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34 おかえりと言われる場所へ
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「おかえり。」と嬉しそうな笑顔で言われて、抱きしめられた。
「お邪魔します。」
うれしくて、途中や駅から連絡するのを忘れてしまったのだ。
駅を降りて、歩いて向かってる途中で気が付いて、急いで知らせた。
夕ご飯にと持たされたタッパーを手渡すと喜んでくれた。
良かった。
温めてお皿に出して食べる。
いつものお母さんの手料理。
近藤さんもモリモリ食べている。
食べ終わるときれいに洗ってくれた。
シャワーを交互に浴びて楽な格好でソファに座る。
パジャマを買っていてくれた。
優しい・・・・。
・・・・冷たいなんて言ってごめんなさい。
ちょっとだけ慣れた距離感。
体が少しくっついていて、その内肩を引き寄せられたりして。
いろいろ質問されて。
お母さんに言われていたこともなかなか言い出せなくて、どうしようかと思っていたら近藤さんの方から言ってくれた。
今度挨拶に来てくれるって!
うれしくて、すぐにでもお母さんに報告したい気分。
挨拶だけだもん。
上司だし、お世話になってるし。
今後ともよろしくってことで。
緊張するって言いながらもホッとしている気がする。
だって両親はとても優しいし。
私が大好きになった人に優しくしないはずはないから。
そんなうれしい気持ちでいっぱいだったのに質問はいろんな方向に飛び。
ベッドでの行為について何で勉強したのか、みたいな聞き方をされた。
してない、そんな事。
なにか変なことがあっても私には分からない。
普通が分からない。ちょっとは分かってても詳しくは分からない。
嫌な時は無理するなって言われて。
そう言われても何のことだか分からない。
経験値がゼロなので比べることもできないし。
近藤さんは比べてるの?
変だなって思ったりするの?
極めつけは、このところのモヤモヤした気分で落ち込んだり、ちょっとむかついたり、一人精神不安定で食欲もなかったのに。
原因は近藤さんの態度なのに。
本人は全く気がついてなくて、想像もしてなくて。
「悩み事は相談に乗るから、話せ。」って。
また『上司です。』みたいな顔して。
一番わかり易い私の視線にも想いにも全く気がつかなかったくせに。
それでも上司なの?
呆れて怒って悲しくて、原因は近藤さん!っていうように体を寄せたらやっとわかってくれたみたいで。
ふわりと腕を巻き付けられた後抱きしめてくれたから、許そうと思える。
もっともっとちゃんと許してもらいたかったら・・・・・。
「キスしてください。」顔を上げてお願いする。
頬を挟まれて見つめ合い、長い間。
目を閉じたらやっとくっついた唇。
角度を変えてキスを繰り返されて舌をいれられて。狭い口の中で絡め合って。
鼻で息をしながら声が出る。
背が低い私が近藤さんとキスしようと思うと・・・・ソファに乗り、抱えられるように太ももの上に座る。
貸してもらったパーカーはすぐにファスナーが下ろされて、Tシャツの上から顔をうずめられた。大きな手が私の服の上を動く。
裾を捲りあげられて肌に触れる。
首からキスが始まり耳元で囁かれるとくすぐったくて。
なめられて、噛まれて、温度と湿り気と音が耳元から直接脳と体の中心に響く。
肌に触れた手は胸の下を軽くなぞるように動く。
「茜、見たいんだ、脱いで。」
Tシャツとパーカーを脱がされて体が急に冷えて鳥肌が立つ。
リビングの明かりの下で薄い下着一枚になる。
寒くて両手で腕をさする私にごめんと言いながら、ぎゅっと抱きしめて温めてくれる。
首元をきつく吸われながらキスをされて冷えた肌をさすられる。
「大丈夫?寒い?」
近藤さんはそう聞きながらもソファからは動こうとしない。
背中や腕をさすられて、キスは徐々に胸へ。
キャミソールも肩から落とされて半分胸が見えてる。
唇はその限界まできて、さらにずり下ろすように下へ。
あらわになった胸に顔を寄せられて唇で触れられると快感に体温が上がってくる。
こんなに明るいんだから絶対見えてる。丸見え。
恥ずかしいのに。やめてほしくなくて。
先端を舌と歯でいじられてのけぞる様にして胸を突き出してしまう。
「はあぁあぁぁ。近・・藤さん・・・・。お願い、あっちに行きたい。」
やっと近藤さんの顔が胸から離れた。
のけぞったままの姿勢で支えられたまま。
近藤さんの手がゆっくりと胸に触れる。
「茜。きれいだ。」そう言いながらゆっくり胸を撫でられる。
「いやっ。」本当に恥ずかしくて体をくっつける。
さっき寝室に行きたいって言ったのに全く聞いてくれないの?
何で私だけ脱いでるの?
頭にキスをされて背中に手を当てられても片手は胸のあたりにある。
指が先端をいじる。
首筋に顔を寄せながら自分の息が甘い声を乗せる。
くっつけた体に自分で隙間を作って誘う。
「あっちにに行く?」
「いく・・・。」
パジャマを脱いでお互い下着1枚で布団に潜り込む。
暖かい。
隣に滑り込んだ近藤さんに体を寄せる。
やっぱり暖かい。
「茜、冷えたかな?」
「暖かい。」
足を絡めながら胸にぴったりとくっついて目を閉じた。
「寝るなよ。茜。今日は一緒にお風呂に入ろうな。」
「嫌です、絶対。一人で入ってください。」
「絶対入るの。」
そう言ってキスを始めた。
嫌なことは嫌だって言っていいって言ったのに。言わせるだけ?
絶対お風呂も一人で入ってやる。
「お邪魔します。」
うれしくて、途中や駅から連絡するのを忘れてしまったのだ。
駅を降りて、歩いて向かってる途中で気が付いて、急いで知らせた。
夕ご飯にと持たされたタッパーを手渡すと喜んでくれた。
良かった。
温めてお皿に出して食べる。
いつものお母さんの手料理。
近藤さんもモリモリ食べている。
食べ終わるときれいに洗ってくれた。
シャワーを交互に浴びて楽な格好でソファに座る。
パジャマを買っていてくれた。
優しい・・・・。
・・・・冷たいなんて言ってごめんなさい。
ちょっとだけ慣れた距離感。
体が少しくっついていて、その内肩を引き寄せられたりして。
いろいろ質問されて。
お母さんに言われていたこともなかなか言い出せなくて、どうしようかと思っていたら近藤さんの方から言ってくれた。
今度挨拶に来てくれるって!
うれしくて、すぐにでもお母さんに報告したい気分。
挨拶だけだもん。
上司だし、お世話になってるし。
今後ともよろしくってことで。
緊張するって言いながらもホッとしている気がする。
だって両親はとても優しいし。
私が大好きになった人に優しくしないはずはないから。
そんなうれしい気持ちでいっぱいだったのに質問はいろんな方向に飛び。
ベッドでの行為について何で勉強したのか、みたいな聞き方をされた。
してない、そんな事。
なにか変なことがあっても私には分からない。
普通が分からない。ちょっとは分かってても詳しくは分からない。
嫌な時は無理するなって言われて。
そう言われても何のことだか分からない。
経験値がゼロなので比べることもできないし。
近藤さんは比べてるの?
変だなって思ったりするの?
極めつけは、このところのモヤモヤした気分で落ち込んだり、ちょっとむかついたり、一人精神不安定で食欲もなかったのに。
原因は近藤さんの態度なのに。
本人は全く気がついてなくて、想像もしてなくて。
「悩み事は相談に乗るから、話せ。」って。
また『上司です。』みたいな顔して。
一番わかり易い私の視線にも想いにも全く気がつかなかったくせに。
それでも上司なの?
呆れて怒って悲しくて、原因は近藤さん!っていうように体を寄せたらやっとわかってくれたみたいで。
ふわりと腕を巻き付けられた後抱きしめてくれたから、許そうと思える。
もっともっとちゃんと許してもらいたかったら・・・・・。
「キスしてください。」顔を上げてお願いする。
頬を挟まれて見つめ合い、長い間。
目を閉じたらやっとくっついた唇。
角度を変えてキスを繰り返されて舌をいれられて。狭い口の中で絡め合って。
鼻で息をしながら声が出る。
背が低い私が近藤さんとキスしようと思うと・・・・ソファに乗り、抱えられるように太ももの上に座る。
貸してもらったパーカーはすぐにファスナーが下ろされて、Tシャツの上から顔をうずめられた。大きな手が私の服の上を動く。
裾を捲りあげられて肌に触れる。
首からキスが始まり耳元で囁かれるとくすぐったくて。
なめられて、噛まれて、温度と湿り気と音が耳元から直接脳と体の中心に響く。
肌に触れた手は胸の下を軽くなぞるように動く。
「茜、見たいんだ、脱いで。」
Tシャツとパーカーを脱がされて体が急に冷えて鳥肌が立つ。
リビングの明かりの下で薄い下着一枚になる。
寒くて両手で腕をさする私にごめんと言いながら、ぎゅっと抱きしめて温めてくれる。
首元をきつく吸われながらキスをされて冷えた肌をさすられる。
「大丈夫?寒い?」
近藤さんはそう聞きながらもソファからは動こうとしない。
背中や腕をさすられて、キスは徐々に胸へ。
キャミソールも肩から落とされて半分胸が見えてる。
唇はその限界まできて、さらにずり下ろすように下へ。
あらわになった胸に顔を寄せられて唇で触れられると快感に体温が上がってくる。
こんなに明るいんだから絶対見えてる。丸見え。
恥ずかしいのに。やめてほしくなくて。
先端を舌と歯でいじられてのけぞる様にして胸を突き出してしまう。
「はあぁあぁぁ。近・・藤さん・・・・。お願い、あっちに行きたい。」
やっと近藤さんの顔が胸から離れた。
のけぞったままの姿勢で支えられたまま。
近藤さんの手がゆっくりと胸に触れる。
「茜。きれいだ。」そう言いながらゆっくり胸を撫でられる。
「いやっ。」本当に恥ずかしくて体をくっつける。
さっき寝室に行きたいって言ったのに全く聞いてくれないの?
何で私だけ脱いでるの?
頭にキスをされて背中に手を当てられても片手は胸のあたりにある。
指が先端をいじる。
首筋に顔を寄せながら自分の息が甘い声を乗せる。
くっつけた体に自分で隙間を作って誘う。
「あっちにに行く?」
「いく・・・。」
パジャマを脱いでお互い下着1枚で布団に潜り込む。
暖かい。
隣に滑り込んだ近藤さんに体を寄せる。
やっぱり暖かい。
「茜、冷えたかな?」
「暖かい。」
足を絡めながら胸にぴったりとくっついて目を閉じた。
「寝るなよ。茜。今日は一緒にお風呂に入ろうな。」
「嫌です、絶対。一人で入ってください。」
「絶対入るの。」
そう言ってキスを始めた。
嫌なことは嫌だって言っていいって言ったのに。言わせるだけ?
絶対お風呂も一人で入ってやる。
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