絶頂する。おじさんは自分の身に余るほどの快楽が欲しかった。依存してしまうと思っているからこそ、おじさんはこのやり方を制限していた。
「ふっ、ふ♡ ふぅ゙っ♡ ゔっ♡ うぉ゙っ♡ ぉ゙っ、んぉぉ゙♡ ふ、ぉ゙♡ ほぉ゙っ……♡」
 ランダムに動くディルドは緩急を付けながらおじさんの内臓を抉る。自らの意思で与えられる不随意な快楽。ベッドの上でだけ、おじさんは幸福だった。
「ん゙っ、ふーっ、ふーっ……ぅオ゙っ♡ ぅ゙、あ゙♡ は、ん゙ぁ、は、ァ゙、ぁあ゙ぁ゙っ♡」
 緩い刺激の後、ぐいぐいと腹の奥を耕すようにディルドが暴れる。枕を抱き、胸を押し付け、ふくらはぎでベッドをパタパタ叩く。
「は、ぁ゙っ♡ すきっ、それっ、もっと、ォ゙♡ ほぉ゙っ、ぅ゙、ぁ゙はっ♡ はっ、ぁ゙、ん゙、ん、ぅ゙~っ♡」
 もう少しで絶頂出来そうだと思ったところで緩い刺激に切り替わり、おじさんは焦れったい思いをする。意思があるかのようなディルドの動きに、ものの見事に翻弄されていた。
「ふーっ、ふ、ぅ゙、う、ふ、ん゙っ♡ ん゙、ん゙ァっ、あ♡ そこ、それっ、それヤバっ、ぁ゙♡ は、ぁ゙、あ、はっ♡ くっ、ゔ、ぅ♡ あ゙ぁ゙っ!♡」
 緩い快楽を積み重ね、決壊寸前になったところに強烈に腹の奥を抉られて失禁する。腰を逸らせて尻を高く掲げる。強烈に締め付けたディルドが自らの動きと共に抜け出つつあるが、おじさんは枕を抱いていたかったので気にしないことにした。
「お゙っ!♡ ふーっ♡ くるっ、くるっ♡ ぉ゙っ、オぉ゙……ぐあ゙っ!?」
 足をぴんと延ばして、絶頂すると同時に足が攣る。ぎゅうとひときわ締め付けると尻穴から電動ディルドが飛び出る。おじさんはベッドの上に寝転がり、胸を舐めるバイブを引っ張って外し、攣った足を抱えてどうにかしようと試みた。
「ひっ、ひ……ぃ゙っ、……ふ、ぅ゙、ぐ……っ!」
 痛みと不満足な絶頂に唸り、足の痛みがある程度落ち着いてから、おじさんは床で痛みにのたうつ芋虫のように無軌道にウィンウィン動いているディルドを拾い、電源を切った。
「くそっ、痛っ、ぅ゙……」
 おじさんは勝手に自分の中から抜け出したディルドを憎々しげに睨み下ろし、頭を締め付ける牛耳カチューシャを放り出した。濡れたペットシーツの上に座り、自慰の続きをする。
「ふっ、ふっ、ふ、ぅ゙、くそっ、ぉ゙♡ ん゙っ、ぐ、ふ、ぉ゙、ふっ、ぅ……♡」
 動いていないディルドの持ち手を握り、自らの腹の中を雑に掻き回す。おじさんは疲れていた。不随意に動かれてイき過ぎてしまうことは躊躇われたが、何でもいいからとりあえず最後に一回イっておきたかった。おじさんにとって、不満足な絶頂ほど眠れないものはなかった。
「は、……ぁ゙っ♡ は、は、ぁ゙っ、は、ぅ゙、ん、く、ふっ、ぁ……っ♡」
 背を丸め、足指を丸めてぴんと伸ばさないように注意しつつ、おじさんは淑やかに絶頂した。
「ふ、ん゙、よし、……ぅ゙、ぁ、痛っ……」
 床に足を付けると残っていた痛みが響く。おじさんは潤滑液でぬらぬらしたディルドと尻をベッドに付けないように気を付けつつ、足を引き摺りつつ片付けをした。
 仕事をして、家事をして、趣味の自慰をして、今日のおじさんはかなりへとへとだった。潮が散ったシーツの始末を明日以降に後回しして、風呂に入って眠ることにした。
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