婚約破棄を告げたら、氷の侯爵の溺愛が限界を超えました

ひなた翠

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第五章:新婚

新婚初夜

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 結婚式は、夢のような時間だった。

 白いウェディングドレスを纏い、バージンロードを歩く。エドワールが祭壇の前で待っていた。いつもの無表情ではなく、柔らかい笑顔で私を見てくれた。

 誓いの言葉を交わし、指輪を交換した。私たちは、正式な夫婦になった。

 七歳の頃からの夢が叶った。エドワールの妻になること――。

 寝室に入ると、エドワールが扉を閉めた。鍵がかけられる音が響く。エドワールが振り返り、私を見つめる。熱を帯びた瞳には抑えきれない欲望が滲んでいる。

「レティシア、ウェディングドレス、とても綺麗だったよ」
 エドワールが囁いた。一歩、近づいてくる。

(綺麗って言ってもらえて良かった)

 彼に気に入ってもらえるように、吟味して選んだのだ。

「ウェディングドレス姿の君は、天使のようだ」
「それは……言い過ぎです」

 褒め言葉に、頬が熱くなる。エドワールが私の頬に手を添えた。

「今からドレスを脱がしてもいいか?」

 囁きに、心臓が跳ね上がった。エドワールの手が私の背中に回り、ドレスのファスナーを下ろしていく。ゆっくりと、愛おしそうに。ドレスが床に落ち、白い下着姿になった。エドワールの視線が私の身体を這う。

「美しい」
 囁きに、恥ずかしさが込み上げてくる。身体を隠そうとすると、エドワールが手を掴んだ。

「レティシアの全部を見たい」

 真剣な声で言うとエドワールが私を抱き上げ、ベッドへと運ぶ。柔らかい感触が背中に伝わった。エドワールが私の上に覆いかぶさってくる。

「今日からは、遠慮しない」
 囁きが耳元で響いて、身体が反応してしまう。

(今までだって、遠慮しなくて良かったのに)

 彼は優しいから、私の心と身体を大切に扱ってくれていた。それはそれで、嬉しいけれどすれ違って辛い思いをするくらいなら、遠慮してほしくない。

 エドワールの唇が私の唇に重ねられた。最初から深く、激しいキスだった。舌が侵入してきて、口内を蹂躙していく。息が苦しくなるほどの長いキス。離れると、糸が名残惜しく引いていった。

「エドワール様……」
 思った以上に甘ったるい声で名前を呼んだ。エドワールの瞳が優しく細められる。

「今日からは、敬称なしで呼んでくれないか」
「え……?」
「エドワールと」
「エドワール……」

 緊張しながらも名前を呼ぶ。エドワールの表情が嬉しそうに蕩けた。

「ああ、いい。もっと呼んでくれ」

 エドワールの手が私の身体を撫でていく。首筋、鎖骨、胸。下着を外され、肌が露わになった。冷たい空気が肌に触れ、鳥肌が立つ。

「柔らかい」
 囁きながら、エドワールが胸を揉む。指が先端をつまみ上げ、転がしてくる。

「ん……」
 思わず声が漏れてしまう。エドワールの唇が胸の先端に触れ、舌で舐め上げる。吸われ、甘噛みされ、身体が跳ねる。

「エドワール……」
 エドワールが顔を上げ、私を見つめた。

「気持ちいいか」
「はい……」

 私の返事を聞いて、エドワールが満足そうに微笑む。

「もっと気持ちよくしてあげよう」

 囁きながら、手が腹を撫で、太腿へと滑っていく。内側を撫でられるだけで、息が荒くなった。エドワールの指が秘所に触れ、ゆっくりと撫でられ、熱が集まっていく。

「もう濡れている」

 囁きに、恥ずかしさが込み上げてくる。エドワールの指が中に入ってくる。出し入れを繰り返し、中を探るように動く。

「あ……」
 エドワールの指が奥の敏感な場所を擦ると、身体が震え、快楽が押し寄せてくる。

「ここが気持ちいいんだな」
 囁きながら、同じ場所を擦ってくる。快感で腰が浮き、シーツを握りしめた。

「エドワール……もう……」
「イキそうか」
「はい……」

 エドワールの動きが速くなり、奥を激しく擦られる。身体の中心から、何かが弾けるなり全身が痙攣し、甘い声が漏れた。

「綺麗だ」

 エドワールが嬉しそうに笑顔を見せて囁いた。指が抜かれ、エドワールが服を脱ぎ始める。

シャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、全裸になる。鍛えられた身体が月明かりに照らされる。引き締まった腹、盛り上がった胸板。そして、大きく反りかえった男性の象徴に私の腹の奥が疼く。

「怖いか」
 エドワールが尋ねた。私は首を横に振った。

「怖くないです。エドワールとなら」

 エドワールの瞳が揺れ、私の上に覆いかぶさってくる。熱いものが秘所に押し当てられて、ゆっくりと押し込まれていく。

「力を抜いて」

 優しい声で言ってくれる。エドワールが私の手を握ってくると指が絡み合い、強く握り返す。

 彼の熱杭がゆっくりと、奥へと進んでいく。身体が覚えているのか、まるで彼のが入ることを喜んでいるかのようにすんなりと飲み込んでいく。

「全部、入った」
 エドワールが囁いた。額にキスを落とす。

「大丈夫か」
「はい……大丈夫です」

 エドワールが腰をゆっくりと動かし始めた。腰を引き、押し込む。前回より優しく、丁寧に。私の様子を確認しながら、ゆっくりと動いていてくれた。

(もう痛くないのに……エドワールは心配性ね)

「気持ちいい……んぅ、あっ」
 エドワールの動きが少し速くなる。奥を擦られるたびに、快楽が広がっていく。

「レティシア……愛している」

 エドワールが囁いた。額を合わせ、見つめ合いながら繋がっている。愛を確かめ合うような、甘い時間に心も身体も蕩けていくようだ。

「私も……愛しています、エドワール」

 エドワールの動きが激しくなり、奥を何度も突かれる。手を繋いだまま、見つめ合いながら、激しく求め合う。

「あっ、あっ、あ、んぅ、ああ」
 エドワールの速い律動に快楽が高まっていったところで、奥を激しく突かれる。

「あああっん」
「イクぞ、一緒に」

 エドワールが奥で止まり、熱いものが注がれる感覚があった。同時に、私の中でも何かが弾けた。全身が痙攣し、エドワールの名前を甘く叫んでいた。

 互いの身体が落ち着いてくると、エドワールが私を抱きしめてくれた。
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