【完結】伯爵家当主になりますので、お飾りの婚約者の僕は早く捨てて下さいね?

MEIKO

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第四章・Yesterday,Today,Forever…

56・初めての刺激*

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 ミシェルからの物凄い色香にあてられて、僕は動悸が止まらない!

 ドキドキ…ドキドキ…
 
 だってさ、それらしい行為は何度かあるけど、最後まで…ってのは初めてになる。それは僕…ドキドキが止まらないでしょうよ?

 前世の知識程度の事しか知らないし、男同士だと後孔を使うのは分かるけど…それって大丈夫なの?やっぱり痛いのかな…って心配になって聞いてみる。

 「ミシェル…僕さ、この先をほぼ知らないんだけど。大丈夫なのかな?」

 不安気な表情をしている僕に、ミシェルはフワッと微笑んで自分に任せてくれって…

 ──意外にも場数踏んでんのかしら?それはそれでムカつくけどね!

 そう思って膨れっ顔の僕に、ミシェルは慌てて補足する。

 「あっ、誤解してるね?私はこの公爵家の嫡男だよ…そういう教育も受けているんだ。だけどもちろん実践するのはマリンが初めてだ。私だってかなり緊張している…二人で初めてを積み重ねていけば大丈夫だろ?」

 ──あぁ~ん、ミシェルってば頼もしい!

 そんなミシェルに僕もほんの少し緊張が解けて、今日もしも上手く出来なくても次だってあるから…と思えた。
 震える手でミシェルにぎゅっと抱き着いて、それを合図のようにそっとベッドに横たえられる。そして真上から熱っぽく僕を見つめながらガウンをはだけるミシェルに、お腹の奥がキュンとする!それに思わず両膝を擦り合わせて…
 普段は細身に見えるミシェルの意外と逞しい身体にドキリとしながら、そっと割れた腹筋に触れる。

 「もっと触っていいんだよ?マリンだけの物だから」

 そう優しく耳元呟き、僕の手に身体を押し付ける。
 肩から胸、そして腹筋をスゥッと辿るとミシェルの身体がビクんと反応して…

 もう既にすっかりと昂ったミシェルのものが目に入る。僕でこんなにも反応してるの?そんな事実に得も言われぬ感動が沸き起こって…思わずそっと握ってみる。

 ヌルヌルとした透明なものを塗り込むように、血管が浮き出てはちきれんばかりになっているものをやわやわと刺激する。
 最初は遠慮がちに触ったけど、気持ち良さそうにしているミシェルを見ていたら、もう少し強くてもいいんだろうか?と、その動きを少しずつ激しくしてみた。

 「う、うわっ!」

 ミシェルが思わずといった感じで身体を震わせる。いつもは冷静なミシェルを僕はこんなにも…そう思ったら、僕自身もすっかりと興奮してきてしまっている。そしてミシェルは僕の腕を掴んで「今度はお返しね?」って。

 「んんッ。ハァーッ。あんっ…」

 口腔内を占領されてしまうような、深く濃厚な口づけを繰り返されてから、耳たぶを甘噛みされたり中を舐られたりすると…

 ──ええっ、耳って性感帯なの?うそ…
 
 初めての感覚に戸惑いながらも、その快感に打ち震える。
 
 「やん…ゾクゾクしちゃうぅ~」

 思わず呟いた僕に、ミシェルは笑みを深めて同時に胸の先にも触れてくる。

 ──ビクン!!

 思わず身体が跳ねた。同時に耳を責められながらその先を捏ねるように押し潰されたり、ぐりぐりと押し回されたりしていると腰が自然に揺れ動いてしまう…

 「ああん!僕の身体、どうなっちゃってんだろ?」
 
 すっかりと感じてしまって、自分では制御出来ない感覚に戸惑う。こんなの初めて…
 そんな僕をさらなる快楽に落とそうと、ミシェルの手が背中から尻にスーッと延びてくる。その瞬間、尻の割れ目をグイッとなぞられると…

 ──ビク、ビクビク!

 一瞬、電気が走ったような快感に襲われる!な、何…これ?初体験。

 「大丈夫だよ?ここに私を受け入れる準備をするんだ。ここをね、こうやって刺激してやると中が傷つかないように濡れてくるからね?同時に奥にある袋状の器官も働いてくるんだ。妊娠が可能になるってことだね。この世界の男性には皆備わっているんだけど、それを働かせるかどうかは個人次第だから。マリンは…大丈夫だよね?」

 ミシェルのその問いに、僕は顔を真っ赤にしながら大きく頷く。今直ぐミシェルを受け入れたい…そして可能なら赤ちゃんも欲しい。ミシェルに良く似た可愛い子が!

 ──いよいよ来る?僕は意を決して、ミシェルの首元にぎゅっと抱き着いた。
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