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美月とイク。
しおりを挟む「ちょっ 何お前ら!!」
「「なぁに??」」
「美月……空センパイ……短いデス…」
二人で同時に瞳を潤ませた。
「「可愛くない??」」
俺は陸センパイと顔を見合わせて
慌てた。
それは陸センパイも同じで……
「くう可愛いよ。最高。
俺の恋人がこんなに可愛くて嬉しいよ。」
「りっくん…ホント?」
「もちろん。」
空センパイは陸センパイに抱きついた。
「……信夫……ミキ…可愛いくないの?」
あぁ何だコレ。
可愛い。
俺スゲぇドキドキしてる。
「美月。俺の恋人は可愛いよ。
俺と一緒にパーティー行ってくれるか?」
俺の言葉に美月は満面の笑みを浮かべた。
俺と陸センパイはそれぞれの恋人の手を取り
レセプションフロアに向かった。
何とかギリギリ5分前に会場に到着した。
スタッフにクラッカーを渡され
皆んなの元に行った。
「空もミキも可愛いよ?」
「「ホント?」」
嬉しいねって二人ではしゃいでいる。
その時
イクが美月を抱き寄せた……。
…………息が苦しくなった。
俺の恋人に触らないでくれ……。
「ミキ……可愛い。
…………やっぱりお前はノブのモノなのか?」
「ふふっ。 信夫のモノだよ。」
「……抱かれたのか?」
「うん。……大切にしてくれてるよ。」
「そっか…………もう俺のミキじゃないのか……。」
「うん。 信夫の。
でも郁弥の事は愛してる。家族だもん。」
「ミキ……」
「ダメ。キスするならオデコにしてねっ。
信夫が泣いちゃう。」
「ホントにアイツのなんだな……」
「郁弥……素直になって。
晃クンに話して抱いてもらって。
そしたら……本当にミキから卒業だよ。」
「ありがとう、ミキ。……そうする…。」
美月はイクと二人で何か話していた。
俺は不安で
淋しくて
哀しくて
美月がイクの元に戻ったら……。
自分が保てない程、苦しかった。
美月が背伸びをしてイクの頬にキスをした。
俺の目から冷たいモノが流れ出した……。
……やっと恋人になれたのに……
『3・2・1!!!』
一斉にクラッカーの音が響いた。
俺の腕の中には……美月……
そして
俺の唇は可愛らしいさくらんぼ色の
美月の唇に奪われていた。
「信夫大好き!
今年もミキをよろしくお願います!!」
「……信夫?」
「イクは?
……イクの所に……」
「信夫?
ミキは信夫のモノって郁弥に言ってきた。
早く晃クンに抱かれてミキから卒業してって言ってきた。」
ふふっと美月は上機嫌だ。
「美月。俺をよろしく。」
「うん。」
もう一度美月はキスしてくれた。
あちこちで新年を祝う声が上がり
皆んな抱き合ってキスしてる……。
翔さんに駿さん。
陸空センパイ。
イクとコウ。
凪さんと圭吾さんは肩を組んでノンアルカクテルで騒いでた。
今年は皆んなにとって素敵な一年になれと
祈らずにはいられなかった。
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