合掌 ~お地蔵さまに教えてほしいこと~

羽月☆

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10 無謀なチャレンジする時もある ~匠~

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結局、何も連絡はなかった。
当然だ、連絡先として渡した電話番号を柏木のものだと言ったから。
そうじゃなくてもかかってくる可能性は低かっただろう。

桐乃さんは連絡先を知らないから返事は出来ないよな・・・そう自分に言い訳が出来る余地を残しておいた。


月曜日、二度書類を見直して、自分でもいいだろうとうなずいて、桐乃さんの前に立った。
気がついて顔をあげてくれたけど、無言で差し出した書類を軽く受け取られて。

「後で見るから、しばらくは次の仕事をしててください。」

そう言われて自分の仕上げた書類は傍らに置かれた。
今すぐ見てくれるわけじゃないらしい。
なんだか距離をとられた気がした。
それは気のせいじゃないと思う。

仕方ない、何も言えない、じゃあ、言われた通りにするしかない。

終業時間になっても名前を呼ばれることもなく。

周りの人に挨拶して帰ることにした。

俯いて歩いてたから気がつかなかった。
同じエレベーターに海埜君が乗っていたらしい。
先に歩く後ろ姿を見た。
隣には女の人がいた。
後輩だろうか?

楽しそうに話をしてるのは声が聞こえなくても分かる。
二人の笑顔の横顔がそう言ってる。

この間の会社帰りと土曜日の時間。
あんな笑顔の二人だっただろうか?
まったく自信がない。
せめて自分は楽しかったと言いたいのに、桐乃さんの反応があれじゃあ無理だよ。
最初の夜は緊張して、上手く話題が繋げなかったのは自分が悪い。
でも二回目の時は、だんだん楽しくなってきたのに。
途中本当に楽しいって自分も思ったし、楽しそうな笑顔も見れて、つい・・・。
なのに、少しだけ突然すぎたんだろう。
出来る先輩でも予測不能な、近所の子供の勘違いのあげくの行動。

あんな占いの話を散々されて、過去の出会いを振り返って空っぽな顔をして。

じゃあ次に行くなら、ちょっとだけ自分も視界に入りたいって思ったんだ。
ずっとずっと見てて憧れてたけど、ぜんぜん遠い存在だと思ってた。
ひょっこり偶然にも自分の前に来てくれたから、だからもっと近くにって。
仕事以外でも近くにって。

ポケットの携帯は静かなまま。

もし何かを思って柏木に相談しようと電話するとしたら、その時は希望があるかと思って自分につながるようにした。紙に書いて押し付けるように渡した自分の番号、知らない番号からかかってくるのを楽しみにしてる部分があるのに。

さすがに柏木にもかけないか。

そこはちょっとだけ安心もしてる。

まさかね。

柏木にも何を言われることもなく終わった月曜日。
さすがに桐乃さんがそのまま金曜日まで何も言ってこないとは思ってなかった。
せめて金曜日の夜に誘われるかなと、わざとゆっくり休憩室に行ったり、時間をずらして社食で一人ご飯を食べたり。

さっきはわざわざ終わりの挨拶を言いに行った。
分かってるはずなのに。

『朝倉さん、なにか追加することありませんでしたか?』

今週は一度も書類が戻ってこない。
喜ぶべき事なのに、がっかりしてる。
名前を呼ばれたらって、ずっとドキドキしてたのに。

提出した分はちゃんと出来ていたと思っていいんだろうか?

『特にないから、もういいわよ。』

視線を外されてそう言われた。

そう言われたら手伝うなんて言えるはずもないから。
すごすごと戻るしかなかった。

後自分が出来ることは・・・・・。

社内には緊急連絡簿がある。
何かの災害の時のために、連絡網を作り、名前をアップダウンで繋げている。
トップダウンでまとめて安否確認用に降りてくる連絡もある。それは災害レベルのものだろう。

それぞれの課内にはさらに電話番号と住所が書かれたものがあって、それなら課内のメンバーなら見ることが出来る。
こっそりそのファイルを開いて、記憶した。
勝手に使ったらいけない情報だけど、今は一番あっさりと欲しい情報を手に入れる方法だった。

ついでに自分のマンションの名前を追加した。
これでアクセスの理由は出来た、名目上のもの。

履歴は残るんだろうけど、別に問題になるようなことはしない。

待っても待っても、何もないときは、ちょっとだけそれを頼りにしたい。



記憶したそれをすぐに携帯にいれた。
地図上でも確認した。
マンション名も入ってるから、たどり着けるだろう。

案内もなく行くようなことはさすがにできない、でも駅までならいいだろう。
駅で待つと言って、電話をかければ。
きっと来てくれるはずだ。来てくれるまで待つと言うから。

まさか『じゃあ・・・・。』ってその電話で『なし。』の返事をする非情さを持ってるだろうか?それだったらさっさと隙を見つけてそう伝えてくれるだろう。
少し位は悩ませてると思いたい。
考えるまでもない・・・なんてことはないと。
考えてくれてるんだろうか?
今週ずっと観察してたのに、その様子からはまったく何も伺えなかった。


お好み焼き屋さんで二本が一組でまとめられていた傘。
あっという間に別々に離れ離れで、日曜日の午後、ベランダで乾いたその傘の寂しそうなこと。思わず傘にまで同情してしまったけど、もっと同情されてもいいくらいの自分。


充分時間は経ちました。
一週間も過ぎてしまって、このまま『なかった事』にするつもりですか?

もうここ数日恨み節か自分を励ます言葉しか思い浮かばない。
財布に入れてるというお地蔵さまに自分が縋りたい。

「じゃあ、桐乃も誘うから、来週ね。」

聞こえてきた名前に顔をあげた。
桐乃さんと仲がいい先輩、たまにお昼や仕事終わりに訪ねてくる友近さん。
手を振ってたのは男の人。同じくらいの年だから同期の人かもしれない。

飲みに行く約束だろう。
そんな誘いは喜んでいくんだろう。
最近もっともっと近くにいる自分の誘いには全く無関心な癖に。

思わず睨むように見てたかもしれない。
視線に気がつかれて、思わず俯いた。

横を通り過ぎて、追い越した。

駅の改札が目の前だ。

ああ、本当に、何も返事はなかった・・・・。



心の中でブツブツとつぶやいて、ガンガンとビールを買って、おつまみを食べながらテレビに文句をつけて、それが自分らしいかと言われたら違うと言いたい。
自分もビックリな暗い心で夜を過ごした。
だって、誰のせいだって・・・・。

朝起きた時にテーブルの上のありさまを見て、部屋のアルコール臭にうんざりして。

換気をして掃除をした。
空になったビールはどれもボコボコなほどにつぶれていた。
ゴミがかさばらないように、そう思った訳じゃないはずだ。
きっと酷くなじりながらつぶしたんだろう。

学生の頃、フラれた後にも彼女には一言の文句も言わなかったのに。
ちょっとくらいは心で思っても、寂しい思いがあっても、同時にありがとうとも思ってた。
楽しい思い出を何度も再生しながら乗り切った。

今は仕事でお世話になってる事すら感謝できない気持ちになってる。
テーブルに顎を乗せて、沈黙の携帯を取り出す。

『柏木、起きた?今、暇?』

邪魔はするつもりはないけど、もう起きてるだろう時間。
ちょっとくらいは付き合ってくれてもいいよな。

それでもいつも近くにいる分、携帯で連絡をとることもない。
週末なんて初めてだ。

『匠、どうした?』

『話を聞いて欲しいんだけど。』

『ちょっと待って、すぐ電話する。』

彼女と離れてくれたのか、それとももう一回横手さんのことを確認したのか。
すぐに電話がかかってきた。

顎はそのままテーブルの上だ。
ゴロンと顔を左に倒して耳を上にした。

部屋の隅に空き缶が見える。
その上のカウンターには途中まで食べたおつまみが。

「柏木、朝から悪いな。ちょっと・・・・愚痴を聞いて欲しい。」

『いいよ。どうした?今週も元気なかったか?』

確かに先週は元気なかったかも。
今週はもっと元気なかったかも。

「なあ、何か誰かに驚くような話を聞いてない?」

『なんだよ、何も、ないと思うけど。』

「そうか。じゃあ、僕が言うけど。」

『なんだか、怖いけど・・・・・どうぞ。』

「好きな人に告白したんだ、返事がもらえない。」

『ん?』

しばらく無言。

『それは俺も知ってる子?』

「知ってる、でも思ってる子じゃない、女の人、年上、先輩。」

『もしかと思うけど・・・・・・。』

柏木にそうそう言われて、自分が緊張してきた。

『誰?』

もしかとも思ってないじゃないか・・・・本当に見当もつかないのか?
万事控えめな自分が知り合う女性なんてほぼ一人なのに。
他に候補者がいると思うだろうか?
もしくは全く釣り合う相手として想定されてないか・・・・。


「一人しか思い当たらないだろう?」

『朝倉さん・・・・・なのか?』



「そう。」

マジ・・・・・とつぶやきが聞こえる。
マジ・・・・・何度か繰り返して、衝撃の情報を受け止めてるのが分かる。
柏木の中でもそんなに『あり得ない』ことだったらしい。
僕なら柏木と朝倉さんと聞いても、そこまで驚かないと思うのに。
その違いは・・・・・。


『いつから、そしていつ言った?』

ざっくりと一日とちょっとの共有時間の内容を教えた。
必要な情報は全部教えた。

何に必要か、それは今日の自分の行動予定を肯定して欲しいから、その為だ。
それを無謀と言わず、全力で応援してくれる言葉が欲しい。

『へえ・・・・・としか言えない。』

『でも面白い、そんな時間があったなんて。いろいろ、面白がりたいのに、情報が濃すぎて今すぐには無理だ。で、どうしたい?』

『ちなみに俺は今週は挨拶のみ、特に何も聞いてないけど。』

「今日、桐乃さんの駅まで行こうと思う。電話をして、返事が欲しいと言うつもり。」

『いいと思う。いいと思う、絶対いいと思う。』

さすがだ、三度も背中を押してくれる。
最後は本当に心がこもってる風に聞こえた。
横手さんのことは何も言われなかった。
そもそものきっかけになっただろうか?
本当に自分でも良く分からない。
そこも不器用な部分だと思ってもらえたらうれしい、本当にそうだし。

『しかし、思いきったな。桐乃さんか・・・・そう呼ぶのも初めて聞いた。』

そう言われてテーブルの上の顔が熱くなる。

昨日のお酒が残ってるのか頭は重いまま。

「本当に、いいよな?ズルズルとなかったことにされそうで、それは辛いんだ。」

『それは分かってくれるよ、よく我慢した方だよ。書類に付箋でもつけて強引に時間をもらっても良かったのに。ちゃんと仕事以外の日にけじめをつけようって思ったのも、いいと思う。』

「・・・・近所の子供だって・・・・・。」

『可愛い男の子をイメージしてたんだろう。』

笑われた。

『むしろガンと男らしさを見せたら意外性があって、ビックリするかも。』

「そうかな?」

『うん・・・・多分。ああ、知らな過ぎて、ノーマーク過ぎて、いいアドバイスが出来ないのが悔しい。さすがに遠すぎる。』

「会社では僕より喋ってるだろう?」

『そんなことない。挨拶くらいだよ。この間匠の事を聞かれたのが初めての会話ってくらいだよ。でも俺も好きな先輩だよ。信頼できる。』

「うん・・・・結構、面白い、楽しい、一緒にいても楽しかった。」

『なあ、さっさと決めてくれよ。気になって落ち着かない。』

「自信がない、やっぱり、そこは半分も、ない。」

『う~ん。どうだろう。今までのタイプとは違うだろうけどな。新鮮で面白いって思ってくれたらいいのにな。若い時に上を見るより、あのくらいになって余裕で下を見れるって、そんな価値観の変化はあるかもしれないだろう?自分もあの年になったら、後輩を見て同じように思うかもしれ・・・・・・おおおっと、まあ、そんな場合もありって事で。』

彼女がそこにいたんだろうか?
ずっと聞かれてたんだろうか?
もう満足した、おわりにしよう。

「悪かったな、朝から。なんだかスッキリした。行ってみるよ。」

『ああ、すごくいい話を聞いた気分で、俺も朝から気分がいい。』

「なんでだよ。でも、ありがとう。彼女にも悪かった。」

『全然。ガンと男を見せてこい!』

「まあ、それなりに。」

もう一度お礼を言って電話を切った。

スッキリして、このままでもいいと思えるくらいだ。
一時間くらいはそう思えるかも。

でも動く。

携帯を充電して、もろもろ準備をして、退屈しのぎの本を選んで、出かけた。

服は、迷ってあの時の服を選んだ。
自分でも気にいって、試着してすぐに買おうと思ったくらいだった。
イメージが変わったとかじゃなくて、スッキリしてると思って。

少し凡庸に埋もれていた中の自分らしさが見える気がして。
それでも桐乃さんが目指したほど男っぽくはならなかったらしい。
でもカーテンを開けた時の驚いた顔に自分が満足した。

思い出してにやけそうになる表情を引き締めて、出かけた。

電車の中では電話は出来ない。
駅についてから、すべてが駅に着いてから。

すれ違いで出かけてたらすごく悲しいけど。

それでも待つつもりだ。
数カ所のカフェをはしごして、夕方までも待てる。

もう一週間も待ったんだから。
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