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おまけ・番外編
⑧大好きなあなたに
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「クリス~、チョコレート細かく刻んだ?それをね、湯せんで溶かすんだよ」
「えーっ!でもさ、出来上がってるチョコをわざわざ溶かすなんて…意味なくない?」
──それ、僕も前世からそう思ってたんだよね…
チョコレートを溶かして、またチョコレートにする意味あんのか?ってね。だけど今なら分かる!大好きな人に贈るチョコレート。それをさ、自分で作りました!って言いたいのよ?
そりゃ味付けはその道のプロがやってるよ?ちょっと洋酒や生クリームなんかをプラスして、形を変えたり、デコレーションしたりして特別感を出すんだよ!それにちょっとだけ工程も難しいんだよね…失敗すると口当りが悪くなったりして。
それを説明するとクリスは納得する。だけど…
──正真正銘の手作りチョコ…カカオから作らなきゃならなかったら、一生かかっても出来上がんねぇよ!無理無理~
細かく刻んだチョコレートをボウルに入れて、それよりも大き目のボウルに熱い湯を張って、その上に浮かべる。かき混ぜながらチョコを完全に溶かして、一旦氷水で冷ます。それからまた湯せんする!
「クリス~!チョコに艶が出て滑らかになってたら成功だからね。僕は今の内に型を準備するねっ」
本命用の大きなハートの型と、屋敷の使用人の皆さんに渡すように小さな型も用意した。
「あとはデコレーション用にカラフルなチョコスプレーにナッツ、色の違うチョコを削ったもの、飾り用のシュガーも!」
上手にテンパリング出来たチョコを慎重に型に流し込む。そして完全に固まる前に飾り付けして、最後にペーパーをくるっと丸めた絞り袋に色違いの溶けたチョコを入れて、それでメッセージを。
「わーっ完成~!カラフルで可愛い~」
「上手に出来るもんだね?次トリュフチョコにも挑戦したいね」
僕達はすっかり気分はパティシエ!夢中になってバレンタインチョコ作りに没頭する。買ったチョコももちろんいいけど、ちょっと不格好でも愛がギッシリと詰まってるのが最高!
「後は当日プレゼントするだけ!喜んでくれるかな?」
──バレンタインDAY当日。
ミシェルはあまり流行りの物に興味がないみたいだから、知っているかは微妙だな…
義理チョコは先に「いつもありがとう!」と感謝を伝えながら一人一人に手渡した。皆んなとっても喜んでくれたよ!こういうのって、気持ちが大事だからね~それから僕にとっての大本命に!
「ミシェル、お仕事お疲れ様。町で大流行してるバレンタインって知ってる?大好きな人にチョコレートをプレゼントしてその気持ちを伝えるんだ。だから…」
ミシェルは、執務室に突然現れて何やら不思議な事を言い出す僕に唖然としている。だけど…その話しを瞬時に理解して期待に顔を輝かせる。
「ミシェル大好きだよ!ずっと僕と一緒にいてね?愛を込めて手作りしたんだ。受け取って」
「マリン、私だって大好きだ!とっても嬉しいよ」
そして僕はミシェルの胸に飛び込んだ!ぎゅーっと抱き締められ、幸せを感じる。
──あぁ、幸せ!し…幸せ…あれ?
僕は何故だか急に身体が動かなくなる。
──ドキ…ドキドキ…
急激に動悸が激しくなって、もの凄く気持ちが悪い。ううっ!
「お、おい!マリン?どうしたんだー!」
+++++
「妊娠されています。もう三ヶ月ほどですね」
「えぇーーーっ!」
あれから屋敷は右往左往の大騒ぎで…
突然気持ち悪くなった僕を抱えてミシェルは大パニック!お医者様に来てもらった結果、何とご懐妊だ~
「きっとチョコレートの匂いで、気持ち悪くなっちゃったんだね~それにしても全く気付かなかった…」
──この前スキップしちゃってたけど大丈夫かな?ミシェルにはナイショにしておこう…
僕の妊娠に公爵家はもちろん、ロテシュ伯爵家、王族の皆さんまで大喜びしてくれる。バレンタイン大作戦からの妊娠判明にビックリだったけど、家族が増えるのは本当に嬉しい事だ。そして僕のミシェルへのバレンタインチョコには、特大の「大好き」と「おじいちゃんになっても一緒にいてね!」と書かれていた。
「えーっ!でもさ、出来上がってるチョコをわざわざ溶かすなんて…意味なくない?」
──それ、僕も前世からそう思ってたんだよね…
チョコレートを溶かして、またチョコレートにする意味あんのか?ってね。だけど今なら分かる!大好きな人に贈るチョコレート。それをさ、自分で作りました!って言いたいのよ?
そりゃ味付けはその道のプロがやってるよ?ちょっと洋酒や生クリームなんかをプラスして、形を変えたり、デコレーションしたりして特別感を出すんだよ!それにちょっとだけ工程も難しいんだよね…失敗すると口当りが悪くなったりして。
それを説明するとクリスは納得する。だけど…
──正真正銘の手作りチョコ…カカオから作らなきゃならなかったら、一生かかっても出来上がんねぇよ!無理無理~
細かく刻んだチョコレートをボウルに入れて、それよりも大き目のボウルに熱い湯を張って、その上に浮かべる。かき混ぜながらチョコを完全に溶かして、一旦氷水で冷ます。それからまた湯せんする!
「クリス~!チョコに艶が出て滑らかになってたら成功だからね。僕は今の内に型を準備するねっ」
本命用の大きなハートの型と、屋敷の使用人の皆さんに渡すように小さな型も用意した。
「あとはデコレーション用にカラフルなチョコスプレーにナッツ、色の違うチョコを削ったもの、飾り用のシュガーも!」
上手にテンパリング出来たチョコを慎重に型に流し込む。そして完全に固まる前に飾り付けして、最後にペーパーをくるっと丸めた絞り袋に色違いの溶けたチョコを入れて、それでメッセージを。
「わーっ完成~!カラフルで可愛い~」
「上手に出来るもんだね?次トリュフチョコにも挑戦したいね」
僕達はすっかり気分はパティシエ!夢中になってバレンタインチョコ作りに没頭する。買ったチョコももちろんいいけど、ちょっと不格好でも愛がギッシリと詰まってるのが最高!
「後は当日プレゼントするだけ!喜んでくれるかな?」
──バレンタインDAY当日。
ミシェルはあまり流行りの物に興味がないみたいだから、知っているかは微妙だな…
義理チョコは先に「いつもありがとう!」と感謝を伝えながら一人一人に手渡した。皆んなとっても喜んでくれたよ!こういうのって、気持ちが大事だからね~それから僕にとっての大本命に!
「ミシェル、お仕事お疲れ様。町で大流行してるバレンタインって知ってる?大好きな人にチョコレートをプレゼントしてその気持ちを伝えるんだ。だから…」
ミシェルは、執務室に突然現れて何やら不思議な事を言い出す僕に唖然としている。だけど…その話しを瞬時に理解して期待に顔を輝かせる。
「ミシェル大好きだよ!ずっと僕と一緒にいてね?愛を込めて手作りしたんだ。受け取って」
「マリン、私だって大好きだ!とっても嬉しいよ」
そして僕はミシェルの胸に飛び込んだ!ぎゅーっと抱き締められ、幸せを感じる。
──あぁ、幸せ!し…幸せ…あれ?
僕は何故だか急に身体が動かなくなる。
──ドキ…ドキドキ…
急激に動悸が激しくなって、もの凄く気持ちが悪い。ううっ!
「お、おい!マリン?どうしたんだー!」
+++++
「妊娠されています。もう三ヶ月ほどですね」
「えぇーーーっ!」
あれから屋敷は右往左往の大騒ぎで…
突然気持ち悪くなった僕を抱えてミシェルは大パニック!お医者様に来てもらった結果、何とご懐妊だ~
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僕の妊娠に公爵家はもちろん、ロテシュ伯爵家、王族の皆さんまで大喜びしてくれる。バレンタイン大作戦からの妊娠判明にビックリだったけど、家族が増えるのは本当に嬉しい事だ。そして僕のミシェルへのバレンタインチョコには、特大の「大好き」と「おじいちゃんになっても一緒にいてね!」と書かれていた。
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