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郁弥と晃。
しおりを挟む~郁弥~
俺の可愛いミキが俺の元を離れて他のヤツと留学なんてした。
許せない……。
そんなコト言えるワケないんだ。
裏切ったのは俺。
ミキは俺が悪者にならないように『留学』なんてしてまで離れてくれた。
俺の可愛いミキ。
愛してる……恋愛感情ではないけれど
とにかく大切。
これ以上傷付かないで欲しい。
俺なりに一生護り続ける……。
どっちつかずで情けない俺。
可愛いミキのおかけで10年越しの想い人と
恋人になれた。
ミキの優しさに応えるためにも
恋人を大切にしたい。
「コウ、今夜のパーティーは何着てくって?」
「ん?駿さんが用意してくれるってよ。」
「そっか。」
「ミキと空センパイの服、楽しみだな?」
「うん。」
~晃~
イクはいつも優しい。
オレとミキちゃんに優しい。
ミキちゃんはイクの甥っ子。
どこから見ても女の子みたいに可愛い。
ルナのボーカルで秋に全米デビューし先日初ライブを行った。
ミキちゃんと『4's Plus』のメンバー空センパイはたまに〈男の娘〉の格好をして楽しんでいる。
その時に着ている服はミキちゃんがデザインして販売までしている。
しっかり者のミキちゃん。
とっても可愛いミキちゃん。
優しいミキちゃん。
そんなミキちゃんはイクの元、恋人だった
…………と思う。
思う……なのはイクもミキちゃんも恋人だったコトを否定しているから。
いいんだ……恋人になれたんだから……
コレ以上求めたら……
なんて贅沢で我儘なんだ。
…………でも
いつか見た光景が忘れられない…。
ホテルからイクとミキちゃんが出てきた所……。
~郁弥~
「コウの服、どんなのかな?」
「ドレスコードあるって言ってたよ。」
「じゃあタキシードかな?
コウのタキシード姿、早く見たいなっ
すげぇ楽しみ!」
そう言いながら
コウをそっと抱き寄せてキスした。
10年も想ってやっと手に入れたコウ……
大切にしたい。
俺にはコウに言ってない秘密がある。
たまに見せる寂しそうな顔はそのせいかもしれない……。
バードキス以上のコトをしない俺……
本当にヘタレだ。
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