関係者の皆様、私が立派な大人になれるその日まで、あと少しだけお待ちください。

羽月☆

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3 自分のホームで挑んだ最後にしたい舞台。

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甘そうな焼き芋を抱える。
胸にじんわりと温かい熱が伝わる。

少しの緊張と少しの期待が勝手に心の中でくるくると混ざり合ってる。

そんな気持ちで目の前の焼き芋を見る。
ついつい買ってしまった。
甘くておいしそうだったのだ。

近くの八百屋さんの売り場の前で、ドラム缶の中で焼いてくれていた。
よく買っていたのは小学生の頃。
懐かしい。
しばらく行ってなかったら、すっかりオジサンがおじいさんっぽくなっていた。
お店は早くから開いてるかわりに、午後七時くらいには閉まる。
だから小学生の頃はお母さんと買い物に行ったり、前を通ったりして、よく挨拶してたのに。
その内、前を通ることも少なくなり、通っても開いてる時間じゃなくて、見かけることが少なくなっていた。

「あれ、珍しいね。芽衣ちゃん?大きくなって、美人になって分からなかったよ。」

「お久しぶりです。おじちゃんも元気ですか?」

「勿論、元気元気。」

「あら、芽衣ちゃんじゃない。可愛くなって。あんなに小さかったのに、いきなり大人になったみたいじゃない?」

「こんにちは、おばちゃんも元気そうで。」

「まあね。」

「芽衣ちゃんは働いてるんだっけ?」

「いえ、大学生です。」

「そう。大人っぽくなったね。オーエルさんみたい。」

微妙な響きのOLの発音。
その『OLさん』に早くなりたいのに、なかなかなれないんです。

「おじちゃん、焼き芋ください。甘いのがいいな。」

「おう。サービスするよ。大きいのがいいよね。」

そう言ってクルクルひっくり返して指でつついて、一番大きいのを包んでくれた。
新聞紙に、そのまま包まれた焼き芋。
ざっくりとした感じが商店街っぽくていい。


「はい。うちのは甘いよ。」

「ありがとう。いただきます。」

「また来てね、芽衣ちゃん。」

「は~い。」

二人に手を振って新聞に包まれた焼き芋を抱えて帰った。

家に帰ってキッチンに行ったら、すぐにお母さんに見つけられた。


「あら、いい匂いね。ご飯前に食べるの?」

「少しだけ。一番大きいのをおじちゃんがくれたの。大きくなって美人になって、可愛くなったって、おじちゃんとおばちゃんに褒められたよ。」

「それは自慢の可愛い娘ですから。お父さんとお母さんのいい所を総取りして、可愛くないわけないでしょう。」

「・・・・それは身びいきです。」

だって大学四年間もとても静かな青春の日々だった。
誰も私に絡んでこなくて、自分でも絡む相手を見つけられず。
一番懐いたのが定年間近のおじいちゃん教授って、どういうことよ。


少しだけお母さんと焼き芋を食べて。


「お母さん、明日ね、教授が一人紹介してくれるって。」

黙っていられなくて、つい言ってしまった。
結果が分かるまで内緒にしようと思ったのに・・・・。

「ええっ、何?どんな人?いくつの人?」

え?

「お母さん、男の人じゃないよ、男の人だとは思うけど、会社だよ、就職の事だよ。」

「あ、あら・・・・・そう。でもいいじゃない。どんな会社なの?」

「詳しくは教えてもらってない。本当に一応紹介するだけだって。私があんまり落ち込んでるから。でも会社の方では新人の採用はしたことがないし、今のところ全く欠員はないんだって。中途採用の即戦力しかとらないし、もともと社員思いの会社で辞めたりする人もいないって。家族の都合で休んでも復帰しやすい環境だって。だから一度入るとすごくいい会社なんだけどって言ってた。」

「そう。そんな会社だったらご縁があればいいけど、どうなんだろうね。」

「うん、明日会うの。教授の部屋で、面接とあとちょっとしたテストがあるって。」

「教授の部屋だったら馴染みのホームじゃない。リラックスして面接してもらいなさい。」

「うん。頑張るつもり。・・・・ごめんね、なかなかいい報告が出来なくて。」

「いいわよ。その時はバイトでもしてみれば。今まで全然心配かけてないし、順調に育ってきたんだから、少し位足踏みして考えてもいいのよ。」

「ありがとう。」




約束は14時。
お昼を軽く済ませて、しっかりメイクをして、スーツとコートのリクルート姿で大学に行った。
今は試験前でフラフラしてる学生もちらちらとしかいない。

どんな会社なんだろう?
軽いテストって何?
早めに行って教授に相談に乗ってもらうつもりだった。

「芽衣、何?どこ行く?教授のところ?」

後ろから走って来て肩を掴まれた。
落ちこぼれのアンだった。

「アン、久しぶり。元気そうね。」

「ああ、寒いな。教授のとこ行くなら一緒に行こうよ。」

「いいよ。・・・・・内定もらったんだって?良かったね、おめでとう。」

「ああ、もうおかげさまで。特にいろいろ面倒見てもらってありがとう。最後の卒論だけは何とか手伝ってもらわなくても仕上げようとして頑張ってるんだ。芽衣は・・・・どう?」

何となくリクルートのこの格好で分かってるだろう。

「まだ。」

「何でだろう。緊張しすぎるのかな?絶対いいのに。すごくいいのに。」

変な励ましだが自分でもアンよりはと思ってたのに。
それでもダメと判断されてる自分。

「今日、これ提出したら暇なんだけど、一緒に食事しないか?」

「うん・・・・・・。」

教授の紹介で面接とは言いにくい。
一番のお気に入りってみんな思ってる気もするから。
なんだかそんなところを頼ってしまったみたいで。
そんな甘えを見すかされそうで。

「ちょっと用事があって、5時には終わるけど、その後どうなるか分からなくて。」

「待ってたら迷惑?図書館で調べ物したり、することはあるんだ。学内にいるから。」

「うん。じゃあ、とりあえず用事が終わったら連絡する。でもダメだったらごめんね。先に用事が出来たらそっちを優先していいから。連絡して。電話は出れないけど、後で見るから。」

「うん、じゃあ、お互いに連絡しよう。」

勉強嫌いなのに、図書館で調べ物って、本当に卒論は一人でやるんだね。
もしかしたら私が誰にも会いたくない気分かもしれないのに。

取りあえず約束の30分前には教授の部屋に着いた。
当然まだ来てない。

ちょっとホッとした。

アンがトイレに行った間に教授にお願いして、仕事を手伝うって言う口実を作った。

教授も私の気持ちを分かってくれたから。

でも、アンはなんとなく察したらしい?

「またご指導を頂きにまいります。」

そう言って立ち上がった。

入り口のところでこっちを向いた。

「じゃあ、芽衣、終わったら連絡待ってるから。絶対連絡してくれよ。忘れるなよ!」

そう言ってドアを開けながら手を振って・・・・・・。

その開いたドアの向こうに明らかに大人の二人の姿を見た。
ホッとした笑顔で見送っていた私はスッと表情がなくなった。
アンもビックリしたのかすみませんと謝りながら、一人の人が脇によけた隙間に吸い込まれるように見えなくなった。

ああ、少し教授に相談したかったのに。
全然そんな時間がなかったんだよね。
その人達だよね・・・・・・。


ドアが大きく開いて、二人が入ってきた。
思わず直立不動でいる私。
ひとりの人がにっこりと笑顔を向けてくれた。

「早かったね。どうぞどうぞ。入って。」

二人が入ってきた。
会社の人事部の人だろうか?
教授の知り合いなのは確実だけど、若い。

動けずにぼんやりと2人を見ていた。

「芽衣ちゃん、大丈夫、ちょっと魂抜けてない?」

教授の揶揄いにハッとして、急いで挨拶をする。

「こんにちは。初めまして。大曲芽衣と申します。お忙しい中わざわざありがとうございます。」

深々とお辞儀をした。

「まあ、皆、ソファに移動ね。朝陽君、あとで紅茶を四人分お願いしていいかな?」

「もちろんです。今日も美味しい手土産を用意いたしました。紅茶に合いますよ。」

「ありがとう。芽衣ちゃん、うれしいね。芽衣ちゃんのお陰で今日は楽しいお茶会が出来るね。」

教授はきっと私の緊張をほぐそうとしてくれてるんだと思う。
でも無理。
足と手がきちんと動いてるのかすら怪しい・・・・、あ、バッグ、履歴書・・・・。

デスクに置いたバッグを持って、一番後ろからソファ席に行く。
空いてるところ、教授の隣に座る。

カチンと固まった私。

「じゃあ、さっそく始めようか。誰か来たらやりにくいし。紹介したら、後は部屋を留守にするしね。」

教授を見た。いなくなるの?
そばにいてくれないの?

そう聞きたい視線にゆったりとした笑顔で答えられた。

「ありがとうございます。お部屋をお借りすることになりますが、大丈夫ですか?」

「うん、向かいの部屋にいてドアを開けとくから、誰か来たら向かいに来てもらうし、あとは電話が鳴ったら留守番だと言って芽衣ちゃん、取ってくれる?」

「はい。分かりました。」

時々そんな事はあった。
だいたい学内の連絡だし、伝言だけ聞いて折り返し電話してもらえばいい。
ただ、緊張の中で、ちゃんといつも通り対応できるのか自信がない。


「じゃあ、こちらが先ほどの名乗りのとおり、大曲芽衣さん。私の可愛い生徒です。芽衣ちゃん、こちらは知り合いの会社経営者とその秘書・・・でいいのかな?共同経営者でもいいし。トップの二人だよ。若いのに偉いでしょう?この二人も僕の自慢できる知り合いだよ。それじゃあ後は二人に頼んで、外野に徹します。じゃあね、芽衣ちゃん。」

そう言って立ち上がった教授が、肩を叩いてきた。

「芽衣ちゃん、分かるけど、少しリラックスして。朝陽君、よろしく。」

「はい。大曲さん、よろしくお願いします。秘書の郡司朝陽です。」

そう言って笑顔をくれた方の男の人が名刺を差し出してくれた。

ありがたくいただく。
手が震えてる気がする。

教授が歩いて部屋を出て行った。
そっちを向きたいけど我慢した。

静かにドアが閉まって、少しの間静かになった部屋。
相変わらず暖房機が頑張る音だけは聞こえる。

隣の人が社長らしい。
さっきから笑顔もないし、動きすらない。

視線は本当に冷たいくらい冷静で。

「春日社長、お願いします。」

郡司さんがそう言って社長を見る。
春日さんという社長らしい。
二人とも若い、同じくらいの年だろうけど、30歳前かも。
名刺の社名を見ても仕事についてはよく分からなかった。

「あ、すみません。」

急いでバッグの中から履歴書を取り出した。

もう何度となく印刷して送ったもの。
封書でも、エントリーシートとしても。

クリアファイルに入れていたそれをバッグから出して、差し出す。
秘書の郡司さんへ。

郡司さんが取り出して、春日社長の前に置く。
手に取るでもなくちらりと見る。
視線が軽く一往復して、顔が上がり、目が合う。

教授・・・・楽しいお茶会・・・・この後あると思いたいです・・・・。

相変わらず社長の視線は冷静で。

「自分の環境は恵まれてると思いますか?」

最初の質問はそれだった。
何かトラップがありますか?

「はい、恵まれてると思います。」

取りあえずイエスノーの即答で。

「何が?」

「豊かな時代と国である今の日本に生まれ、健康で、家族に愛されて、ここでもいい仲間や教授にも恵まれてます。今は仕事をするところを探してる状態で、不安はありますが、それくらいです。実際は両親が急がせてくる事もなく、ただ自分が焦ってるばかりだと言う事実も含めて、とても恵まれて、幸せだと思ってます。」

「今の自分に足りないものは?」

「小さい事ならたくさんあるでしょうが、自分では分かりません。同世代の友達と比較して明らかに足りてないと思うものはないつもりです。ただ、運と縁がなくて、後は評価に値する実力はないらしく、このような状態ですが、自分では何がとは言えません。分かりません。分かったら努力します。逆に自分に欠けているものが何なのか知りたいです。」

「一人っ子ですよね、競争心とか、向上心とかは?」

「確かに一人っ子です。両親も厳しい方ではないです。でも、自分では努力家で頑張り屋だと思ってます。他の人に負けないように頑張ってきましたが、自分だけというタイプでもありませんでした。仲間と一緒に頑張ってもきました。向上心もあります。自分が置かれた環境の中で頑張ります。頑張ってきたつもりです。ここまでどこからも内定がとれなくて、偉そうには言えませんが、そうしてきたつもりです。」




「何が足りませんか?もし教えていただけるようでしたら、その冷静な目で見えている、私の欠けている部分を教えていただけないでしょうか?」

そう聞いてみたら、ちょっと目が大きくなった。

「あ、すみません。教授は逆に私には近すぎるようで、指摘しずらいのかと思って。誰も何も言ってくれないですが、採用する会社の方として、私に足りない点が見えるのかと。」

「特にないです。」

思わず声のした方を見た。
秘書の郡司さんから出た言葉だった。

「春日社長、何か見えますか?本当に知りたいようなので、社長が何か気が付いたことがあれば教えれ差し上げればいいのでは。私には見当たりませんが。」

そう言って郡司さんが春日社長を見る。
春日社長の片眉が器用に上がる。
『お前は何を言ってるんだ?』
そう言う感じだろうか?

「あの、ありがとうございました。郡司さんにそう言っていただけただけでうれしいです。今は面接中でした。流れを遮ってしまってすみませんでした。どうぞ、続きをお願いします。」

春日社長に向き直り、一つ息をつく。

「以上です。あとは実務能力を見たい。郡司に対応してもらう。」

そう言って春日社長が席を立った。
口が開いた。
さっさと部屋を出て行った春日社長の後姿を見て、急いで視線を郡司さんに戻す。

「よろしくお願いします。」

「簡単なチェックです。リラックスしてください。普通の人ならできるくらいの事です。」

笑顔が優しい。
陰と陽というくらい対照的とも言えそうなふたり。

パソコンを出してこちらに向ける。

「この文章を同じように打ってください。トラップがあります。なのでそっくりそのままにはなりませんよ。一応時間を計りますが早ければ偉いと言うものではないです。気楽にどうぞ。」

そう言っても手がこわばって。

「ちなみに試験は二つです。基本的なソフトは使いこなせますか?」

「オフィスなら、後は少し遊びでいくつか使ったことがあるソフトがあるくらいです。特別な技術が必要でしょうか?」

「それがですね・・・・。実際には今の状態で社内に欠員も補充要員の希望もない状態なんです。だから何がどうなるか、まだ全然分からなくて。とりあえず一通り何が出来るか知りたいというところです。」

「それでしたら、こちらを参照ください。アルバイトやそのほかの受講セミナーの内容を列記しました。今まで特に褒めてもらえたということもないですし、どこの会社でも引っかからなかったので、珍しいほどでもないと思いますが。参考までに。」

自虐的にもなるというものです。


「ありがたいです。後で社長に見せてもいいですか?」

「はい。もちろんです。ちらりと見るくらいの情報かもしれませんが。」

「大丈夫です。」

簡単にそう言ってくれた。

ホッと肩の力が抜ける。
春日社長がいなくなったのは、良かったのかもと思ったりして。

もしかして、わざと?


「じゃあ、始めますか?」

「はい。よろしくお願いします。」

指をグーパーに開いてキーボードに置く。

「なんだか誰かと競争しそうですよ。」

笑われた。

「ああ、そうですよね。」

肩を上げ下げして、笑顔になれた。

「お願いします。」

トラップは多分誤字脱字のタイプミスだろう。
文章がつながるように数か所を訂正したものを打つ。
なんてことない、と思ったりもした。

終わりました。

そう言ったらゆっくり時計を見た郡司さん。
その動きものんびりしている気がして。

チラリと見ただけ?


「じゃあ、書類は保存しておいてください。タイトルはテスト①で、デスクトップに置いててください。」

「はい。」言われた通りにする。


「続けても大丈夫ですか?」

「はい。お願いします。」

「じゃあ、これです。同じようなやり方で。」

そう言ってエクセルの書類を作った。
本当に基本的な事。

まあできる。普通出来る。

デスクトップにはテスト②まで書類が並んだ。
その課題を終えて、質問をされた。

「実家暮らしですか?」

「はい。ここは通いやすくて。」

「じゃあ、バイト代は全部お小遣いですか?」

「はい。一部貯金と、学費代と言って両親に渡しましたが、残りは自分で自由にできました。」

「なるほど。」

会社の業務内容について聞きたいけど、早いのだろうか?
でも何も聞かないのも変かもしれない。

「あの、御社はどういった業種になるんでしょうか?教授からも何も伺ってなくて。」

「ああ、そうですね、一般的ではありませんが、広告業と人員育成と派遣と、物流と・・・・まあ、いろいろです。一応は人材派遣業ということになっています。」

「ありがとうございます。」

結局良く分からない気もするが。

「さてこれで終わりです。お疲れさまでした。ちょっとお待ちください。向かいでくつろいでるだろう二人を呼んできます。」

私のバイト&セミナー歴のファイルを持って歩いて行った郡司さん。

誰も来ず、電話も鳴らず、しばらく一人で留守番となった。
数分後、三人が和やかな雰囲気で戻ってきた。
和やかなのはやはり二人で、春日社長は相変わらず・・・・クールだった。

立ち上がり、お礼を言う。

「本当にありがとうございました。」

教授も含めてそう言いたい気分で。




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