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第四章・Yesterday,Today,Forever…
55・僕達の結婚式
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「あ…ッ。そんな…とこを?」
熱く汗ばんでいる素肌を執拗に撫で回されて、思わず声が出る。この世界は男性でも妊娠が可能で…そんな事は分かっていたけど、かと言って経験が全く無い僕は、それがどういう事なのかも知らなかった。だけど今夜…その意味を知ることになる。
──そう…初夜だ!
その日の朝…
今日は僕達の結婚式が執り行われる。昨日からドキドキしっぱなしでちょっとだけ寝不足だけど、二人の行いが良いのか天気は雲一つない快晴!
一足先に結婚した兄夫夫のオリヴァーとギルバート、王太子レオ殿下とその婚約者クリス、そして今日から義父母となるギルフォード公爵様と奥様も領地の方から駆け付けて下さった。
義両親と結婚式で初めて会うって…それはちょっとどうかと思うけど、お父様とお母様は流石ミシェルの親!凄い美男美女だった。親子三人並んでたら、御光が差してホント眩しかったね~
それで僕も一緒に並んだりなんかしたら、中和されてちょうど良くなるかもよ?自虐~
その義父母だけど、兄のオリヴァーの件で誤解があって領地に行ったままになっていた。その誤解を解こうとミシェルが手紙を出したのだが、オリヴァーが隠し子じゃないのはとっくにご存知だった。ただ田舎の居心地が抜群に良くてこちらに帰りたくなかったらしい…何てお騒がせ!
だからこの結婚式が終わったらまた戻るそうだ。次に来る時は、孫が産まれた時かな~って笑ってたから嫌われてはなさそうで良かったけど…それ、気が早くね?
あとは付き合いのある貴族や友人達、商人など沢山の方々を招待して、結婚披露宴をガーデンパーティー方式でやってみた!
こういうの夢だったんだよね~ウェルカムボード作ったリしてね!アットホーム感もあって良い感じ!これからはこのスタイルが、この世界でもトレンドになるかもしれないよ?
それから僕達の婚礼衣装だけどベールは自分で編んだ。僕の真骨頂ってやつだ!
レース編みの細やかな模様で繊細かつ、豪華に見えるように銀のラメの細糸を一緒に編み込んだ。すっごく準備に時間が掛かったけど、陽に当たってキラキラと煌めいて…神々しいばかり。僕の読みがピッタリ!
それにしてもこれ、新しい商売になるかも?落ち着いたら刺繍だけじゃなくレース編みやウェディング業界に参入するのも良いかもね~なかなかに巨大なビジネスになるかも?
そして僕とミシェル、永遠の愛を誓いましたー!
「愛しいマリン一生大切にするよ!」
「ミシェル、愛してる!もう離れないからね~」
このギルフォード公爵家に来てから色んな事があった。
想いが通じず、悲しいことや悔しいこと…だけどそれを上回るほどワクワクとし、大抵が嬉しいこと尽くめだった!その全てのことが、この幸せにたどり着くまでに必要なことだったんだね。これからまた一つ一つ、思い出を重ねていこう…二人で。
そして、夜…
僕はドキドキしながら、ミシェルがお風呂から上がって来るのを待っている。僕の身体は一足先にメイドさん達の手によりピカピカに磨き上げられて、落ち着かない気持ちでベッドに座っている。
新しく夫夫の寝室なるものが用意されて、これから毎日二人寄り添って眠る。
夫婦によっては普段は別々もあるらしいけど、僕達は片時も離れてはいられない!と一緒の寝室を選択した。忙しい毎日の中でも、何もよりも会話が大事だと思う。かつては僕達も、会話が足りないことでお互いが誤解を…これをなくすには夫夫は一緒に居なきゃね!
──ガチャ。
そう決意を新たにしていると、バスルームの扉が開く。ガウン一枚を羽織ったミシェルは見たこともない濡れ髪で、胸元や背中にその雫が垂れていて…無茶苦茶色っぽい!
──ダメ…刺激が強すぎるっ!
僕はこれから始まる初夜に、期待とほんの少し不安を感じて身体が震えて…
熱く汗ばんでいる素肌を執拗に撫で回されて、思わず声が出る。この世界は男性でも妊娠が可能で…そんな事は分かっていたけど、かと言って経験が全く無い僕は、それがどういう事なのかも知らなかった。だけど今夜…その意味を知ることになる。
──そう…初夜だ!
その日の朝…
今日は僕達の結婚式が執り行われる。昨日からドキドキしっぱなしでちょっとだけ寝不足だけど、二人の行いが良いのか天気は雲一つない快晴!
一足先に結婚した兄夫夫のオリヴァーとギルバート、王太子レオ殿下とその婚約者クリス、そして今日から義父母となるギルフォード公爵様と奥様も領地の方から駆け付けて下さった。
義両親と結婚式で初めて会うって…それはちょっとどうかと思うけど、お父様とお母様は流石ミシェルの親!凄い美男美女だった。親子三人並んでたら、御光が差してホント眩しかったね~
それで僕も一緒に並んだりなんかしたら、中和されてちょうど良くなるかもよ?自虐~
その義父母だけど、兄のオリヴァーの件で誤解があって領地に行ったままになっていた。その誤解を解こうとミシェルが手紙を出したのだが、オリヴァーが隠し子じゃないのはとっくにご存知だった。ただ田舎の居心地が抜群に良くてこちらに帰りたくなかったらしい…何てお騒がせ!
だからこの結婚式が終わったらまた戻るそうだ。次に来る時は、孫が産まれた時かな~って笑ってたから嫌われてはなさそうで良かったけど…それ、気が早くね?
あとは付き合いのある貴族や友人達、商人など沢山の方々を招待して、結婚披露宴をガーデンパーティー方式でやってみた!
こういうの夢だったんだよね~ウェルカムボード作ったリしてね!アットホーム感もあって良い感じ!これからはこのスタイルが、この世界でもトレンドになるかもしれないよ?
それから僕達の婚礼衣装だけどベールは自分で編んだ。僕の真骨頂ってやつだ!
レース編みの細やかな模様で繊細かつ、豪華に見えるように銀のラメの細糸を一緒に編み込んだ。すっごく準備に時間が掛かったけど、陽に当たってキラキラと煌めいて…神々しいばかり。僕の読みがピッタリ!
それにしてもこれ、新しい商売になるかも?落ち着いたら刺繍だけじゃなくレース編みやウェディング業界に参入するのも良いかもね~なかなかに巨大なビジネスになるかも?
そして僕とミシェル、永遠の愛を誓いましたー!
「愛しいマリン一生大切にするよ!」
「ミシェル、愛してる!もう離れないからね~」
このギルフォード公爵家に来てから色んな事があった。
想いが通じず、悲しいことや悔しいこと…だけどそれを上回るほどワクワクとし、大抵が嬉しいこと尽くめだった!その全てのことが、この幸せにたどり着くまでに必要なことだったんだね。これからまた一つ一つ、思い出を重ねていこう…二人で。
そして、夜…
僕はドキドキしながら、ミシェルがお風呂から上がって来るのを待っている。僕の身体は一足先にメイドさん達の手によりピカピカに磨き上げられて、落ち着かない気持ちでベッドに座っている。
新しく夫夫の寝室なるものが用意されて、これから毎日二人寄り添って眠る。
夫婦によっては普段は別々もあるらしいけど、僕達は片時も離れてはいられない!と一緒の寝室を選択した。忙しい毎日の中でも、何もよりも会話が大事だと思う。かつては僕達も、会話が足りないことでお互いが誤解を…これをなくすには夫夫は一緒に居なきゃね!
──ガチャ。
そう決意を新たにしていると、バスルームの扉が開く。ガウン一枚を羽織ったミシェルは見たこともない濡れ髪で、胸元や背中にその雫が垂れていて…無茶苦茶色っぽい!
──ダメ…刺激が強すぎるっ!
僕はこれから始まる初夜に、期待とほんの少し不安を感じて身体が震えて…
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