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第十八話
しおりを挟む「朝は来るのかな、先生?」
「朝が来なければ来ないでいいよ、暗い方がロマンティックじゃないか」
「それもそうですね、ところで刈谷くんはもう食べられましたかね」
「刈谷くん?誰だい?それは」
「あれ?誰でしたっけ?まあいっか」
先生が背負ってきていたリュックから焼き豚を取り出してディナーをする事にした。
ゾンビ襲撃から四時間。
私はお腹いっぱいになり眠くなってしまった。
「眠いのかい?少し休むといいよ」
そう言って先生は布団を敷いてくれた。
「なんで屋上に布団があるんですか?」
「サプライズだよ」
(先生用意周到!)
私はお言葉に甘えて少し休む事にした。
先生はというと、屋上の入り口にチェーンで鍵をかけていた。バリケードも何重にもして頑張っていた。
それを見ながら、私は夢の中へ。
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