婚約破棄を告げたら、氷の侯爵の溺愛が限界を超えました

「婚約を解消していただきたいのです」

十八歳のレティシアが十一年間の婚約に終止符を打とうとした瞬間、
冷静だった侯爵エドワールの理性が崩壊した。

「君が大人になるのを、どれだけ待ったと思っている」

十六歳の日、キス寸前で身を引いたのは嫌悪ではなく——
「止まれなくなるから」我慢していただけ。

誤解が解けた瞬間、十一年分の想いが爆発する。
氷の仮面を被っていた侯爵の、独占欲と溺愛に満ちた本性が露わになる。

朝まで続く、甘く濃密な初夜。

「君は私のものだ。誰にも渡さない」

すれ違いの先に待っていたのは、深すぎる愛だった。
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