Sugar
専門学校を卒業してこの春から社会人になる乃々香には小さな頃から想いを寄せる相手がいた。
クールで無口な2つ年下の幼馴染、柚希。
高校卒業を間近に控えた彼は、雨の中真っ黒に汚れた震える1匹の子猫を見つけた。
彼がその子につけた名前は『シュガー』。
”卒業して一人暮らしを始めたら、一緒に住もうな”
真っ白な子猫シュガーとそう約束した彼。
家の近くの空き家でこっそりその子の世話をしている姿を私が見つけたのは
彼が事故にあって私とシュガーの前からいなくなる1週間前だった。
そんなシュガーと暮らし始めて数日、シュガーは朝目覚めると突然いなくなっていて…。
引き取ってから知ったのは、賢いだけだと思っていたシュガーの不思議な力だった。
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