関係者の皆様、私が立派な大人になれるその日まで、あと少しだけお待ちください。

大学四年の前半、就活に勢い込んで突入した大曲 芽衣(おおまがり めい)
気がついたらもう冬になっていた、まだまだ決着もついてない私の戦い。

ゼミの教授の部屋で毎日泣き言を聞いてもらい、励ましてもらい。

それでも全然ダメだった。

見かねた教授のお世話で何とか面接をしてもらったのは小さな会社。
明らかなコネで押し込んでもらい秘書二号として修業がスタートしました。


無口な春日社長と、素晴らしく笑顔のやさしい郡司さん。

午後にはお茶会などもあり、ちょっとお客様状態で・・・・・。

早く役に立ちたい、ちゃんと胸張って社会人だと言えるくらいの仕事がしたい!
自分の思いだけが空回りする。

徐々に社長秘書二号として社長と二人きりの外回りが増えていきました。
いろんなドキドキを感じて、無口な社長の背中について行きます。


人と人がつながること、それは本当にちょっとしたきっかけとタイミングが必要だったりする。


大人になりたい芽衣がちょっとだけ一歩を踏み出す、そんなお話。





春日 太郎 郡司 朝陽
狭間教授
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